ルイガノTR1で沼津市戸田・真城峠(さなぎとうげ)、標高491メートルを目指す | ArcaOS 5.0 と Silverware のお部屋

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このブログでは一度も書いたことがないと思うのですが、昨年まで沼津市戸田に、年に何回か自転車で行っております。

さて沼津・三島方面から沼津市戸田に自転車で行くルートは4つあります。

①三津シーパラダイスから大瀬崎をまわる県道17号線のコース

井田地区通過でアップダウンがあるとはいえ、標高200数十メートル(戸田トンネル付近)が最高地点で上り坂はそんなにきつくない。全般的に海岸線を走るため駿河湾の眺めが満喫できるお薦めコース。要所要所に売店や自販機があり補給は楽。道幅は広くなったり細くなったりする。

②修善寺より「虹の郷」・「戸田峠」を通過する県道18号線のコース

伊豆のハイキングコースのメッカ、「達磨山」と「金冠山」を通過する比較的険しい山岳コース。しかし富士山や南アルプスを望む眺めは秀逸。とはいえ戸田側の県道はガードレールで隔てられた崖っぷちを蛇行しながら走る道路なので、戸田に向かう初心者ドライバーには恐怖のコースらしい。冬は積雪することも多く。一時間に1,2本程度路線バスが走っているため最悪輪行という手もある。

③西浦古宇より「真城峠」を目指す県道127号線のコース

西浦古宇までは海岸線を走り、その途中「真城峠」を越えて、県道18号線に合流するコース。①と②のコースと比べると、比較的距離が短いため、自動車ドライバーには人気がある道。しかしコース全体を通して眺望はいまいちだし、標高491メートルの「真城峠」付近には何もない。ただ古宇川に沿って走るので、川のせせらぎに癒されるルート。

④西浦木負から「沼津市市民の森」のそばを通り「金冠山トンネル」を抜け「戸田峠」に出るルート

数年前に車で通りましたが、一部区間が落石注意の標識がある荒れ放題の道路(Google Map では表示されません)の上、木負地区に入ると個人のみかん園に向かう道路が枝分かれしていて、迷子になる危険性大。アスファルトで舗装されていますが交通量は少なく、いのししや鹿が出没するような山奥なので、あえてお薦めしません。


大きな地図で見る

さて今までは①の海岸線コースを使って戸田入りしていたわけですが、昨日初めて③のコースを使って「真城峠」(標高491メートル)を目指してみました。
ちなみに伊豆界隈で走ったことのある地点でいえば、熱函道路/鷹ノ巣山トンネルの函南口で標高420メートル、熱海姫の沢公園入り口を通り過ぎた辺りで標高500メートル、伊豆市国士峠(県道59号線)で標高510メートルでしょうか。

さて家を出た後、三津シーパラダイス手前にあるセブンイレブン沼津内浦三津店でポカリスエット900mlを入手し、おにぎり2個(「韓国海苔むすび豚キムチ」「手巻するが牛炭火焼肉(伊豆半島産わさび仕立)」)で軽く腹ごしらえをしてから出発したのが、14:25頃。天気は晴れでしたが、あいにく富士山も南アルプスも雲でさえぎられていて見えず。順調に走って古宇に到着したのが 14:40 でした。

eComStation 2.0 日本語版&シルバーカトラリーのお部屋-古宇の標識(1440)

この標識の先が三叉路になっていて、海岸線を走る大瀬崎へのルートとみかん園が続く山道となる「真城峠」へのルートの分岐となりますが、古宇の集落を抜けて民家がなくなる辺りから勾配 9パーセントの坂に迎えられます。しかもこの区間木陰すらほとんどなく、1500メートル走るごとに水分補給を兼ねながらぼちぼち登ることにします(押し歩きはしない方向で)。

eComStation 2.0 日本語版&シルバーカトラリーのお部屋-1505JST

県道127号線に曲がってから 25 分。標高 200 メートル付近。対岸に見えるのは鷲頭山と徳倉山でしょうか。実はこのルートでまともに海が見えるポイントはこの付近くらいで、しかも対岸の延長方向にあるのは箱根山くらいしか見えないのです。それでとにかく山の上から富士山や駿河湾を一望したいと思ったら、このルートは選択するべきではありません。ほんとつまらない景色のルートだなと、今回自転車で登っていて痛感しました(汗)

eComStation 2.0 日本語版&シルバーカトラリーのお部屋-1527JST

つまらない景色となると、もう被写体として記録に残すのは交通標識くらいでしょうか。Google Mapをみると標高350メートル付近は等高線が割と密になっていますが、12 パーセントの勾配標識があるのはおそらくこの辺りだと思います。
以前から PSP-3000 に GPS レシーバを付けてリアルタイムで測地しながら走ろうか悩んでいるのですが、見知らぬ土地を自転車で走ることは早々機会がないので購入を見送っています。こうやって地図を見ながら後で振り返るのもよいでしょうしね。

車で走っていると気づかないと思いますが、12パーセント勾配を通り過ぎると一時的に緩やかになるんですね(標高380~420メートル付近)。

eComStation 2.0 日本語版&シルバーカトラリーのお部屋-1549JST

そしてS字のヘアピンカーブを抜けると、再び 9パーセントの上り勾配に突入するのですが、峠目前ということが分かっているのでそれほど苦にはならず。

eComStation 2.0 日本語版&シルバーカトラリーのお部屋-ゴール目前

古宇の集落から約1時間かけて真城峠に到着しました。ぼちぼち上がったのでスピードはざっと 6km/h というところでしょうか。押して歩いていたらさらに 1.5~2 倍時間がかかっていたと思いますけどね。

eComStation 2.0 日本語版&シルバーカトラリーのお部屋-真城峠到着

さっきも書きましたが、本当に見るべきものは何もないところです。せいぜいあるのは「真城峠」のバス停くらい。こちらの「第四セクターの乗りバス日記」には

半径5km圏内には、人家はおろか、人が利用する施設など、建物は皆無です。

とありまして。たしかに建物は皆無ですが、ここは金冠山へ抜けるハイキングコースの始点なのです。バス停で下りるとすぐですが、夏ということもあり雑草でうっそうとしています。しかも自転車を押して歩けるような雰囲気でないのがなんとも。

$eComStation 2.0 日本語版&シルバーカトラリーのお部屋-金冠山ハイキングコース入り口

ま、ここのバス停の通過時刻をみると、沼津に行く朝2便と戸田に帰る夕方2便しかないので、この路線バスを使ってハイキングを実行するとなると戸田に一泊するのは避け得ないのですが(汗)。金冠山へのハイキングコースについて詳しくは以下のページをどうぞ。

真城峠~金冠山~達磨池~瞽女(ごぜ)展望台 気ままに山ある記/ウェブリブログ

そんなこんなでロケーションの良さそうなところを探してみましたが、峠からある程度下りないと下界がみわたせるところに行き着かなさそうでしたのでそそくさと諦め、古宇へ下りようとしたところ、峠付近で原付に乗る怪しい古くからの友人を発見。いい歳して道端に缶入みかんジュースが大量に捨てられているのを物色していて、「ちょっとこれ飲めるかなぁ」って訊かれました(汗)。雨ざらしになっている割には缶はどこも錆付いておらず。いちおう拾うなよと止めたんですが、ま自他共に認める変人なので・・・なんて書いているだけで恥ずかしくなってきた(笑)

16:10過ぎに下山開始。

eComStation 2.0 日本語版&シルバーカトラリーのお部屋-西浦古宇地区

いっきに山を駆け下りて古宇の集落を通り過ぎたのは16:24頃。1時間かけて登ったのに下りるのは、たった10分程度でしたが・・・予想以上にスピードが出て怖かったです。その理由↓(汗)

eComStation 2.0 日本語版&シルバーカトラリーのお部屋-ルイガノTR1最高速度

民家の多い古宇の集落に入ったところで「ここから法定速度30km/h」という標識が立っていたはずなので、その手前までは制限速度の指定がない区間とはいえ、それでも法定速度は 60km/h のはず。おそらく12パーセントの下り勾配区間だったのでしょうが、見通しの良い広い道路とはいえヘルメットをかぶっていても転倒したら大惨事になる速度なので出しすぎにはちょっと気をつけなければ。

16:40にセブンイレブンに寄ってしばらく休憩をしてから帰宅。

今日の走行メモ

Tm 2:28'28
Dst 39.65
Av 16.0
Mx 68.4
Odo 14622

【7/14追記】「ましろとうげ」ってどこ?さなぎとうげの間違いでした。orz