神在月をおいかけて~出雲紀行 奈良歴史ミステリーハンターIN IZUMO~【奈良・大和王国縁】 | 奈良ふしぎ歴史徹底攻略! 学校・教科書では教えてくれない奈良を親子でも100倍楽しめる観光ガイドブックブログ

神在月をおいかけて~出雲紀行 奈良歴史ミステリーハンターIN IZUMO~【奈良・大和王国縁】

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【出雲紀行】
  その1 はじめに。奈良から出雲へ、神話を辿る旅
その2 はじめに。奈良から出雲へ、神話を辿る旅
その3 はじめに。奈良から出雲へ、神話を辿る旅
その4 スサノオ伝。日御碕神社 ~奈良から出雲へ、神話を辿る旅
その5 スサノオ伝。八重垣神社 ~奈良から出雲へ、神話を辿る旅
(終)大国主・出雲国造り物語 出雲から、奈良へ

君が代がうたえなくて。 君が代 さざれ石の秘密。 ~ 出雲紀行で発見


学問の神様・菅原道真のルーツをたどる

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今更ながら、10月は神無月といわれていますが・・・

神無月は、厳密な暦をあらわしているのではなく、あて字であるという説がありますね。
神無月は、年に一度に全国の神様が出雲大社(島根県)に集まっている日と伝えられています。
このため、全国的に神様がいない月、神無月と呼ばれるようになったとか。
これに対して、出雲の地では、逆に神在月(かみありつき)と呼んでいますね。

奈良ふしぎ歴史徹底攻略! 学校・教科書では教えてくれない奈良を親子でも100倍楽しめる観光ガイドブックブログ-出雲大社


古事記日本書紀においては天照大神をはじめとする天の神々は、最初、九州高千穂に降臨した(天孫降臨)と言われています。
それであれば、神在月に、なぜ九州ではなく、島根出雲となるのでしょうね。
九州から奈良大和遷都したことを考えれば、奈良、もしくは天照大神を祀る伊勢の方が正当ではないでしょうか?

そこで出てくるのが出雲系民族です。

天の神々の子孫である神武天皇が東征をする以前より、この地の国を治めていたのがスサノオウノミコト
ヤマタノオロチ退治をはじめとする神話にもでてきますね。
このスサノオウノミコトを開祖とする出雲系民族。
この奈良で日本最古の都・大和朝廷が起こる以前に、日本を治めていたのが出雲王国ではないかという説があります。
この奈良では強大な力をもった豪族のひとつ物部氏の祖ニギハヤヒは、出雲系民族の一族であるとも言われています。

出雲系民族から天の神一族にとって代わる、ターニングポイントとなる神話があります。
それが、古事記の中の国譲りの神話ですね。

天照大神の命を受け、地上に降りたタケミカヅチという神様が登場します。
海岸に剣を突き立て、その上に胡坐をかいた姿で、出雲の国主たるオオクニヌシオオナムジ)と対峙します。
そこでオオクニヌシに国を譲るようにと迫るのです。
タケミカヅチは、君主であるオオクニヌシに国を譲るようにと説き伏せます。
更にオオクニヌシの息子であり宗教(内政)を司るコトシロヌシより権限の移譲を認めさせます。
最後まで抵抗したのは、同じく息子のタケミナカタ
出雲の軍事を司る神様です。
これを徹底的に打ち負かし諏訪長野県信州)まで追いやり、国譲りを成し遂げます。

豪族達が各地を支配していた時代。
タケミカヅチは、国土を統一すべく天より降臨する神の先兵として現れたのです。

そんなこんなで、旧暦の10月にあたる11月28日。

島根の皆様と交流をもてればいいなーという期待をもちつつ、
島根県は出雲へ取材にいってきますね。

もし、島根県出雲大社近辺在住の方で、奈良歴史ミステリーハンター☆鈴木にお会いしたいという方・・・
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