かわいいもの、というには語弊があります。
なぜならば見つけたかわいいものは、ものではなく「鳥」だったからです。
ある日曜日の朝、息子とのんびりと朝食をとりながら庭を眺めていると、なにやらただならぬ光景が‥‥
なんと庭のりんごの木の下で、タカがシラコバトをおそっているではありませんか!
ええっ!
と思っているうちに、タカがシラコバトをつかんだまま、庭の奥の方へと移動したではありませんか。
「早く、見に行こう!」
という息子の声にせかされて、そーっと、そして恐る恐る庭の奥へ行ってみると、そこには傷ついたシラコバトがうずくまっているではありませんか。
どうやら、タカがこの鳩をあきらめて置いてしまっていったようでした。というのも、タカとシラコバトの大きさはほとんど変わらなかったのです。
あまりにもお腹をすかしすぎたタカが身の丈に合わない獲物を捕らえたものの扱いきれずに置いていったのではないかと推察されました。
シラコバトというのは、いわゆる街でよく見かける鳩よりも小さくって、少しでも人が近寄ると飛び去ってしまうとても繊細な鳩です。日本では国の天然記念物に指定されているようです。
また、ほとんどいつもこの鳩はカップルで行動しているのです。これが見ていて可愛らしいのですね。毎朝、我が家にカップルで餌を食べに来ているんです。
このブログをお読みになっている皆さまにおかれましては、ほとんどタカなどというものとの接点はないものと思いますが、英国のカントリー・サイドに生活しておりますとタカなどの鳥類を見かけることもしばしばあるのです。
ヨーロッパの歴史と鳥の関わりにつきまして、ちょっと珍しいイベントがありましたので明日このブログで取り上げますので、よろしければお読み下さいね。
ひとことで説明しますと、猛禽類のなかでもワシというのは大きいもの(全長が80~90cmくらい)でタカというのは小さいもの(60cm以下)をさします。その小さい方の猛禽類であるタカの話です。
「小さくないじゃない」、とおっしゃるかもしれません。
でも全長といいましても、羽を広げたときの大きさですから、実際目にしたときにはタカの小ささに驚かれるかもしれません。一見したところタカの大きさは鳩とほとんど変わらないんですよ。
で、そんな傷ついたシラコバトを拾って介抱しています。
私も野鳥ファンの端くれですから、野鳥を保護してはいけないとか、飼ってはいけないとか、そのくらいのことは知ってます。
でも、目の前で傷ついた鳩がいるのに放っておくことができませんでした。
ましてや、彼らは毎日バード・フィーダーに餌を食べにくる常連さん‥‥つまり我が家にとってはお客さまなのです。やはり傷ついたお客さまは放っておけないでしょう。
家に連れ帰って傷を見ると、足許からかなり出血していたので薄めた消毒液で消毒をした後、薬をつけたガーゼをあて包帯を巻いて羽を動かないように固定しました。
その後動けない鳥に餌をやっていますが‥‥早く自然に返してあげたいと思っていますが、これからどうなりますことやら。
追記:この記事の後日談をお読みになっていただける方はこちらからどうぞ。
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英国製・バードバス
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