早朝のお寺にて
一服の清涼剤のような
蓮の花
夏の土用入り
暦では
今日から18日間、立秋前の8月6日まで
「夏土用(なつどよう)」という期間にはいります
土用は年に四回あって
それぞれ春夏秋冬季節の変わり目に18日間あるんですね。
よく耳にする土用の丑にうなぎを食べよう
というのは夏土用
今年の土用の丑の日は7月30日
うなぎを予約されている方も多いのではないでしょうか?
暦で表していても
季節の節目って
そんな急に「はい明日から夏やで!、冬やで~」ってならないですよね。
季節の変わり目は
寒かったり、暑かったりといろいろ変化し
気候も安定していないです。
☯️陰陽の考え方でも「極まれば転じる」時には
陰陽が重なっている所がありますよね。
土用はその重なっている所にあたります。
夏という季節が極まり、次に秋に移行していく
そんな時期です。
ていうか
実感としては
まだまだ夏真っ盛りなのに「秋」ですか!?
という感じです。
さて、そんな季節の変わり目
土用におすすめの過ごし方があります。
土用の養生
何事も変わり目、というのは
変化が起こりやすい。
自然現象も、人の身体も。
そんな時期は
⭕️大きなことを成さず、ゆったり過ごし
⭕️内観や瞑想、マインドフルネス
⭕️心身のメンテナンス
にいい時期と言われています。
*内観とは、自分の意識や状態をみずから観察すること
そして土用の時期は五行説に当てはめると
「土」になるので
「脾」を、つまり胃腸を労って欲しいのです。
土用は胃腸を労わる
「夏バテ予防にスタミナのあるものを食べる」
と、よく言われます。
ウナギをはじめ
焼肉など、なんとなくガッツリ食べるイメージがありますが。。
カロリー過多の現代では
むしろ「ガッツリ食べすぎ注意⚠️」です。
ガッツリ食べることは
消化にエネルギーを使うことになりますので
逆に「脾」を弱らせてしまいます。
栄養をとることはいいことなのですが
消化に負担のないようにバランスよく摂られるのがおすすめです。
今の時期には特に!
胃腸を冷やさないために
冷飲食に注意
これは本当に意識して欲しいです。
暑いので
かき氷、ジュース、冷え冷えのビール
などなど
ガブガブ飲みたいところですけれど
胃腸のためには
極力減らしてくださいね。
特に前回の冷え性さんの方
疲れやすい方
は気をつけてくださいね。
また、胃腸を労わるには
「よく噛む」というのもおすすめです。
よく噛んでいるということは
内観にもつながります。
そして今自分の身体が何を食べたがっているか
またそれは食べる必要があるのか、などを考えてみるのも良いと思います。
⭕️ ガッツリ食べない
⭕️ 冷飲食をさける
五感を磨く
そして、
土用の暮らし方だけではないですが
日々の自然の営みを感じ取れる「感覚」を身につける暮らし方も大切
夏空の青さ
夏雲の動き
生い茂る植物
キラキラ光る水の流れ
生命力に溢れた夏の美しさに心を寄せてみてはいかがでしょうか?
朝日や夕日を見ると毎日少しづつ登り沈みの位置がずれていますよね。
夜空を見上げてみると星の見え方が冬とは違いますよね。
そんなことからも大自然の営みを、
感じると思います。
そんなことを感じる「五感」を磨くのに
「土用」はとてもおすすめの時期です。
原点回帰
また土用には「原点回帰」というキーワードもあります。
今一度、自分の足元を確認するのも良いですよね。
なので、この時期こそ
落ち着いて過ごしていこうかなと思います