弘前大学 フィールドサイエンス研究会

弘前大学にあるフィールドサイエンス研究会(F研)のブログです。
コラボ5F、白神自然観察園分室で活動しています。


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こんにちは、4年の佐藤(仁)です。
…ついに私も学部では最終学年です。時が経つのは早いですね。
 
自身のF研ブログデビューは3年前の6月15日でした。
 
あと1年も残っていませんが、とにかく虫顔だけは気合で書ききります。
(甲虫・アミメカゲロウ目他いろいろ撮れなかったけど)何が何でも書ききります。

…と、いうわけで今回の虫顔はチョウのなかまでは最後となるセセリチョウ科の顔です。
とはいっても、実はセセリの顔は2種類しか撮ってないんですよ (しかも使いまわし) …あぁ…OTL
 
1頭目、イチモンジセセリ (Parnara guttata) です。
セセリの顔といえば、黒くて円らな複眼と広めの額 (?) です。
あと、偽瞳孔のあるセセリの種って見たことがありませんが・・・果たしているんでしょうか?
 

そして2頭目、オオチャバネセセリ (Polytremis pellucida) です。
ええ…残念ながら全体的にイチモンジセセリのそっくりさんなので、それといって差がありません…。
ここまで来たら、なんだか Normal チャバネセセリのお顔も欲しい所ですね。
 
 
なんだか2枚だけだと物足りないので、横顔も貼っておきました。
これはコキマダラセセリの顔です。口吻が伸びていますね。
今回セセリ全体の写真は用意していませんでしたが、この写真の口吻、セセリの胴体と同じくらいの長さがあります…。
こんなのが、普段はあの顔の中にコンパクト収納されているわけです・・・どこにそんなスペースがあるんだか・・・。
 
 
セセリチョウの複眼は、絶対的な大きさは割と大きい方ですが、頭部に占める割合は他のチョウと比べると小さいです。
シジミチョウやシロチョウの複眼の方が、相対的な割合として大きく見えます。
 
 
他のチョウと同じように半球型の複眼をしているけれど、前から見ても横から見てもやっぱり額 (?) が広いというか…。
ただ、むしろ複眼が小さくて黒いことで若干哺乳類感がありますね!
こう…モモンガとかリスみたいな。
しかも哺乳類に似て胴がもっふもふで、さらに噛みつかないので尚更かわいいですよね!

うん、鱗翅目昆虫はかわいい。
ものすごくかわいい。

疲れた時に鱗翅目昆虫の写真を見ているだけで、とても癒されます。
 
そして!
次回からは魅惑のガ類
さらなるもっふもふが大集合!
乞うご期待!

文責: (これを書くまでモモンガとムササビの違いを知らなかった)佐藤(仁)
 
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皆さん、お久しぶりです。

無事二年生に進級したサクラダです。

 

春になって青森でも蝶が飛び始めました。

 

この春から、蝶の標本づくりを始めたい人も多いはず!(でしょ?)

今回は蛾や蝶の標本作りに欠かせない「展翅板」の作り方を紹介しますよ!

 

展翅板って高いですよね。

大きさにもよりますが、大体一個1000円以上します。

直接購入できるお店も少ないですし、困ったものですね。

 

そこで、貧乏学生サクラダは自作の展翅板を使っております。

 

自己流ですが、皆様の参考になればと思い作製方法を書かせていただきます。

 

 

 

自作をするメリット

 

安い!(材料費は一個300円くらい)

 

自由にサイズを決められる!(大きい虫、小さい虫、細い虫、太い虫……)

 

えらい!(自分で作るなんて偉い!)

 

 

 

用意するもの

 

・木の板

 底板、天板、高さを出す板

・スチロール板

・木工用ボンドor両面テープ

・紙やすり(細かい目のもの)

・のこぎり

 

 

以上。

 

 

 

作り方

 

 

その1・材料を買う

 

 

用意する木材は、展翅したい昆虫の翅や胴体のサイズを考えて選びましょう。

 

ホームセンターの木材コーナーに行くと、様々な幅の木材が揃っています。

木材は何でも良いと思いますが、私は安くて加工しやすいのでスギ材を使っています。

パイン材は硬くて針が刺さらないかもしれません。

(既製品は桐とか使ってるのかな・・・?)

こんな感じで、まずは天板底板に適当な板を組み合わせてみましょう。

(画像は7センチ幅の木材に3センチ幅の木材を組み合わせてみたものです。良い感じですね。)

 

続いて、高さを出すための木材(桁?)を物色しますが、注意。

昆虫標本の高さをそろえる平均台という道具がありますが、平均台の規格に倣うと、虫体の高さは25mmとなっております。

先ほど選んだ天板の厚さとあわせて、25mmになるように選ぶと良いでしょう。

(ここらへん、既製品の展翅板はどうなんでしょうね。サクラダは自作の展翅板しか使ったことがないので分かりません・・・。)

 

お、良さそう。

(さっきの画像の天板の厚さが7mm、この木材の厚さが18mmなので合わせてジャスト25mmです。)

 

板の長さは60センチでしたが、レジで30センチにカットしてもらいました。

ホームセンターには木材カット工作道具貸し出しなどのサービスがあるので有効活用しましょう!

 

あとはスチロール板を100円ショップで買ってお買い物は終了。

 

 

 

その2・組み立てる

 

さあ、いよいよ最終工程です。(早い)

良い感じにのこぎりで切った材料達を接着するのですが、ボンドや両面テープで十分です。

私は乾くのを待つのが面倒なので両面テープのみで接着していますが、強度的には問題なし。

(そもそもそんな乱暴に使う代物ではないですし・・・。)

 

では、さっそく

 

合ッ・・・

(底板に桁とスチロール板を貼り付けます。両端の桁だけだと天板がたわむ場合は、上の画像のように真ん中あたりに桁を設置すると良いでしょう。サクラダは面倒くさがり屋なので普段はやりません。)

 

 

体ッ!!

(天板を桁に貼り付けます。しっかりと接着できたらやすりがけをして天板をなめらかにします。)

 

完成!

 

 

どうですか?意外と簡単でしょう?

木材の代わりに紙張りのスチロール板をつかう方法もあります。

 

今回紹介した展翅版のほかにも、

天板に傾斜のついた展翅板や、小さい蛾を展翅する専用の展翅板、幅を変えられる展翅板などがあります。

工作に自信のある方は作ってみてくださいね。

 

私がこの記事を通して伝えたかったことは、

「買えないなら作る!」という精神です。

 

虫捕り少年諸君!

お金にものを言わせるような大人になっちゃダメだぞ!!

 

 

 

 

文責:(善良なる虫捕り坊やの味方)サクラダ

 

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新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます!

(画像は昨年の弘前公園の夜桜)

 

新生活が始まり、不安と期待の板挟みで何かと大変だと思います。どうぞ先輩方に助言を求めるなりして、早めに生活を軌道に乗せていただけたらと思います。

 

さて、4月15, 16日に弘前大学の文京キャンパスで大勧誘会なるものが開催されます。ここでは大学公認の課外活動団体が、新入生に対して一斉に勧誘を行います。(入学式早々、熱烈な歓迎を受けた方もいるのでは?あれよりもっと大きな規模で行われます。)

 

参加は強制ではありませんが、サークル・部活動への参加を考えている人は冊子やポスターだけで決めるのではなく、この大勧誘会に訪れて、実際に活動している先輩方と話をしてから検討することをお勧めします。

 

ここからが本題!

私たちフィールドサイエンス研究会は15日創立50周年記念会館の2階岩木ホールでブースを出展しています。大きめの看板を掲げているはずなので、それを目印に来ていただけたらと思います。

 

ブースには標本などを置き、スライドを使って主な活動方法について説明します。このブログを見て少しでも気になった方は、冷やかしでもいいので来ていただけたらと思います。

 

自然についてでも、大学生活についてでも、おいしい店についてでも、まだ見ぬ新入生と一緒に語り合える事を楽しみにしています!それでは、良い大学生活を!

 

フィールドサイエンス研究会         代表  寺嶋公紀

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こんにちは。
お久しぶりです。
二年になりましたヒノです。
自分も先輩となることですが、今年はどんな後輩が入ってくるのでしょうか。
両生類好き、虫好き、魚好き、植物好き、どんな後輩か楽しみです。
もしブログを見ておられる弘前大学新入生の方がおられれば是非一度、F研の定例会に来てみてくださいね!お待ちしております。

さて、挨拶はこのくらいにしておいて、昨日の弘前市での採集について書こうと思います。
昨晩はF研部員3人で弘前市の某所にトウホクサンショウウオ(Hynobius lichenatus)の観察に行きました。


ちなみにこちらが調査の様子です。
懐中電灯で照らしながら水中を観察しています。

ここは毎年産卵されている雪解け水のたまり場なのですが観察してみると。。。



ありました。
トウホクサンショウウオの卵のうです。
トウホクサンショウウオの卵のうはクロサンショウウオの白いアケビ型の卵のうとはちがってコイル状です。
水中の杉の葉や枝などに産み付けます。
このときはまだ17時くらいであったため明るくて成体は見受けられませんでした。

こちらはスネークカメラで水中から撮影したものです。やはり成体は見受けられませんでした。


つぎにヤマアカガエル(Rana ornativentris)を見ることができ、こちらがヤマアカガエルの卵のうです。
また、成体は何十匹と水中を泳いでいました。

こちらがヤマアカガエルの成体です。
抱接している個体もいました。

そして時間も19時となり暗くなりました。
再び水中を観察していると。。。

トウホクサンショウウオの成体が見つかりました!
まだ個体数も少なかったため産卵が始まったばかりだと見受けられます。
また後日、産卵の確認に行きたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。

              文責:ヒノ
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 こんにちは、有機化学で四苦八苦中の佐藤(仁)です。
 化学は苦手です。 目で見えないものは理解しにくい傾向があるので・・・(~m~;)
 
 最近有機化学の教科書で
 『温度が高くなると、化学反応は進行しやすい』
という文を見つけました。
 
 そのときふと思ったのが
 「動物もあったかい場所を好む(南の方が生息する動物種数が多い)」傾向があるな、と。
 
 動物は自分で体温をうみだす(恒温)か、まわりから熱をもらう(変温)かして生きています。
 動物体を構成する細胞は、その中身を構成する分子が化学反応を起こすことによって、タンパク質やら何やらを生成したりします。

 つまりあったかい場所に動物が多いのは、周辺の環境から熱をもらうことができ、生命活動に関する(体内・細胞内での)化学反応が起きやすいからではないかな…と。
 
 要するに、細胞の活動は化学に支配されている、ってことになるんでしょうけれど、
となると動物の生理学を学ぶにあたり、やはり 
有 機 化 学 か ら は 逃 げ ら れ な い 

 ………残念。とても残念。
 (ただ、こうなるとクリオネとか説明がつきませんね。実際どうなんだろう…。)
 
 さて前置きというか雑談が長くなってしまいましたが、今回はタテハチョウ科の虫顔、後半戦です。
 
 
(Hestina japonica) です。
大型で、翅は黒・白色のみで構成されていますが、なぜか顔だけオレンジが入ります。
口吻と複眼が黄色~オレンジ色を呈し、飛んでいてもすぐ目につきます。
(だがしかし捕れない)

ちなみに。
ゴマダラチョウ・アカボシゴマダラ・オオムラサキなどの幼虫は「ウサ顔幼虫」として知られています。
ウサギみたいでとってもとってもカワイイんです。 (※気性は激しい…らしい。)
気になったら検索してみてね。
 
 
コムラサキ (Apatura metis) です。
この種の幼虫も「ウサ顔」です。
成虫のビビットイエローの複眼やきょとんとした偽瞳孔もかわいいですよね。
 
 
ジャノメチョウ (Minois dryas) です。
真っ黒なのは私の撮影技術のせいではありません。 (でもピント合ってない)
モトがこんなんなんです。
翅の色も黒みがかったこげ茶色、顔の色が翅や胴と同化したタイプですね。
 
 
こちらは上記の種とは (多分) 別ですが、同じジャノメチョウのなかまです。
こちらは明るいですね。
よく見るとこの種は複眼から微毛が生えている…。
 
 
最後にテングチョウ (Libythea lepita) です。
こんな顔のチョウは (日本産蝶類では) この種だけです。
テングの鼻にように、何か伸びていますね。
 (また、今までの写真ではわかりませんが、これまでのタテハチョウ科のチョウと触角の形に差があります。)
 
 
テングの鼻に例えられた、複眼の間に伸びている部分を「下唇鬚 (かしんしゅ) 」といいます。
基本的に小さい下唇鬚なら多くのチョウで見られますが、ここまで大きくなるのはテングチョウとテングアゲハ (海外産) のなかまくらいです。
よく発達した下唇鬚は、この種の他に日本産のガのなかまで複数種にわたってみられます。
 

下唇鬚でにおいを感じたり、顔のパーツ (複眼・口吻) をお掃除できるそうです。 (下唇鬚は可動だそうです。)
 
(………それならテングよりゾウに例えた方がよかったのではないだろうか…)
 
 

これにてタテハチョウ科終了!
次回は蝶類ラスト・セセリチョウ科です。
 
 
 
 

文責 : (ゾウムシ・テングチョウ・カブトムシでピント合わせに苦労した) 佐藤(仁)
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