こんな光景みたことがありませんか?
これから仲良くしていくための学校やビジネスの場ではなくて、どちらかというと、たとえばPTAとか町内会みたいな場所での「あるある」でしょうか。
ではまず、みなさんおひとりずつ自己紹介を、なんて司会の方がおっしゃって、端の席にいた人からひとりひとりが自己紹介をすることになります。
立ち上がってみなさんのほうを向き、
「ヨコミゾです。よろしくお願いします。」
とアタマを下げて、おしまい。
続く人も次々と同じ形式で滞りなくすすんでいき。
最後に司会の方に順番が回って、終了。
知っている人がたくさん含まれている場合はそれでも一向にかまわないのですが、40人近いPTAのひとクラス分とか、たくさんの人がいらっしゃると、せっかく名乗っていただいてもお顔とお名前を覚えることって、とても難しい(^_^;)。
自己紹介から人とのお付き合いが始まるのは、なにも日本だけに限ったことではなく世界共通のこと。
中にはもちろん、堂々たる話術で人に印象を残すのがお上手な方や、ユーモアあふれるお話しで自己紹介がお得意な方もいらっしゃいますよね。仕事柄、こういった自己紹介を自己アピールととらえて戦略的に使いこなす方にもお会いする機会はたくさんあります。
かくいう私は自己紹介はニガテなほう。余計な事を話してみなさんのお時間をたくさん頂戴し、退屈させてしまうよりは、と手短かにすませたいタイプです。
ところで、
英語では、自己紹介ってとにかく大切なもの。
というと、
「あー、アメリカ人は自己アピールが出来ないと出世しない?んだよねー。」
なんて、どこから聞いたのか分からない都市伝説?で納得してしまう方もいらっしゃいそうですが。
そうではなくて。
名前をきちんと覚える、覚えてもらうという手続きが、日本よりもはるかに重要なのです。というか、肩書きなどで呼びかけるという習慣が無いので、名前を覚えるしか手段が無いということ。
長くなるので、続きます。