鑑定士と顔のない依頼人 | 花鳥風月文々草紙

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独身女と愛しの文鳥との平和でのほほんとした日々と、料理や好きな手芸や音楽と言った趣味のブログです。


これ観たかったんですよねぇにひひ

なかなか良かったです。


天才的な鑑定眼を持つ鑑定士ヴァージル。

誰とも付き合わず、唯一愛しているのは女性の

肖像画だけという変人。

そんな彼の元に美術品の鑑定依頼が来る。

クレアと名乗る依頼人は電話だけで姿を見せない。

苛立つヴァージル。

彼女の正体は何者なのか。

クレアに次第にのめり込んでいくヴァージル。

やがて大きな悲劇が訪れる・・



クレアという謎の女性に、ヴァージルは生まれて初めての

恋をします。

 ヴァージルという人、世界的有名な鑑定人であり、

 一流レストランに座ればイニシャル入りの彼専用の

 食器とワイングラスで料理が出てくるんです。

 こんな人がいるんだなってそこがびっくりでしたえっ


 早くに家族を亡くして養護施設で育ったヴァージル。

 協力者と共に自分の欲しい肖像画を安く落札して、

 生涯懸けて集めたコレクションだけが全てです。

 そんな彼が落ちた初めての恋。


 これ以上ないほどの残酷な結末が待ってるんです・・

ヴァージルは言います。

どんな贋作にもどこかしら真実があると。

これは最後の場面で意味を持ってくるんですよねぇ。


クレアという女性の正体。

ネタバレしちゃうけど、全てが嘘叫び

壮大な嘘だったんです・・


これから幸せな暮らしが待っている、

そんな期待を見事に裏切られてしまうんです。


全てを失って、これから孤独という牢獄で暮らす

であろうヴァージル。

クレアが話していた不思議な内装のレストランは

本当にありました。

これがどこかしらあるという真実。

そのお店に独り座るヴァージル。


彼は何を思うんだろう・・


久しぶりに見応えのある作品でしたグー




毛皮反対の絵本です、読んで下さい
http://moru.art-studio.cc/art/book.htm



 





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