極端な謙遜はリスナーさん(顧客)に対する裏切りにもなる | 【出口貴章(ターキー)のブログ】喋りで大切にしてほしいいくつかのこと

【出口貴章(ターキー)のブログ】喋りで大切にしてほしいいくつかのこと

CHANGE TALK,CHANGE LIFE
「話し方を変えたければ生き方を変えろ」
一般社団法人日本フリートーク協会代表理事
現役ラジオDJ
もっと自由に、もっと自分らしく、もっと自信を持って
小手先の技術(やり方)ではなくあり方にこだわって欲しい

必要なのは覚悟

経営者の思いと情熱を放送でカタチにする
顧客をファンに変える番組製作の指南役
"ファン増殖放送コンサルタント"
ラジオパーソナリティのTURKEYです

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ラジオ番組のエンディングトーク
たまにこんなコメントを聴くことがある

グダグタな内容ですんません

謙遜なんでしょうかね
トークの稚拙さを詫びておられる

でもね

これってリスナーさんに失礼ですよ

例えば
ラーメンを食べに行って勘定の時
店のスタッフはこんなこと言う?

「グダグタなラーメンですんません」

聞いたことないでしょ?
でもおんなじことでしょ?

グダグタならお客様には提供しない
ていうか絶対に提供してはいけない
勘定で払った代金を返して欲しくもなる

「そんなラーメン食わすなよ!」

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でも
お金は払ってないからいいんじゃね?
そう思う人もいらっしゃるでしょう

いやいやいやいや!
ある意味お金より大事なもの
お金は取り戻せる可能性が十分にある
けど絶対に取り戻せないものがある

時間

ラジオ番組はリスナーさんと時間を共有
つまりリスナーさんの時間を頂いてる
この認識が喋り手にあまりにも薄い
だからこそ過剰な謙遜になるのかな

そもそも
グダグタになってしまうような状態
そんな状態でマイクの前に座らないこと
しっかりと入念な準備をすべきです

時間という対価を頂いて番組をする

この認識をしっかりと持って下さい

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こんなエンディングもよく聞きます
2人の掛け合いトークで多いパターン

「今日の番組、どうでしたか?」
「いやぁ、楽しかったですね」
A「本当に楽しかったですよね」
B「言いたいこと言えたんで満足です」

おかしくね?

これをまたラーメン店で例えるよ

A「今日の営業、どうでしたか?」
B「いやぁ、楽しかったですね」
A「本当に楽しかったですよね」
B「自分のラーメン作れたんで満足です」

これを勘定時に目の前でやり取りされる

今支払った代金
あなたたちの自己満足のための費用?
顧客の反応や声なんかは度外視

「お金、返してくれません?」

言いたくなりますよね?
営業時間を過ごした印象など
顧客にとっては全く無関係
それよりももっと気遣って欲しいこと

「おいしかったでしょうか?」

これはよく聞きますよね?
これがラジオではどんなコメントか

「お楽しみ頂けましたか?」

リスナーさんの反応は返ってこない
けどリスナーさんを気遣う優しさ
目配り気配り心配り
この配慮は持って当然のこと

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言いたいことを言って終わる
伝えたいことを伝えて終わる
趣味でやるなら勝手にやって下さい
一人だけの自己満足なら何も言いません

セミナー講師でもホンマに多い

「伝えたいことを伝えるだけです」
「伝えたいことは全部伝えたので満足」

あなたの発表会ではない!!

セミナーのゴールはそこじゃないから
そんなことを言うのなら
受講者全員に受講料を返しもらいたい
厳しいようだが間違いではない

セミナーも
ラーメンも
ラジオも

過剰な謙遜
そして自己満足

顧客を裏切ってますから

覚悟が足らんのです
出来不出来ではなくて

「よくなって欲しい!」
「幸せになって欲しい!」

向き合う人としっかり向き合う
助けを求める人を確実に救ってあげる

必要なのは…

覚悟と責任です