いい夫婦の日に思うこと
今日は夫婦の日。
ここで今までお互いよく頑張った??私と妻の話をこのブログで書ければ「良い夫」なのですが、実は、私にとって11月22日は特別な日なのです。
25年前、高校2年生だった今日。私の祖母が亡くなりました。
そう、今日は祖母の命日なのです。
祖父と祖母は、今となっては小さな農地でししとうや春菊、人参、じゃが芋、落花生を作り私の父を育てました。私にとっても、畑や田んぼは小さいころからの遊び場であり、学びの場でもありました。
この時期になると、春菊の出荷が始まるので、作業場で開放式ストーブをたき、さつま芋を焼きながら春菊を詰めていたことを思い出します。小さかった私も、春菊を丸めて袋に入れるのを手伝わされました。
祖父と祖母は、喧嘩をたくさんしていた記憶があるのですが、今から思うと「おしどり夫婦」であったと思います。そんな仲の良い夫婦でしたが、私が中学校2年時に祖父が亡くなりました。それ以来、祖母は、仏壇の前で良く泣いていた様に記憶しています。
祖父母の営んでいた時代の農業は、「農協全盛」の時代。需要と供給のバランスでは、需要の方が多く、農協のビジネスモデルが非常にうまく行っていた時代だと思います。
そんな中で私は、赤ん坊の時から祖父や祖母におんぶされ田んぼや畑に行っていたのですが、「今日は連れて行けない日」が必ずありました。
時は農協全盛期―
農協の営農指導を受け、農協で農薬や肥料を買い、そこからできたものはすべて農協へ出荷が当然と言う時代のことなので、私の祖父母もきっと何の疑問も持たずに作物を作っていたと思います。
しかし、「私を連れて行けない日」は、実は除草剤を散布する日だったのです。きっと祖父母も、直感的に体に悪いことを察していたのでしょう。
今でこそ、減農薬や無農薬が当たり前となっていますが、「概念」そのものが無かった時代。
そして、営農情報と言えば農協一本。もちろん、作れば売れる時代であったとも思います。
祖母の死因は、急性白血病。
ある日突然、鼻血が止まらないと言って病院へ行き、そのまま入院。退院することなく、そのまま逝ってしまいました。
これは、あくまでも私見ですが、農薬による健康被害であった可能性を否定できないと考えています。
この様な、経験が私自身の中にあるからこそ、薬剤の散布は適切かつ最小限に行わなければならないと考えています。もちろん、農薬は使用しないことにこしたことは無いのですが、作り手の生活の保障や消費ニーズに対応するためには、必要な時もあるのです。
そこで、消費者の皆さんに知っておいていただきたいのは、農家も好き好んで農薬をかけていないという事実です。
繰り返しますが、私たち愛農グループは、農薬に関しては使わなくて良いものは使わない。使わざるを得ないものは、必要最小限度を適切に使用するという栽培原則に立った生産を続けています。加えて、良いものをお求めやすい価格で流通させるためにも、農薬散布=生産コスト上昇だと捉えています。これからも、この栽培原則に沿って、太陽、水、土、空気、作物の状態をしっかりと観察し、作物が健やかに育つようにお手伝いをしたいと考えています。
話は前後しますが。。。。
11月22日―
夫婦の日―
祖父の後を追うようにして逝った祖母。
小さい私に「もっと春菊を丁寧に丸めなさい」って言っていた姿が思い出されます。
端折った文章になりまた。恐縮ですm(_ _ )m
ここで今までお互いよく頑張った??私と妻の話をこのブログで書ければ「良い夫」なのですが、実は、私にとって11月22日は特別な日なのです。
25年前、高校2年生だった今日。私の祖母が亡くなりました。
そう、今日は祖母の命日なのです。
祖父と祖母は、今となっては小さな農地でししとうや春菊、人参、じゃが芋、落花生を作り私の父を育てました。私にとっても、畑や田んぼは小さいころからの遊び場であり、学びの場でもありました。
この時期になると、春菊の出荷が始まるので、作業場で開放式ストーブをたき、さつま芋を焼きながら春菊を詰めていたことを思い出します。小さかった私も、春菊を丸めて袋に入れるのを手伝わされました。
祖父と祖母は、喧嘩をたくさんしていた記憶があるのですが、今から思うと「おしどり夫婦」であったと思います。そんな仲の良い夫婦でしたが、私が中学校2年時に祖父が亡くなりました。それ以来、祖母は、仏壇の前で良く泣いていた様に記憶しています。
祖父母の営んでいた時代の農業は、「農協全盛」の時代。需要と供給のバランスでは、需要の方が多く、農協のビジネスモデルが非常にうまく行っていた時代だと思います。
そんな中で私は、赤ん坊の時から祖父や祖母におんぶされ田んぼや畑に行っていたのですが、「今日は連れて行けない日」が必ずありました。
時は農協全盛期―
農協の営農指導を受け、農協で農薬や肥料を買い、そこからできたものはすべて農協へ出荷が当然と言う時代のことなので、私の祖父母もきっと何の疑問も持たずに作物を作っていたと思います。
しかし、「私を連れて行けない日」は、実は除草剤を散布する日だったのです。きっと祖父母も、直感的に体に悪いことを察していたのでしょう。
今でこそ、減農薬や無農薬が当たり前となっていますが、「概念」そのものが無かった時代。
そして、営農情報と言えば農協一本。もちろん、作れば売れる時代であったとも思います。
祖母の死因は、急性白血病。
ある日突然、鼻血が止まらないと言って病院へ行き、そのまま入院。退院することなく、そのまま逝ってしまいました。
これは、あくまでも私見ですが、農薬による健康被害であった可能性を否定できないと考えています。
この様な、経験が私自身の中にあるからこそ、薬剤の散布は適切かつ最小限に行わなければならないと考えています。もちろん、農薬は使用しないことにこしたことは無いのですが、作り手の生活の保障や消費ニーズに対応するためには、必要な時もあるのです。
そこで、消費者の皆さんに知っておいていただきたいのは、農家も好き好んで農薬をかけていないという事実です。
繰り返しますが、私たち愛農グループは、農薬に関しては使わなくて良いものは使わない。使わざるを得ないものは、必要最小限度を適切に使用するという栽培原則に立った生産を続けています。加えて、良いものをお求めやすい価格で流通させるためにも、農薬散布=生産コスト上昇だと捉えています。これからも、この栽培原則に沿って、太陽、水、土、空気、作物の状態をしっかりと観察し、作物が健やかに育つようにお手伝いをしたいと考えています。
話は前後しますが。。。。
11月22日―
夫婦の日―
祖父の後を追うようにして逝った祖母。
小さい私に「もっと春菊を丁寧に丸めなさい」って言っていた姿が思い出されます。
端折った文章になりまた。恐縮ですm(_ _ )m
週間ダイヤモンドにて興味深い記事
健康食品の市場規模が2兆円あるそうだ。
主軸は、いわゆる「サプリメント」。健康補助食品。
ダイヤモンドの記事には、ダイエットサプリのことが載っていた。
何をかくそう、私もそのサプリの購入を迷ったことがある。
フェイスブックで購入を迷っていることをアップすると、「私も飲んだことがありますが、絶えずお腹がゆるい感じで、おすすめできません」と友人からコメントが入った。
ズバリっ!ダイヤモンドの記事にも同じようなことが載っていた。
以下、ダイヤモンドより
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
東京都内に住む30代の女性は、このサプリを飲んだその日、妙な動悸と、熱っぽさを覚えた。翌日には激しい嘔吐と下痢を繰り返すようになり、一切の食べ物を受け付けなくなったという。
「ひとときもトイレから離れることができないほどの腹痛に加え、じんましんまで出た。3日間寝込んで会社を休まざるを得なくなった」(30代女性)
いわゆるメタボに悩んでいた中年の男性は、妻からこのサプリをプレゼントされた。「心配してくれているんだ」とうれしくなって早速飲んだところ、下痢をはじめ、目まいや立ちくらみを覚え、やはり寝込んでしまったという。
症状の程度にこそ違いはあれど、多くの人が通常の色ではない便が出たり、下痢の症状を訴えたりしている。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
内容は、サプリのウソを暴いているような記事。
食べ物を作るものとしては、サプリのウソにも興味があるが、視点は、サプリの市場が2兆円もあること。全くを持って「もっと滋養豊富な農産物をしっかり作らなくては」と言う思いに駆られた。もちろん、忙しいビジネスパーソンにとって、お手軽に栄養を補給できたり、不足がちなものをピンポイントで摂取することは望ましいのかも知れない。
でも、本当にこのままで良いのか。。。
私は、サプリが悪いといっているのでは無い。
ただ、疑問に思うことがある。
サプリを飲んでいる人たちの普段の食生活はどんな感じなのだろうか?
疎かにはなっていないのだろうか?
もし、ないがしろになっているのであれば、本末転倒。
やはり、依存は良くない。
私たちが作っているのは、お米、野菜、たまご。
作らなければならないのが食文化!?
多忙を極める現代人であっても、「どうぞ、偏りのない食事を」と勧めたい。
主軸は、いわゆる「サプリメント」。健康補助食品。
ダイヤモンドの記事には、ダイエットサプリのことが載っていた。
何をかくそう、私もそのサプリの購入を迷ったことがある。
フェイスブックで購入を迷っていることをアップすると、「私も飲んだことがありますが、絶えずお腹がゆるい感じで、おすすめできません」と友人からコメントが入った。
ズバリっ!ダイヤモンドの記事にも同じようなことが載っていた。
以下、ダイヤモンドより
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東京都内に住む30代の女性は、このサプリを飲んだその日、妙な動悸と、熱っぽさを覚えた。翌日には激しい嘔吐と下痢を繰り返すようになり、一切の食べ物を受け付けなくなったという。
「ひとときもトイレから離れることができないほどの腹痛に加え、じんましんまで出た。3日間寝込んで会社を休まざるを得なくなった」(30代女性)
いわゆるメタボに悩んでいた中年の男性は、妻からこのサプリをプレゼントされた。「心配してくれているんだ」とうれしくなって早速飲んだところ、下痢をはじめ、目まいや立ちくらみを覚え、やはり寝込んでしまったという。
症状の程度にこそ違いはあれど、多くの人が通常の色ではない便が出たり、下痢の症状を訴えたりしている。
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内容は、サプリのウソを暴いているような記事。
食べ物を作るものとしては、サプリのウソにも興味があるが、視点は、サプリの市場が2兆円もあること。全くを持って「もっと滋養豊富な農産物をしっかり作らなくては」と言う思いに駆られた。もちろん、忙しいビジネスパーソンにとって、お手軽に栄養を補給できたり、不足がちなものをピンポイントで摂取することは望ましいのかも知れない。
でも、本当にこのままで良いのか。。。
私は、サプリが悪いといっているのでは無い。
ただ、疑問に思うことがある。
サプリを飲んでいる人たちの普段の食生活はどんな感じなのだろうか?
疎かにはなっていないのだろうか?
もし、ないがしろになっているのであれば、本末転倒。
やはり、依存は良くない。
私たちが作っているのは、お米、野菜、たまご。
作らなければならないのが食文化!?
多忙を極める現代人であっても、「どうぞ、偏りのない食事を」と勧めたい。