脅迫者（支配者）に対処するには①

前回からの続き
「脅迫者(支配者)」「尋問者」「傍観者」「被害者」

脅迫者(支配者)は、人に緊張と恐怖心を抱かせることで・・・。
人からエネルギーを奪います。

常に威圧的な態度で、気に入らないことがあると・・・。
怒鳴ったり、時には暴力を振るったりして、相手を支配しようとします。

上司のパワハラなどが、それにあたるかもしれないですね。
こういう上司にあたったら、周りの人は常にビクビクして、機嫌を損ねないよう気を使って疲れます。

脅迫者タイプに、自分のエネルギーを奪われないために、どう対処したらいいのか？
それは、必要以上に顔色を伺ったり、ビクビクしないことです。

私がデパートに勤めていたころ、まさにこのタイプの上司（フロア全体のチーフ）がいました。
陰でみんなから、スターリンとかヒトラーとか言われていました。

仕事はできるのですが、とにかくワンマンで、威圧感がありました。

みんなビクビクして、何を言われても反論もせず、兵隊のように仕事をしていました。

二言目には、「俺は人事部長とツーカーの仲だ」と公言して脅すのが得意で・・・。
実際、彼がいる間、何人か異動したり辞めたりしていきました。

彼が気に入らない人が辞めると、送別会を開くことも禁じるので(こういうとこ本当に子供っぽい)・・・。
私たちは仕方なく、こっそり送別会を開いたりしていました。

そんな恐ろしい上司でしたが、私はある出来事をきっかけに・・・。
あろうことか、スターリンに反抗してしまいました。

今なら長いものに巻かれてやらないかもしれません。
若かったんですね～。

その出来事とは、私が担当しているショップの棚に・・・。
その上司が断わりもなしに、別のショップの商品を置いたのです。

私が担当していたショップの売り上げは、当時前年比80%くらいで・・・。
置き変えられた商品は、前年比120%くらいの伸張見せていたイケイケのショップ。

冷静に考えれば、フロア全体の売り上げを上げるためには、仕方のないことでした。
理由をちゃんと説明してくれれば、私も納得したと思います。

が、私は苦戦している売り上げの中で、その棚をどうすればいいか真剣に考えていたので・・・。
いきなりの有無を言わさない上司の行為に、とても腹が立ったのです。

「勝手にそんなことするなんて、ひどいじゃないですか！
私だって、いろいろ考えがあるのに。」

まさかペエペエの女子社員に文句を言われるとは、上司は夢にも思っていなかったのでしょう。
私は売り場のど真ん中、他の社員やお客様もいるなかで・・・。