東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~ | ×××えんちの事情×××

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東京タワー と言えば、こっち→東京タワー




そう。私の中では黒木瞳と岡田准一が演じたあの東京タワーが

いまだに頭から離れないでいる。

そのせいか、この東京タワーもきっと似たような話なんだろうと

勝手に早合点していて、本屋に積まれたこの本を

いつまでも手に取ることがなかった。




マスコミでも絶賛されていたけれど・・・          

みんながみんな、読んでいるようだけれど・・・

          「全国書店員が選んだいちばん売りたい本 2006年本屋大賞」を受賞っ!




私はなぜか手が出なかった・・・。

理由はひとつ。

作者の名前にあった。









リリー・フランキー









てっきり、わし鼻の変な日本語を並べるような外国の方だと思っていた。

近頃、読書にめざめ 文学少女熟女 を気取っているえんち。

恋愛モノ、推理モノ、心理モノ・・・いろいろな分野を読んではいるが

共通して手に取らないものは、外国の方の本である。

あちらの本はやたらカタカナが多く 当然か・・・登場人物の名前がややこしい。

クィディッチ・ヴォルデモート・ホグズミード・ヒッポグリフ・・・ハリポタばっかり・・・

黙読していても、なぜか噛むのだ!・・・チッ( ̄。 ̄; ) 太郎にしといてくれよ!

たとえ登場人物の名前が日本一長い、

藤本太郎喜左衛門将時能だったとしても・・・

こんなふうに漢字がツラツラ多くても・・・

カタカナよりはいい!というのが私の意見。




そんなわけで、

ベストセラーだと言われてもなかなか手が出なかったわけだが

じゃぁ、なぜ読んだのか?

・・・ってことになるよね?うーん、いい質問だ!

理由はひとつ。

作者が実は日本人だということが判明したから。

書店で並んでいる時にはタイトルと作者の名前だけが強烈だったせいか

ひっそりと添えられたサブタイトル~オカンとボクと、時々、オトン~

これをしっかり見落としていた。近視に乱視に老眼じゃ~ね~!

そして、それに気付いた時に、なんともタイミングよく

長女が学校図書館からこれを借りてきたのだった。おまえ!ナイスやで~!

彼女は活字中毒であり、速読可能なほんまかいや?

それだけがとりえのような人なので・・・すぐに読み終わってしまった。

返却までにたっぷり時間もあるようなので、ちょっとお借りして読むことに・・・。

これがこの本の表紙をめくることになったエピソードだ。

っつか、そんなエピソードはどうでもよかったりして・・・









かなり前置きが長くなってしまったが、ここからは感想を書くっ!




いっきに読んだ。

テーマはずばりだろう。


母と子の愛であり、マザコンって意味じゃないよ!

友達同士の愛であり、同性愛って意味じゃないよ!

ついでに、夫婦愛もチラリ覗かせた、愛情いっぱい過ぎて切ない1冊だった。




不思議なことに読むほどに、ノスタルジーな想いが溢れ

昔懐かしい両親の姿や、田舎の家がそこにダブって見えてくる。

気の荒い父と口やかましい姑と働き者の母の姿が目に浮かぶ。

いろいろな事が次々と思い出される。

ぐるぐるぐるぐる、ぐるぐるぐるぐる。←パクらせて頂きました・・・^^;




祖母のこと

父のこと

私の子供の頃のこと

好きだった彼のこと

そして・・・

母のこと




どんなに老いても、病んでも、小さくなっても・・・

子どもは母を追い越せないなぁとしみじみ思った。









この本の中で紹介されていた詩・・・葉祥明「母親というものは」
                                 ↑ クリックしてね!




葉祥明
母親というものは



というのがあるが、これを読んでふと1冊の絵本を思い出した。

親子の絆とか愛をいっぱい感じる絵本なのでお勧めだよ!




ロバート マンチ, Robert Munsch, 乃木 りか, 梅田 俊作
ラヴ・ユー・フォーエバー









願わくは花のもとにて春死なむ

その如月の望月のころ
         




西行法師のこの和歌を、いったいどんな思いでメモしたのか・・・

胸がギューッと締めつけられるようだった。




オカンの最後のシーン―――――。




涙で文字はぼやけるわ・・・

鼻水がズーズー垂れるわ・・・

オカンの死より壮絶な読書タイムとなってしまった。(><。)。。 









そして・・・

明日はいよいよこれがテレビで放送されるらしい。

オカンに田中裕子、ボクに大泉洋、ボクの彼女に広末 涼子

そしてオトンに蟹江敬三。

どこまで小説が忠実に表現されるのか・・・注目したいところである。


東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

11月18日(土)夜9:00~11:29 フジテレビ




みなさんはもう読んだ?!
まだの方は↓こちらから購入出来ますよ!


リリー・フランキー
東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~






巷では・・・やたら号泣したがる人が多いらしい。

そして、この本も号泣できる本として、いまだに売れ続け

2006年10月31日時点で200万部に達したらしい!凄すぎる・・・。


お帰りの際、左から順番に 2 0 0 万 部 をクリックしてね。



    

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★`゜・:*:・。、゜・:*:・ ある人・・・・:*:・゜、。・:*:・゜`★


五月にある人は言った。

誰?!






この下に、号泣フラッシュをご用意しました。

浸ってみてください。では・・・き、きえるぅ。( ̄□ ̄ *)( ̄□:;.:... ( ̄:;....::;.:. :::;..