遠征最終日。
はよ起きれたんで、三角(みすみ)線乗り潰してから、筑後船小屋向かうことに。
博多を5:11の始発電車に乗り、熊本7:23着。
着いた熊本駅は高架化工事の真っ最中でした。
ここも次来るときには大きく姿を変えているのだろう。
三角線はすでに高架となった5番ホームから発車。
クラシカルなディゼルカーと高架の近代的光景がミスマッチ。
三角線は、熊本から往復二時間の旅。
ちょっと海が見えたり、終点の間際で軽く峠越えしたりする以外はわりと平凡な路線でした。
ただひとつハッとしたのは赤瀬駅。
峠のトンネルの手前にあるこの駅を見て、いつかの18きっぷのポスターを思い出しました。
1998年春のポスターなのだそう。
ムカシの18きっぷのポスターは撮影駅の注釈なんて付いてなかったから、
どこの駅で撮られたものかがちょっとした謎で、それを探すのもひとつの楽しみでした。
20年近くも経って知ることになろうとは。
古い記憶の感傷に浸ってるうちに三角駅着。
これにてJR九州完乗。
せっかくなんで駅長さんに記念の写真撮ってもらいました。
ここまで来たら天草まで行きたいところだったけど、船小屋が僕を待っている。
JR九州完乗もいいけど、ファーム本拠地制覇が今回の旅の目標なのだ。
乗ってきた列車で折り返し、筑後船小屋へ。
途中乗り換えた宇土駅で「うと餅」食べたぐらいがせいぜいの観光でした。
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筑後船小屋11:33着。
熊本方面からの列車だったため、降車客は少なめ。
しかしながら球場に着くと、ちょうどテープカットセレモニーを行ってるところでたくさんの人。
タマホームの社長や筑後市を含む7市の市長、そしてホークス水上監督によるテープカット。
あんまりちゃんと撮れてないけど、僕はこういうときの水上監督のにこやかな表情が好きだ。
セレモニーのあと、球場と反対側の方向に目をやれば巨大な室内練習場が。
その偉容はホークスの強さを象徴しているかのよう。
一軍が来てもおかしくないレベル。
そしてその横にはJR鹿児島本線が走るという西京極球場方式(泣)
在来線の向こうには九州新幹線の高架も見えるので、新幹線からはロッテ浦和のように球場がよく見えるんじゃないかと
入場列に並んでたらお祝いのお餅が配られるも、ものの1分くらいでなくなるという苦難(泣)
そらそうなるわ(泣)
12:00にファンクラブの先行入場が始まり、
12:30にようやっと一般入場開始。
入口では開業記念のキーホルダーが配られていました。これは球場マニアとしてはありがたい(泣)
▽球場全景
▽内野スタンド
大きな屋根は、雨ばかりか夏の厳しい日差しからも守ってくれるのではないかと。
ちなみにバックネット裏は指定席で、自由席は一塁側と三塁側。
自由席には背もたれがありません。
フィールドシートやバルコニーシートがあるのも、ファーム球場としては新しい。
ちなみに外野席はありません。
フェンスのソトはすぐ駐車場。
球場に入ってこじんまりした印象を受けるのはこのせいかと。
ちなみに応援団の来場はなし。
外野がごらんの通りだし、内野で応援活動をしようにも外野寄りのところはバルコニーシートになってるからやりづらいんじゃないかと。
やっぱ二軍の応援活動は地方開催に限る。
▽フルカラー式のスコアボード
イニングの合間にはヤフオクドーム同様CMが流れる仕様。
福岡でしか見れないローカルCM見れるのでちょっと得した気分。
スタグルも充実。
幕の内800円、ドリンク類200円と良心的なお値段。
驚いたのはトイレのキレイさ。
まるで空港かホテルのトイレのよう。
これは女性にはうれしいんでないかと
試合前には筑後市を含む7市の市長によるメモリアルピッチ(結構グダクダやった 泣)
ホークス水上、カープ水本監督に花束の贈呈が行われ、
タマホーム玉木社長の始球式で試合が始まりました。
…どうでもいいけど、カープの花束回収役がメヒアで萌えた(泣)
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∇今日のスタメン
【広島】【ソフトバンク】
(遊)桒原 (中)釜元
(二)上本 (右)真砂
(指)メヒア (左)上林
(三)堂林 (指)江川
(中)土生 (遊)牧原
(一)美間 (一)猪本
(左)バティスタ(三)塚田
(捕)磯村 (捕)細川
(右)高橋大 (二)金子圭
(投)中村祐 (投)東浜
PL水口/1B山村裕/3B須山(記:伊藤)
∇試合
ソフトバンク2x-1広島(タマスタ筑後14:00/観衆3113)
広 000 000 010=1
ソ 000 000 002x=2x
ソ)東浜8-○スアレス1
広)●中村8.1
本塁打)
広)磯村 1号ソロ(8表 東浜)
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こけら落としにふさわしい白熱した試合。
序盤はホークス東浜、カープ中村祐太の息詰まる投手戦。
ホークス東浜が切れのある変化球でゴロアウトの山を築けば、カープ中村は伸びのある直球でフライアウトの山を築いていく。
試合が動いたのは、8表。
この回先頭のカープ磯村がレフトへのタマスタ第1号弾を放ち、カープが先制します。ソ0ー1広。
このリードを背負ったまま中村は9裏のマウンドへ。
あまりの出来のよさから、ホークスファンも完封負けを覚悟しましたが、
一死から2番の真砂がライト前ヒットで出塁すると、続く3番上林がライト線を破るツーベースを放ち、一死2・3塁。
このチャンスに4番江川が左中間を破る2点タイムリーを放ち、ホークスが逆転。ソ2xー1広。
ホークスが劇的サヨナラ勝利を収めました。
試合後、観客に挨拶をする江川は本当にうれしそうだった。
自分でも言ってたけどもう「12年目」。
これをきっかけに一軍に羽ばたいてほしい。
ほんで打たれた中村も下向くな
熱投を続けた中村と、9回まで投げさせた水本監督の心意気に拍手しようじゃないか。
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こけら落としに来てよかった。ただただそれだけ。
試合の余韻に浸りながら、鹿児島本線に揺られ、福岡空港から名古屋への帰途に就いたのでした。
これにてファーム本拠地制覇。
すばらしい記念になりました。
筑後ありがとー