交際費を上手に経費に落とす方法 | 関西の若手起業家と専門家が学び合う【独立起業研究会】ブログ

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交際費を上手に経費に落とす方法

土曜担当、税理士の曽我部です。

今日は会社の「交際費」について。

得意先を接待した場合などに使われる科目である交際費ですが
会社の業務上使ったお金であるにもかかわらず、
無条件で経費として認められるわけではないのが実情です。

具体的には、資本金が1億円を超える大企業や
資本金が5億円以上の会社の子会社については
一切経費として認められません。ご存知でしたか?

また、中小企業についても経費として認められるのは
年間600万円まで、しかもそのうちの10%は認めてもらえません。
(個人事業主の方は全額経費になります)

仮に中小企業が年間100万円を接待に使ったとしたら
10万円は経費として認めてもらえず、約3万円税金を
多く払っていることになります。
決してバカにならないですよね。

ところが、同じ接待に使った「交際費」でも
全額が経費になるものがあるのです。それは・・・

①社外の人との飲食費で、
②領収証等に「年月日」「相手先の名称・関係」「合計人数」
「飲食店の名称・所在地」の記載があり、
③1人当たり5,000円以下   のものです。

例えば、得意先とあわせて5人で25,000円以下だったら
通常であれば領収証には日付とお店の名前と住所は書いてありますから
裏面に「販売先 ○○商事 ××部長他 計5名」と記載すれば
全額が経費として認められるということです。

もちろん、意図的に領収証を分けたり、人数を水増ししてはダメですよ。

また、誰と行ったのか・何人で行ったのかを後で思い出して書くのは
結構わずらわしいものです。できればその日のうちに書く癖をつけましょう!