Dreamlike three days -5- | リアル:Me

リアル:Me

SMAPとかつとぷ
山ツナとか獄ハル
銀新に火黒 他☆

生息地はTwitter
メイン垢:2t6s_natsume(SMAP専用)
サブ垢はメイン垢のフォローよりお探しください。
※サブ垢:びーえる専用。出没極少。
フォローの際はメイン垢にDMを。

(前回までのお話はこちら→Dreamlike three days )


*****************************

「つーか…今…」

「いつもしてるだろ。思い浮かんでるそれで当たっているが?」

2人の顔を交互に見た後、リボーンは歩みを止め一部始終語りだした。

「…2人のことに口だすつもりはねぇんだが…山本。この間、ツナに逃げられただろ?押し倒して。」

「!!」

「リ!!!リボーン!!!」


「別にそれを責めてるんじゃねぇ。きっかけがそれだったつー事を話すだけだ。ツナは山本に大ダメージを与えて逃げ帰ってきたくせに、電話がこないから嫌われたーとか、逃げるつもりはなかったんだ…とか煩くてな。起きてからも、顔を合わせ難いだの謝るタイミングがないだの、うぜぇから玄関から出た直後に、不意打ちで撃ってやったんだ。死ぬ気になりゃできるだろうって思ってな。…弾は…まぁあれも試練だ。物にばっかり頼ってちゃいけねぇって言うことだな」


「オ!!オレ、別に頼んでないだろ!!あの時だって、ちゃんと謝るつもりで学校に行くところだったんだぞ!!それなのに」

「まぁ、まぁ、いいじゃねぇか!事情は分かったし、俺だって謝ろうと思ってたし…」

綱吉に帰られた…と言うか逃げられた日―
ショックだったのは、綱吉が帰ってしまった事じゃなく怖がらせてしまった事だった。
山本自身、綱吉と付き合えるようになってから一緒に居る時間が増えただけで嬉しかった。
手を繋いだり、キスしたり、じゃれ合ったり、それだけで充分だったはずなのだけど、触れあう時間が増えればやはりそれ以上の事もしたくなる。
付き合いだして、4ヵ月。
充分、我慢した方だと思うけど、綱吉には。。。


あの夜、ゆっくり進めよう、と決意したことをもう一度思い出し、綱吉の前に立った山本は軽くハニカムとごめんな、と謝った。

「(…謝られると何て言うか…)そ…あ、の…オレ…ぃゃじゃ、な…
「ツナ…?!?!っっ!!」

今度は2人して顔を赤く染めだした。そんな2人を横目に、リボーンは扉を開いた。
「まぁ、後は好きにするんだな。俺は今から山本の親父と築地まで行ってくる。…じゃぁな」

気をきかせてくれたのか、山本の父までもを連れ出し、完全なる2人きりにしてくれた。

外からエンジン音が遠ざかると、部屋の中は静まりかえった。

お互いの鼓動が、部屋中に響き渡っているような気さえしてくる。

自分のシャツに身を包み、真っ赤な顔をして今にも泣きだしそうに目を潤ませた綱吉を前に、脆くも崩れさった山本の理性‥。
口を真一文字につぐむ綱吉からは、恥ずかしさと緊張が伺えた。

―俺だって初めてだけど…今更、後に引けるほどの根性なんて持ち合わせていない。

「‥優しく、するから…」

ショート寸前の思考回路で山本が絞り出した言葉に、こくりと頷いた綱吉。
可愛くて愛しくて。。。
優しく抱きしめると、片手で照明の紐を引っ張った。


猫になり、夢のような日々を過ごした綱吉だったが、今からが本番なのかもしれない。。。







*******************
お付き合いありがとうございました!

終わりでございます☆

ウチのリボーンさんはお喋りだ(苦笑)