怪我をした時は股関節が動きにくい/破傷風 | 股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

骨盤後傾から骨盤をおこし股関節を超なめらかに。体幹と四肢を連動させ動きの質を追及する。運動とは人の重心が移動することである。運動を成立させるべく構造動作理論(Anatomical Activity)に基づくトレーニング方法と身体観察について綴ります。

釘を踏んでから2週間が経った。
素足だと小趾球の辺りが若干痛い。
靴下を履けばほぼ大丈夫。
足の裏は感覚が鋭いということか?

踏んだ釘は錆びていたので破傷風を心配したが、もう大丈夫だろうか?
潜伏期間は数日から2週間くらいあり、その後発症するらしい。
口は開くし、全身の違和感や疲労感といった前駆症状はないし...。

しかし、1月は様々なことがあり大変だった。

「股関節が硬い」徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座-接地、釘を踏んでいたい

さて、股関節をスムーズに可動させるには骨盤立位が基本です。
骨盤後傾では大腿骨頭がヒップソケットに深くはまり込みロックされますので、重心を前に取り、骨盤を立てます。そして、足のブレーキを解除し、身体の土台である足をフラットに接地して股関節のニュートラルポジションを保ちます。

このときのフラット接地というのは、テクニック的なことではなく、医学的に足のアーチ構造を保った足で接地するということです。ですから足のアーチ構造が備わっていない場合にはリハビリ、トレーニングなどしっかり訓練する必要があります。
このフラット接地ができないと、せっかく骨盤立位に保てても股関節はスムーズに可動しません。

釘を踏んで以来、この2週間は股関節をあまり動かしてないような感覚があります。
傷口をかばって、フラット接地ができていない。
傷口を避けて母趾球で接地するしかないため大腿四頭筋でブレーキをかけているのです。
股関節は動かないはずです。

足に怪我をしていても無理して練習をする選手がいますが
何かしらブレーキがかかるので注意が必要だ。
ブレーキがかかれば、股関節がスムーズに動かない、重心がスムーズに移動しないなど動きを止める要素が入る。
そこで、無理をして動いたとしても動きを崩しやすい。
根性を鍛えるというのであれば話は別だが...。
無理のないようスポーツ競技に取り組んでいただきたいと思う。