母の日 | 隙間風のブログ

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  ~日々是好日~

心の落ち込みは殆ど無くなりました晴れ

父の死と長男の暴力で精神的に辛かったけれども、時間が過ぎていくとともに、生傷を抉られるような気持ちだったのが、カサブタをめくる程度の痛みに軽減されたようです。

 

なにより、自分の意欲のなさは生来の性格的なものと自覚したことで心が軽くなりました。

 

自分は独身の頃から家事を手伝うこともなく、マンガとゲームに明け暮れていたバカOLだったんですよね。

 

主婦としての適性はなかったけれど、結婚して自分なりに20年間頑張ってきて、疲れはてたのが「今」なのだと思います。

情けない・・・・

 

そういえば、昨晩、長姉が突然我が家にやってきたんですよ。

次姉とのラインのやりとりでトラブルになったらしく、

「ちゃーちゃん(次姉の名前)が、こんなライン送ってきたんや!」

と、わざわざ直接、見せにくるんですよ・・・

 

 

次姉の怒りポイントは長姉が即レスしなかったことで、自分が疎まれていると思ったらしいです。

「こっちかって忙しいし、すぐ返事できへんときもあるのに!」

と、長姉は怒り心頭でした。

 

実家の土地家屋を相続した長姉は遺品整理や片付けで忙殺されており、しかも家が古くて先日の大雨で雨漏りし、屋根修理に200万ぐらいかかるらしく、心に余裕がなかったのでしょう。

 

「一人で住むには広すぎてしんどい」

「私ももう年やし建て替えする力もないし、弟に譲りたい」

 

長姉がそう言い出すので、心に秘めていた私の本心が暴れだしました。

 

長姉と弟は20年ほど前に大きなトラブルがあって、それ以来、長姉は弟を蛇蝎の如く罵っていたのですよ。

 

「え、ちょっと待って、お姉ちゃん。弟のことあんなに嫌っていたのに、なんで?」

 

父が亡くなってから、弟は頻繁に実家に通い、一人になった姉の相談に乗ったり献身的に支援しているのは見聞きしていました。

 

姪っ子(次姉の娘) 曰く、

「叔父さんはピヨちゃん(長姉)が死んだら家と土地を相続したいんやと思う」

と、鋭い意見を述べていましたね。。。

 

20年前から弟への憎悪を口にしていた長姉が、一人になった寂しさがあるにせよ、その豹変ぶりに唖然とするばかり。

 

これまで散々、弟に対する憎しみを聞き続けてきた私がどう思うかとか、考えないのかな。

 

存命だったときの父でさえ、

「なんでピヨ(長姉)はあんなに●●(弟)のこと嫌ってんのや」

と、何度も繰り返し嘆いていました。

 

父は相続トラブルで土地を売られることを避けるため、相続税の払える資力のある姉に相続させるよう遺言状を書いたのに・・・

その姉が、父が亡くなって、たったの1年で家を手放したいとか、お父ちゃんの気持ちはどうなるんや。

 

お父ちゃんは常々、

 

「わしが死んですぐ家を売るようなことしたら、近所に顔向けできへん」

 

と、心配していて、それは長姉が一番よくわかっているはずなのに。

 

そんな覚悟なかったら、遺言執行人にもならんとって欲しかった。

 

長姉も次姉も、いつも私のことバカにしていたけど、

父の気性を一番受け継いでいるのは私やと思う。

 

 

この記事を書いていて、ようやく気づいた。

 

私は物心ついたときから、ずっと、男に生まれたかった。

 

結婚して、名乗りたくもない名字になって生きていくのが嫌やった。

 

その点において、独身を貫いた長姉は賢明やったと思う。

 

 

「あんなに嫌っていた弟に、なんで今さら頼るの?」

という私の問いに、長姉は答えなかった。

 

私には理解できない。

 

人の心も感情も変化するにせよ、過去、あんなにも弟への憎悪を私に言い続けてきたことを、なかったことにしている現状を、恥ずかしいとは思わないのかな。

 

私自身、次姉とも弟とも疎遠で、それでいいと思ってる。

二人とも、感情的かつヒステリックで暴力に走るし、過去に私にした仕打ちも忘れているだろうし、そんな人間とは極力付き合わないほうがいい。

 

まぁ、こんな思考だから人付き合いよりもハムスターを愛する人生になってしまったんだろうな。

 

長姉が帰ったあと、次男と末っ子が唐突に紫のバラ(ブリザーブドフラワー?)をプレゼントしてくれて、荒ぶる私の心を癒やしてくれました。

「母の日」だったんですねーーーーーーーー

忘れてました。

 

私と長姉の話を聞いていた次男が、

「悪口言ってたやつと急に仲良くなるような奴、いっぱい見てきたで」

と、フォローする様子に、彼の成長ぶりを感じましたよ。

 

成長途上の小学生や中学生ならともかく、いい大人が20年も悪口言い続けて豹変したら、そりゃ、信用をなくすでしょうよ。。。。

 

 

先日の心理検査の結果を読み返すと、

 

「隙間様は用途や心情といった様々な側面から物事を見ることが非常に得意であり、一般的な知識を答える課題では平均を大きく上回る結果でした。」

 

こういう評価を心理士さんが出してくれているので、私が感じた、姉の弟に対する態度豹変の違和感は、あながち間違っていないということにして、納得しておこうと思います。

 

相手によって態度を変えるやつ

その場の状況で意見や態度を変えるやつ

 

職場にも家族にも、そんな人間はどこにでも存在するんですよね雨