『このチーズ(=モンドール)、フランスではイクラくらいなの?』と尋ねる婦人アリ。
日本価格の3分の1から4分の1くらいですな。
仏国が安いというより、日本(関税)が高いのだ。
モンドールは、8月15日~3月15日の季節限定で生産される。
広告も9月10日に開始、5月10日に終了する。
仏国では、日常のルールは”無し崩し”になるのに、こういう決まり事は厳重に守られる。
モンドールに使用されるお乳は、”モンベリアル(地名)のウシ”限定。
期間限定、季節限定、ウシ限定のチーズじゃ。
同じウシでもパリの牛では、モンドールは作れない。
パリに牛がいるのかどうか知らんけど・・。
オレはチーズ食いではないけれど、チーズの生産をウシの都合(自然のサイクル)にあわせているところが、さすが酪農国。牧歌的余裕がトレビアーン。
つまり、春は、ウシが出産して、お乳が大量に出る。このお乳は仔牛の授乳用が最優先。
秋~冬になると、お乳の量がガクンと減る。その分、成分がギュっと濃縮されていて、チーズには好条件。この期間のお乳がモンドールになる。
というような話が、スーパーの小冊子に載っていたのだ。
モンドールの値段を訊かれた日、偶然、モンドールの生産者の談話が載っている小冊子をみつけてん。チーズもシンクロすんの?
小冊子には、こんな↓簡単レシピも。
(↑炒めたキノコを、モンドールの中に放りこみ、丸ごと(容器ごと)アルミホイルに包み、オーブンに入れるだけで出来上がり、らしい)
モンドール&ヨンジョール