サービス残業は無くなる | 追伸 4jhから愛を込めて

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フォージョウハーフ 代表 日比野は、考えます。

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サービス残業問題は解けない決してパズルではない。
これは、ここ3年ほど、この問題に取り組んできた、
私の正直な感想である。

もちろん、利潤の追求という旗頭をおろさない。
そこにあるのは、解決までの時間が長いか短いかである。

私がこの問題に本腰を入れて取り組みだした、
切っ掛けとなったエピソードを紹介したい。

社労士である私には、守秘義務があるが、
了解をいただいたので紹介したいと思う。

そのエピソードには、労使関係構築の基本があると思う。

そして、それが企業の成長につながる事を証明している。今から3年も前であろうか?従業員規模は、正社員5名、アルバイトが数名。IT企業・ネットショップ、若者向けの高級貴金属を販売していた。業績は、うなぎのぼりで、休む間もないという表現が的を得ており、夜が更けても灯りが消えない日が続いていた。忙しくとも業績が昇っているので、スタッフの皆さんの表情は、一様に明るく活気に溢れていた。そんな中、カスタマーサービス新人スタッフA君は、日付が変わる頃になってもパソコンの画面を見つめていた。その表情には、明るさはなかったように思う。A君は、サービス残業の毎日が続いていた。新人であるから、仕事は当然、遅く、彼に残業代を支払えば、他のスタッフより高額な賃金を支払うことになってしまうので割増賃金も支払われなかった。ある日、社長と幹部であるスタッフの方と飲みいった。そして、その時、幹部のBさんと私は、社長に『この状態は危ない、未払い残業が多いことももちろんだが、A君も健康が心配だ』A君は責任感が強く、真面目で、外に向けてストレスを発散するタイプではなかった。それだけに、幹部のBさんは、配置換えかそれが無理なのであれば、会社を辞めてもらったのほうが良いのではないか?この仕事に向いていないのではないか?そんな意見であった。その意見は、決して間違ってはいないと思う。いくつもある正解のうちの一つであろう。もし、A君が倒れるようなことがあれば、それは、会社を傾けるような事態になることもあると私は、社長に意見したように思う。その時の社長の言葉とその行動が、私は忘れることが出来ない。『Aが倒れて、会社が倒れるんやったら、会社を潰してもかまわない。 Aは男なんや、これからもずっと働いていかなあかんねん、 どこかで、一回、死ぬ思いしてでもやらなあかんねん』A君は、お客様へ返答をしなければならない案件を数え切れないくらい溜め込んでいた。誰かにバトンタッチしてでも、それをこなさなければ、それは、会社の業績に大きく影響しそうであった。しかし、社長は、『その対応は、Aにやらせる。それで、あかんのやったら、潔くお客さんに謝ろう』と。 そして、社長は、『配置転換も退職勧奨もしない、俺が明日からずっとAに 張り付いて、仕事を教える』 そう宣言した。労働基準法など、たかが60年前に出来たものだ。もちろん、法は守らねばならないが、それよりもずっと前から明文化されてはいないが、守り、築いていかねばならない大切なものが存在したはずだ。その会社は、その後も業績を伸ばし続けた。YAHOOショップで、年間最優秀ショップの座を何期も連続して勝ち取っている。そして、顧客サービスのよい店としても賞も受賞する。スタッフの賃金は、特別に高額なわけではない。しかし、人件費は高い。幹部候補生には、専属のコーチングトレーナーをつけ、一流のトレーナーに依頼し、研修を実施する。私がいただいている報酬もその人件費の一部であろう。賃金は、そのスタッフの能力に値するものだけしか支払わない。しかし、スタッフが成長するためには、お金は使う。今でも企業規模は、あくまで中小である。しかし、人材に対する待遇は、大企業以上である。こんな会社を、行政を含めて、外野からとやかく言わせない組織体系にすること。契約関係を構築すること。それが、社労士の仕事であろう。私たちが守るべきは、法律ができるよりもずっと前から存在する大切なものである。そんなかけがえのないものを守るために私たちには、法律を使う機会が付与されている。その会社は、株式会社NEELという。このブログに社長のブログのリンクを張っている。魑魅魍魎が跋扈するWEBの世界で、誠実で正直に経営している姿が垣間見える。本当に成功する会社は、実は、新しいことをやっているようで、実は、とても懐かしいことをしている。私の技量は、恥ずかしい話、NEELの成長に追いついていない。 -4JHから愛を込めて A君は、その当時、確かに仕事が遅かった。 お客様にどうして返答が遅れたのか?  彼は、人間関係において、実に丁寧なのだ。 人が発する一つ一つのメッセージに他人よりも 誠実に対応しようとする思いが強いのだ。  他人が、適当に返答することでも、一つ一つ、 心と頭を総動員しようとするのであろう。 確かにスピードを要求する仕事には、適正はないのかもしれない。 しかし、決して欠点ではない。場面が変われば、美徳にもなるはずだ。  昨年暮れのNEELの忘年会で、A君にあった。 今は部署を異動し、ページをデザインする部署にいる。 彼に聞いた、『どう仕事は?』  『楽しいです、仕事が面白いです』と。 彼の表情はあかるかった。  社長の粘り勝ちである。この会社は強い。 人気blogランキングに参加しています。見てくれていると分かるとうれしくなります、ありがとうございます。下記をクリックするとポイントが加算されます。応援してください! ⇒ココをクリック!さて今日の順位は?