超感覚的歴史学 その② 清貧の誓い、他 | 人間の潜在的能力の解放・鈴木清和

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超深層心理レベルから人生のステージアップをサポートします。カウンセラー、セラピスト歴は28年です。



スピリチュアルカウンセラー&ホリスティックセラピストDolceの徒然日記-tenple400


 よく過去生リーディングで、「過去生で何不自由のない生活を体験したから今生では・・・」「過去生でこういうことをしたから、今生では逆の立場を体験することになっている」といった類の話を見聞きします。


 率直なところ、私はこういう見解には懐疑的です。実際には、そのような懲罰的な仕組みがあるのではなく、むしろ過去生から持ち越した思考パターンによって束縛されているケースが多いようです。


 シータヒーリングでは、過去生から持ち越した不必要な思考パターンを書き換えて、従来「宿命」と考えられてきたような事も変更し、自由になれる点が画期的だと思います。


 スピリチュアルカウンセリングのテーマの中で、しばしば直面するのがお金や仕事に関する観念の問題です。


 なぜか、お金に縁がない、お金が入ってもすぐに出て行ってしまう、こういう問題を抱えている場合、自分で気づかない潜在意識の思考パターンが影響している場合が多いのです。


 お金に関する思考パターンは、親から引き継いだものが大半を占めます。「お金を得るのは難しい」とか「お金を得るためには家族がばらばらにならなければならない」「いつもお金が足りない」といったものです。こういうものをワークしてもなお、お金に関するネガティブな観念が残っている場合に、過去生を扱ってゆくという場合が多いので、なんでも過去生に起因するというわけではありませんが。


 代表的な思考パターンというのは、過去生で聖職者だったことに由来して、「神に近づくためには、財産を手放さなければならない」「仏の道を修めるためには、清貧に甘んじなければならない」などのいわゆる「清貧の誓い」を持ち越しているというものです。


 一方で、、「過去生で何不自由のない生活を体験したから今生では・・・」というありがちなストーリーですが、その過去生をもっと細かくリーディングしてゆくと、確かにお金には不自由せず、裕福だったけれども、お金目当てで近づく人ばかりで、人が信用できず、孤独だったとか、晩年に相続争いのために親族が憎しみあってばらばらになってしまったといったトラウマを持ち越している場合があります。

 こういう場合、「財産を持つと孤独になる」とか「財産を持つと親族間で争いが起こる」といった思考パターンを持っているかもしれません。


 また、過去生で、庄屋とか村長の家にいて、飢饉が来て農民一揆が起きた時に、憎しみの対象になって殺害されていた、あるいは、財産を持ったために盗賊に狙われて、強盗にあっているケースも有ります。

 こういう場合、「財産を持つと憎まれて殺される」とか「財産を持つと強奪され殺される」といった思考パターンを持っているかもしれません。


 こういうものは、自分で気づくことは殆どなく、まさかと思うことも少なくありません。しかし、思考パターンをテストすると実際に反応があり、それを引き抜くと人生に変化が現れるケースが多く見られるのです。


 また、過去生で聖職者だったことがあり、清貧の誓いを持ち越しているケースは少なからず見られるのですが、こういう場合、それ以外にも一緒に持ち越しているものがないか、もっと細かくリーディングする価値があります。

 「清貧の誓い」が見つかったなら、「禁欲の誓い」もチェックするのは基本だと思いますが、もう少し複雑な事情があるかもしれません。


 まず、聖職者になるには、なるだけの理由があったかもしれません。


 例えば、ある時代背景、ある家系においては、聖職者になることが立身出世の手段だった場合もあります。(スタンダールの『赤と黒』が軍人と僧侶という庶民から出世する二つの道を表していることからも分かりますが)


 少なからず見られたのは、今で言うドメステイックバイオレンスに耐えかねて逃げ出して、お寺に駆け込んでそのまま尼僧になっているケースです。こういう場合、一般的な「禁欲の近い」だけではなく、結婚を悲惨なものとして捉えるような思考パターンも合わせて持ち越している場合もあります。


 両親の両方、あるいは片方を失い、あるいは両親が育てることが出来ずに、子供をお寺に預け、小僧になり、その延長で聖職者になっているケースも多々見られます。こういう場合、「家族」に関係する真なる感情の呼び覚まし(ダウンロード)も行う必要があるかもしれません。


 元武士、役人などで、戦争や権力闘争などに心底嫌気がさした結果、出家した場合、政略結婚のがんじがらめの生活に嫌気がさしていて、未亡人になったのを機に出家したというようなケースでは、厭世的な思考パターンも持ち越しているかもしれません。


 そういうわけで、スピリチュアルカウンセリングの経験を積めば積むほど、リーディングは出来るだけ緻密に、行う必要性を感じています。

 ただし、いつの時代にどこにいて、どういう身分だったかということ自体に意味があるわけではなくて、どういう苦悩、トラウマがあったのか、その結果どういう思考パターン、観念を持ち越したのかが問題なのです。


 それにしても、そういうものを把握するだけでなく、思考パターンの変更を通じて自由になれる、人生をよりよいものに変更できる、また、他者をサポートできるだけでなく自分自身に対しても用いることが出来る、これはシータヒーリングの素晴らしい可能性の一端です。


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シータヒーリング説明、体験会IN IHM 10月3日


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