楽譜を綴じる~その2 | 遠い夏に想いを

遠い夏に想いを

アメリカ留学、直後の72年の夏に3ヶ月間親子でパリに滞在。その後、思い出を求めて度々訪欧。

 前回の綴じ方は少々マニアックでしたがどうでしょうか。今日も申し訳ありませんが、楽譜に興味のない方はスルーしてください。


前回の綴じ方

<ずらして重ねた処にテープを張り、残りを裏面に折り曲げて貼る>
譜06

今日の綴り方:


1.接着剤とテープで綴る(片面と両面コピーの場合)
  特にぺージ数が多い場合はこの方法が適してます。
2.紙片と接着剤とホッチキスで綴じる方法


作業手順

 コピーの取り方と糊つけ方法


コピーの取り方

 両面コピーは元譜の通りにします。1ページ目は片面コピーになる場合があるので注意が必要です。
 片面コピーではそのままでいいのですが、糊付けの際に注意が必要です。


糊付け(片面コピー)
 全てに共通しますが、コピーはページ毎に左右端を貼り合わせます(1センチ幅くらい糊をつける)。上下端は貼りを付けません。
 元譜の順番通りにセットします。


譜02

1.接着剤とテープ

②貼り合わせたコピーを全部揃えてセットします。
③左側をテープでとめる。このままだと、中のページが
 ばらばらになるので、各ページを全てテープでとめます。
譜03
 この場合手順が異なりますが、各ページを裏側からテープで
 とめると仕上がりが綺麗になります(テープが見えない)。

 上の写真の楽譜は20ページのパート譜になります。


2.紙片と糊とホッチキス
①2センチ幅位の紙片(2センチXA4縦幅で、和紙のよういに極力
 薄くて柔らかい紙がいい)を作ります。
紙片
②必要枚数を準備します。真ん中で二つ折りにして、
 重ねてホッチキスで三か所とめます。例えば、紙片3枚で
 12ページ作れます。
③糊でコピーを紙片に順次貼っていきます。

譜01

短所と長所
 1はテープの使用量が前回の貼り方より圧倒的に増えますのでテープの場所が厚ぼったくなります。但し作業が難しくないし、剥がれることもありません。
 2は出版譜と同じ形で綴じるための変形です。手間がかかり、結構大変ですが仕上がりは綺麗でしっかりしています。


 これ以外にも色々あるでしょうが、今回はこの辺でお終いにします。


 Viosan の「ミネソタの遠い日々」
1970年に私たち夫婦・子供連れでミネソタ大学(University of Minnesota)へ留学した記録のホームページにもどうぞ