風俗嬢に恋しちゃったら? | 泡姫日記~風俗嬢の戯言~in Ameblo

風俗嬢に恋しちゃったら?

風俗嬢に恋をしてしまった・・・この気持ち、一体どうしたらいいの?

という相談が、時々来たりする。

風俗嬢と客の恋愛については、これまでにもいくつか書いてきた。

恋する客  恋する風俗

僕と彼女の恋の道。(フィクション)  はじめての恋。~in ヘルス(フィクション) など。


このブログの売りは、ぶっちゃけてるとこだと思ってるんで、

この際、反論受けても傷つけても、

あたしなりの見解というものをぶっちゃけてみたいと思う。



正直、あたしは色恋営業というものは出来ることならばしたくない。

”気持ちが行き来してしまうことにシャッターを下ろし、いかにして客を惹きつけるか”

というところに、かなりのパワーを裂いているからだ。

お触りだけ、とか、オナニー見せるだけ、とかの風俗ならいざ知らず、

互いの粘膜まで合わせてしまうようなオシゴトしてたら、

風俗嬢と言えど人間だからね、情ぐらいなら湧く。でもほんとは情すらも抱きたくない。

それでも、ほとんど初対面の得体のしれない男に、笑って股を開くなんぞ、

”あたしはこいつを愛してるのだ” くらいに自分に錯覚起こさせないと、

死にたくなってしまうほどなのだよ。

そうしてる間に、うっかり足だけでなく心まで開いてしまう、なんてことしてたら、

オシゴトになんかならない。


皆が皆、快楽(サービス)を楽しむためだけに来るのなら、非常に楽だ。

けれども、あたしら風俗嬢が提供しているものは、体だけでなく、

思いやりとか癒しとか恋人チックな時間とか、余計なものまでセットになってたりする。

すると、そこにすっぽりはまってしまう客がいたりすんのだゎ。

み~んなに同じように接客しているのにも拘らずね。


つまり解かり易く言えばこういうことだ。

例えばここに車の営業マン がいるとする。

女性が車を買いに来た。営業マンは接客業だからお客さんにとても親切。

女性はとても親切な営業マンに恋をする。

営業マンにはその気はないんだけれど、女性は車を買おうとしてる大切なお客さん。

全然好みのタイプでもないし、実は営業マンには恋人もいる。

だからって、大切なお客さんに冷たく当たりますか?

せめて車の契約が済むまでは、親切な営業マンを続けるだろう。

風俗嬢との恋には、越えるべき障害も高く、そこにすでに体の関係があるため、

気持ちも深入りしやすい、というだけのことだ。



”風俗嬢に恋してしまった”という時点で、風俗嬢のオシゴトは成功しているとも言える。

惚れたビームをビンビン出してたら、風俗嬢は心の中でほくそえんでるに違いない。

「好きです」なんて言ったら、「いやん、嬉しい」なんて笑顔で答えつつ、

その笑顔の真意はこうだ。「よっし!指名ひとつゲッツ!!」

僕のあの子だけは違う!なんて夢のようなことを思ってるかもしれないけれど、

それは夢だ。目覚めろ。妄想でしかない。

しかも、あまりにしつこく迫ったり、想いが過ぎると、

例え客でも、排除したくて仕方なくなる。

風俗嬢はオシゴトするときに、いかに人間らしさを捨てられるか・・・というところで、

試行錯誤してるのに、そこに思いっきり人間らしさ(愛)なんぞをぶつけられてしまっては、

鬱陶しいことこの上ないのだよ。


だからあたしは、ちょっとおつむの弱い、アホみたいに明るい、

セックス大好きな淫乱セックスマシーンを前面に押し出したサービスがしたいんだよね。

恋される確立低いでしょ?


例え風俗嬢に恋しようとも、胸を痛め恋焦がれる時間さえも、

サービスの一環として楽しんで欲しい。

恋に落ちることさえカネで買ったもののひとつだと割り切れる潔さを持ってはじめて、

風俗に出陣したら?って、あたしは思うんだよね。



これだけ書いても、「やっぱり好きで好きでどうしようもないんだ」って人は、

たとえ風俗嬢に恋しても「愛してる」だの「すぐに辞めてくれ」だの言わず、

気の無い振りでもしながら

(気がある様子を見せると余計に本当のことなんて話しゃしないからね)、

彼女が何故そこにいるのかを探り、

もし、自分に風俗嬢の抱える問題を解決できるだけの器

(借金がらみとか男がらみとかザヤクがらみとか心の病とか根深い問題イロイロあるだろうけどね)と、

風俗嬢以上の収入と一生養ってゆく覚悟があれば、いってみるのもいいんじゃない?

ただし、カネをチラツカセテ誘惑する客ってのも多いところだから、よほど慎重にやらないと、

玉砕すること間違いないけどね。


それから、付け加え。

そうこう言いながら、あたしだって、客と真剣に恋したことあるんだよね。

でも、3回目くらいまでには恋に落ちちゃって、

「外で会う」だとか行動に移したくなるので、

それ以上通ってもダメな場合は、無駄だと思うよ。

安心出来る客ってのもいるけれど、客の中ではマシ・・・くらいなもんで、

決して、オシゴト以外の特別な存在になりえることなんてないしね。

中には、客だっていうだけで、思いっきり見下してる風俗嬢もいたりする

(そうでもしないと上手く精神状態保てないからね)し、

人間の裏側なんて他人には解からないから、

早めに告白でもして玉砕しといた方が身のためかもね。



どうせ、万が一付き合うことが出来たとしても、

「オシゴト辞めて欲しい」「続けたい」の攻防戦だとか、

性病うつされたりとか、他の客への猛烈な嫉妬とか、付いていけない金銭感覚とか、

関係を築いてゆくことへのハードルはいくつもいくつも出てくるからね。