「脳と阪急と電車」 | 福盛貴弘の脳炎日記

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日常生活で起きたことを素朴に書き記しています。
まずは、予告編2編をご覧ください。

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2012年5月、一時退院をした時に見た映画。
自宅のテレビで久しぶりにテレビをゆっくり見た。

オープニングが始まる。
いろんな場面が流れる。

その時点で涙が止まらなくなる。
その断片を見るだけで、いろいろな先を予測して泣いていたのだ。

脳の混乱は、いろいろな障害を引き起こす。
その一つに、感情のコントロールがきかなくなることがあげられる。

オープニングでただただ泣いていた。
号泣か慟哭かは覚えていないが、涙が止まらなかった。

阪急電車で巡り合うさまざまな人のオムニバス。
「その出会いは偶然なんかじゃ……ない」というキャッチコピーが秀逸。

中谷美紀さんの復讐の仕方に泣き笑い、宮本信子さんの説教に泣き笑い。
いい映画である。

最後まで感情をコントロールできず、散々泣いた。
でも、泣き笑いになっていった。

「『終着駅は、きっと笑顔。』」というコピーにふさわしい展開であった。
いい映画である。

大阪の家は京阪電車沿いなので、阪急電車はめったに乗らない。
退院後、神戸方面に出張の際、阪急電車に乗る機会を得た。

しかし、何のドラマもなかった。そりゃそうである。
非日常だから、映画になるんだから。