カミナリの危険を少しでも減らすために | 登山経験ゼロ、運動経験ゼロ、都内在住の30代独身・事務系OLのあなたが富士山に登頂するには?

登山経験ゼロ、運動経験ゼロ、都内在住の30代独身・事務系OLのあなたが富士山に登頂するには?

特に刺激のない毎日を送り、休みの日も家でゴロゴロ。
気づけばもう、一週間が過ぎていた・・・。

そんな日常から一歩抜け出し、日本人なら一度は登りたい富士山にチャレンジ!
ほんの少しの勇気と、ある程度のコツさえ知っていれば富士山は登れます!

関東甲信地方が平年よりかなり早く梅雨明けしました。


いよいよ夏山シーズンの到来ですね!


それでは前回 の続きです。



8月下旬~9月初旬は、なぜカミナリの危険が少なくなるのでしょうか?



カミナリが発生する大きな原因の一つは、


真夏の高温です。


通常、


暖かい空気は上にたまり、冷たい空気は下にたまります。


住宅で考えてみても、


1階の方が寒くて、2階の方が暖かいのはこのためです。



真夏、もともとの高温に加えて、


日光で暖められた地上の空気は、上に向かいます。


これが上昇気流となり、上空の冷たい空気に冷やされることで、


水蒸気、つまりができるわけです。



高温であればあるほど上昇気流は強くなり、


雲がどんどん分厚くなっていき、積乱雲となります。


こうなると、


カミナリが非常に発生しやすい状況になるわけです。



7月の梅雨明け後から8月のお盆のあたりまでは、


猛暑になりやすいため、カミナリが発生する確率が高いです。


8月下旬以降ともなれば、

気温は少しづつ下がっていく傾向になりますので、


カミナリの発生は比較的少なくなる


というわけです。



富士山は6合目から上には木がなく、


カミナリの標的となるものが人間くらいしかありません


カミナリが不意に近づいてきた時、


すぐそばに避難できる小屋がなければ、かなりの恐怖です。



私が富士山レンジャーをやっていた時にも、


カミナリはたびたび発生し、しばしば停滞を余儀なくされました。


山頂で男性がカミナリにうたれて亡くなったこともありました。



ただ、富士山では、


日本アルプスと比べると、


カミナリの発生は少ない方です。



真夏の日本アルプスでは、


毎日カミナリが発生するといっても過言ではありませんが、


富士山では感覚的には3日~4日に1度、という印象です。


それほど過剰に心配する必要はありません。



ただ、


私のように、カミナリがどうしても苦手(笑)


という方は、8月下旬~9月初旬頃に登ることをオススメします。



長くなりましたので、続き は次回です。


落石の話です。




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