人は「骨盤」から健康になる (ひざや腰の痛みが消え、O脚、ねこ背、垂れ尻も解消!) が発売になりました。
こちらで紹介しているP.111骨盤後傾と骨盤立位を参考にしてください。
①直腸の形が変わる→後傾では血管・神経・内臓も下垂し、骨盤が漏斗状になり、負荷が一点(最下点=肛門部)に集中する。
骨盤後傾では、直腸の生理的湾曲及び腰椎の生理的湾曲が失われます。
②ヒップソケット内の大腿骨骨頭の位置が変わる→骨盤立位にするとソケットから骨頭が引き出され、可動性が大きくなる。骨盤後傾では、直腸の生理的湾曲及び腰椎の生理的湾曲が失われます。
骨盤後傾では、ヒップソケット内の大腿骨頭が深くはまり込みます。
骨盤後傾は、内臓の圧迫、股関節の可動制限を招く恐れがあります。
レントゲン画像を見ることができれば骨盤後傾が万病の元ということも理解できるはずです。
私は、これまでにレントゲン画像を見る機会はありましたが、今回のように骨盤後傾と骨盤立位を比較した画像ははじめてでした。イメージ通りだったことに、感動しましたし、新たな発見もありました。
レントゲン撮影のルーチーンには、このような撮影方法はありませんが発想次第で一枚の画像がとても価値あるものになることを勉強しました。
これをきっかけに変形性股関節症の方のレントゲン画像を見てみると、ほとんどの方が骨盤後傾であることが確認できます。大腿骨頭は、ヒップソケットに深くはまり込んでいるのです。
それから、骨盤をおこす、骨盤立位と腰を反る(腰椎伸展)と間違えてはいけません。骨盤立位は腰椎を可動させるのではありません。股関節を可動させるのです。残念ながら今回は、レントゲン画像を掲載することはできませんでしたが脊椎の変形の原因になります。
一般の方は、腰に力がかからないよう安全に行ってください。
次の機会に詳しく説明したいと思います。
また、様々な運動の指導で骨盤後傾を推奨される場合もありますが、これはテクニックの指導だと信じたい。健康、パフォーマンスアップに骨盤後傾がいいなんてありえないと考えます。今一度、解剖とレントゲン画像をあわせて身体を確認していただきたい。
骨盤後傾は万病の元です。
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