私、夜診やめます。。。 | みのり先生の診察室

みのり先生の診察室

5万人以上の「オシリ」を診察してきた
肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ

大阪肛門科診療所の

私の患者さんにお知らせです。


月曜日の夜診をやめることにしました。


今まで色々と悩み

患者さんの便利を考え

頑張って続けてきましたが

自分の体力の限界

加齢による衰えを感じ始め

若い頃と同じペースで働くことが

しんどくなってきました。


そんな弱音を吐くと

毎日夜遅くまで残業して

終電で帰宅している患者さんに

私の方がしんどいわ!!

って言われそうですが・・・


月曜日、私は

午前診・午後診・夜診と3枠

外来をやっています。


予約がパンパンだったり

診察に時間がかかる患者さんが多いと

朝9時から外来をスタートして

休憩時間もろくにとれず

仕事が終わったら午後9時・・・


ということも時々あり

最近、仕事が終わるとぐったりで

何も出来なくなることが

増えてきましたほろり


夜診は午後7時半までとなっていますが

7時半に終わることは滅多になく

診察が終わるのは

いつもだいたい8時半頃


それから正面玄関を閉鎖して

受付職員が会計を合わせます。


診察器具を洗って滅菌かけて

掃除して片付けして

すべての業務が終了するのは

窓口を閉めてから1時間後くらい。


職員も帰りが遅くなります。


そして

職員が帰った後

すべてのお金を合わせます。


1日のお金の出し入れをチェックし

現金を数え1円でも合わないと

もう大変・・・泣き


いつもこの作業は

院長がやっているのですが

2時間くらいかかります。


だから

午後8時に窓口を閉めても

私たちの仕事が終わって

家でゆっくり出来るのが

午後11時になります。


当然、就寝時間もずれこんで

遅くなります。


ここ数年、日付が変わる前に

就寝したことがなく

夜診のある日は

午前2時前くらいになることが多いです。


翌朝、起きるのが本当につらいですハァ


頭痛や肩こりで

仕事に支障を感じることもあり

このままでは仕事を続けられない・・・


と感じるようになりました。


仕事の帰りに

診察に来られる患者さんも多く

利便性を考え続けてきましたが

自分が倒れると、結局、

患者さんに迷惑がかかります。


不調病気に変わる前に

思い切って勇気を出して

夜診をやめる決断をしました。


仕事は大好きです。

診察も手術も大好きです。

患者さんとの時間も楽しいひとときです。


とても幸せな環境で

仕事をさせていただいて

ステキな患者さんに恵まれて

私は本当に医者として

幸せな人生を送れていると思います。


でも

健康を売っている職業なのに

自分が一番不健康では

患者さんに生活指導も出来ません。


そして

自分を大切にすること

患者さんを大切にすることにつながると信じ

50歳を目前にひかえ

夜に働くことをやめようと思いました。


今まで夜診に来られていた患者さんには

ご不便・ご迷惑をおかけしますが

どうぞご理解の上、

ご了承くださいますようお願いします。


既に予約を取られている方に

予約の変更をお願いすると思います。


ご連絡を致しますので

どうぞよろしくお願いします土下座

blog907

診療所のセラピードッグ「ラブ」らぶ
月曜日の夜は
ラブもぐったりしていますいぬ
朝から晩まで、ラブも
長時間労働となります汗