健常とは | 隙間風のブログ

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  ~日々是好日~

精神のお薬って、長期に渡り服用してはいけないってイメージがありました。

睡眠障害に端を発して、抑鬱状態と診断されて、もうかれこれ2年以上服薬してます。

この期間が長いのか短いのかわかりませんが、私は精神(脳)に作用するお薬は、早く卒業したいと思い続けてましてね。

 

この状態が継続するのなら、精神障害者手帳を取得したいと思いました。

 

今後の生活を考えると、手帳を取得できれば失業手当給付期間も長くなるし、いろんな福祉サービスも受けられるので、主治医に相談していたんですね。

 

主治医から行政に提出する診断書のために発達検査が必要だと言われました。

精神状態が悪いことと、発達検査になんの関係が???

医師が鬱だと診断したんだから、診断書にそう書いてくれるだけでいいんじゃないの?

 

疑問はつきませんが、クリニックでWAIS-Ⅳという心理検査を受けさせられました。

 

治療の一貫で月に一度カウンセリングも受けているのですが、担当の臨床心理士さんが検査してくれました。

大学を卒業したばかりの、息子ぐらいの年齢の心理士さんを信用できないわけではないのですが、生まれて初めて受けた検査は「なにこれ」でした。

 

こんなんで人間の心理がわかるのかよって、思いますよね。

検査如きで人間の複雑な心理なんて読み解けないでしょうに。

 

でもまぁ、指示された課題に真面目に取り組みました。

 

 

子供が3人とも発達障害で、彼らには幼い頃にWISCを受けさせたのですが、彼らもきっと

「なにこれ」だったのだと思います。

 

 

検査結果が出るまで1ヶ月以上も待たされました。

 

そして今日、その検査結果の報告を受けました。

 

結論からというと、私は言語分野とワーキングメモリが突出して高く、知覚推理と処理速度は平均でした。

WAIS-Ⅳの結果は「119」だそうです。

 

障害者手帳のための診断書は出せないと言われました。

平均が100なので、それよりも高い数値だったからでしょうか。

 

「隙間さんに発達障害はありません。健常です。障害者手帳の対象になりません」

 

医師の結果報告に、すんでのところでキレるところでした。

だから、わたしは、発達障害の検査なんて頼んでない。

鬱病を患って長いから「精神障害者」として行政に申請したかったのに!!

 

なんのために検査したのだろう?

障害者手帳を申請するに値しないと診断されたことだけはわかりましたが・・・

障害者手帳の対象には「鬱病」もあるのに、どうしてなのかな。

 

信頼している主治医が、薬を処方するだけの金儲け主義とは思いたくないなぁ。

 

2万円も払った検査結果の報告書には

「知覚推理の能力向上にナンプレがいいと思われます~」

的なことが書かれていて、ちょっと笑えました。

 

 

 

そもそも「健常」ってなんなんでしょうね。