20年近く前、同じビルで働いていたPEGGYちゃん。
コンベント出身の英語力と文才を生かし、NSTジョホール版で
活躍後、ISKANDARIANでのコラム執筆や自著も2冊も出版と、
HISTORIANとしてもすっかり著名な人となってしまいました。
先日。「ちょっと聞きたいことがあるから行ってもいい?」と
連絡があり、こちとら「Boleh2」と即答。
いよいよ私のインタビューね(←冗談です)と思いきや、
イスタナガーデンの茶室についてのお尋ねでございました。
茶室については、拙ブログにて10年くらい前に書いています。
PEGGYちゃんからは、どこかのブログに書いてあったことに
触れ、「茶室は日本の皇太子から1936年に贈呈されたのか?」と聞かれ、「いんや。違う」とまたしても即答。
二代目の茶室が、上皇が皇太子時代に贈呈したというデマなら
よく聞いていたんですが、今回は初代茶室についてですか(笑)。
1936年っていったら、上皇はまだ三歳。
皇太子時代の昭和天皇もシンガポールをご訪問されていますが
これは1921年のこと。もちろん大正時代ですね。
こんなガセネタがどこかのブログに書いてあるのだとしたら、
裏も取らずに引用する人たちは後を絶たないんじゃないかな。
必ず裏を取り、ブログの記事を書くPEGGYちゃん。
これは私が彼女を尊敬する理由のひとつであります。
文献に親しみ、そこからさながらパズルの一片のように事実が
どんどん繋がっていくのは、とても楽しいことですものね。