三重県へ
三重、奈良の天気予報を調べると、明日は快晴、明後日は晴れのち曇り、気
温は11℃~1℃。名阪国道に凍結情報は無し。ノーマルタイヤで遠征可能で
す。
早速、紀伊長島の旅館に予約連絡。採集は天気と相談しながらぎりぎりに決
断。毎度のことながら急なお願いに、旅館の女将さんは「今度は春にいらっし
ゃるかと思っていました。どうぞ、どうぞ、いらっしてください。」とのこと。有り難
いことです。
1日目、午前11時過ぎに目的地に到着。
青空が広がり、陽光の射す絶好の採集日和り。寒気がゆるんで春の様なうらら
かさに心が弾みます。
山の中腹にある露頭に辿り着く。Sさんはここで表面採集することに。その間、山
を探索します。頂上付近まで周囲を探索して、先ほどの露頭に戻り採集すること
にしました。
先人の掘った穴の周囲を叩き、間口を拡げて奥を探ります。ホジホジ棒で引っ掻
くと可愛い水晶が出てきます。ドングリコロコロ、ドングリコ、次から次に転がり出て
きます。泥の付いた水晶は、陽に当てると透明度があり、これは面白い。
Sさんが「やらせて!」と言うので、交代。
手探りで引っ張り出すのだが、母ガンに付いた水晶を剥がしているかも知れませ
ん。
それにしても不思議!
左隣の穴には小さな透明水晶がびっしり付いている。20センチの岩脈を挟んで、
こちら側はドングリ型の水晶が出てきます。襖ひとつ隔てて住人が違うとは、どう
いうことでしょう???
後で気が付きましたが、この水晶には武石が付いていました。汚れは、泥だけで
はなく、鉄さびがうすく覆っていました。
と言うことは、こちらの鉱化液には鉄分が含まれていたと言うこと???自然の
さじ加減が幾らか違ったのでしょうか。先達に教えていただくのが手っ取り早いで
すね。
さて、2日目は、隣の山を彼方こちら歩いて水晶を採集しました。
お宝はボチボチでしたが、色々な水晶が拾えました。
久し振りの採集を満喫。やはり、楽しくて好いです。
このたび採集した水晶
武石付き水晶(両錘)
武石付き水晶(これも魚の姿に見えます、ガマ出し)
武石付き水晶(表面はうすい鉄錆で覆われています)
武石付き水晶(別の山でSさん採取)
武石付き水晶(同上の水晶)
薬品で洗浄すると綺麗です
同上、武石の付いていないのを洗浄
松茸水晶
草入り?水晶
氷の様な水晶(Sさん採取)
氷のような水晶(このサイズは数本しか出ません)