田村ゆかりファンクラブイベント2010@よみうりランド | 羊飼いの戯言

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作品の感想や雑感をつらつらと述べたblog

 よみうりランド にて行われた田村ゆかりファンクラブイベント2010に参加。帰りの足を考えて車で行きましたが、渋滞に引っかからなかったので家から小一時間くらいの距離でした。駐車場の奥にある専用門から中に入園。

 羊飼いの戯言-専用門  羊飼いの戯言-目張り


 入り口ではチケットや会員証のチェックの他、ビンゴシートや血液型毎に分けるためのリストバンドなどを装着されました。ちなみに会場の中ではリハーサルが行われており、外から見えないようにブルーシートで目張りがされておりました。なんか物々しいなぁ。

 羊飼いの戯言-仮面ライダーショー  羊飼いの戯言-電王とW


 到着して開演までは太陽の広場で仮面ライダーショーなどを見たり物販に並んだりして時間潰し。しかし、目当てのDS用シールやPSP用シール、更には大判のバスタオルが尽く売り切れていたのは残念でした。


 会場に入ったのは15:30。座席はほぼ中央の最前列というこれまでに引いたことの無い神席でした。会場は扇形ですり鉢上に座席が配置された屋外会場で、初夏らしい天気もあいまって大変過ごしやすかったです(日が照っている間は焼けそうでしたが、陰ってきてからは寧ろ風が強くて寒いくらい)。
 通常のステージとその前にハート型の特設ステージという構造。大き目の画面があり、そこにハンディカメラや大仰なクレーンカメラの映像が映し出されておりました。「なぜクレーンカメラ?」という疑問が氷解してその活躍が見られたのは第二部に入ってからでした。
 入園時に血液型ごとに色分けされたリストバンド、そして開場後にピンクと銀のポンポンが配布。昨年のこよりよりは使い道が分かりやすかったです。


【第一部】
 16:00に注意のアナウンスが流れます。背後はゆかり曲が延々と流れていますが、結構懐かしい曲もあり。
 開演はちょっと押して16:05。Princess a la modeの映像と思しき煽り映像が流れ、その後ダンサーさん、ダンボールのネコとウサギを従えたが登場しますが、まずはライブコーナーから。


#1 ライブコーナー
・『ゆかり王国国歌~めろーんのテーマ~』
 FCイベですから国歌斉唱は当然ですねぇ。警報から名前被せPPPHといった定型がはまる曲です。
・『Sugar Time Trip』
 2004 Sugar Time Tripツアー、2005年Spring feverツアー以来5年ぶりの懐かしい曲。にもかかわらずほぼ完璧にの振りコピが自然と出来てしまった自分が恐ろしい。ちなみに管理人はSugar Time Tripツアーの時の限定Tシャツをのイベントでは着るようにしています(でも、大分古くなった…)。


 「こんにちはー。スゴイ、皆が日の光の下にいるっていうのも珍しい。照らされているので暑くない? しょうがないね、我慢するしかないかな。」 管理人の席からだと太陽の光に照らされた絶対領域が真っ白に輝いていました。メイクや衣装の涼やかさもありましたが、なるほど「ハーフですか?」と聞かれるのも無理はないなぁという感想。
 水で喉を潤しますが、飽きずに飛ぶ「お水美味しい?」の呪い。「うっせ!」と混ぜっ返しつつ「後2曲歌いたいと思っている。ついこの間発売になった、『おしえて』…」、「A to Z!」の客席からの大合唱に「そういう決まりあったっけ」とご満悦。定型のお約束以外にもの一挙手一投足に食らいついていく王国民、流石の練度

 「『おしえてA to Z』とc/wの『裸足のプリンセス』を歌いたいと思います」で再び歌へ。


・『おしえてA to Z』
 ほぼ原曲にあるとおりの手拍子などはしっかり入っていましたね。初出でもしっかり統制が取れるのが王国民の凄さ。 
・『裸足のプリンセス』
 こちらはc/wになっているバラード。


#2 MC1
 歌い終わって「ありがとう」。そして「ハーイ、どうもー。司会を務める鷲崎健です。よろしくどうぞ」と登場したのは、昨年の名古屋公演 に引き続いて二回目の司会進行役となる鷲崎健さん。との付き合いも長く安心してMCを任せられる人材です。
 「今日は本当にいい天気だから、リハ終了後にやることがないから伊福部と二人で観覧車に乗っちゃいました」 昨年からポアロの相方でもあるイクノベさんもとい伊福部崇さん(放送作家)が脚本を書いていますね。
 の「皆、座ってもいいんじゃない?」→「はぁーい」の掛け合いで客席は着席。何度も書いていますが2006年のfancy baby doll名古屋公演 のMCで王国民に初めて刷り込まれた様式美です。
 「よみうりランドみたいな野外は初めて。待っている間に何か乗った? ホワイトキャニオンとか? ゴーカート止めれる? 乗っていてもブレーキのタイミングが分からず、最後のところで『うわぁー、ドン!』って停められる。」
 「ヒメは…、言い慣れないな。田村さんは(エー)よみうりランドに来たことあるの?」 ラジオの収録現場などと違って王国民の面前で『ゆかりん』呼ばわりするのに気が引けたのか『田村さん』呼ばわりしていましたが、自身は『田村さん』と呼ばれるのはあまり好きじゃないはず。
 「バイトしてたよ。さっきバイト時代の偉い人が来てお花をくれた。『何を動かしていましたか?』と聞かれてメリーゴーランドって答えた。主に『恐怖の館』でずっと座っている人が多かったんだけど、それを言うと使えない奴だったみたいで…、いや、恐怖の館が使えないわけじゃないけど、そう思われたら嫌だから内緒にしてた。(アトラクションは)凄く変わった。(古いのが)なくなったり(新しいのが)増えたり」 よみうりランドとファーストキッチンは有名。
 「来たことある人? その内、彼氏彼女と来た人?」という質問にはほとんど手が挙がらず「愕然とするくらい居ない」という鷲崎さんのコメントで自虐的な拍手が沸いたり。
 「ジェットコースターとか得意に見えないよね」、「試運転。色々な地区から試運転をしていくのだけど呼ばれていって乗って平気だった。でも今は三半規管がやられて『オエッ』となる。バンジージャンプもやったけど今はしないね。その時は『あのバイト、根性があるな』って思われたくって、人の役に立ちたくってやったよ」 今となってはが人柱になる機会は早々ないでしょうねぇ。


 「最後まで盛り上がって行こうね」で一旦締めますが、間奏の音楽に合わせてドリフのヒゲダンスで踊る鷲崎さん。でも「何でやんないんだよ!」のツッコミには「髪が乱れるから」と付き合わないでした。


#3 ゆかりん2カードトーク
 『生・お姫様の秘密』から一新したコーナー。ランダムで引かれた2つのキーワードを元にした質問に答えるコーナー。
・「スタッフ」と「洋服」
 「スタッフの洋服についてどう思いますか?」という問いに対して、「あのの人、絶対スタッフだって」と遅れてきた国民さんをいじりつつ「皆動きやすいよう基本Gパン。あ、洋服のスタッフ…衣装さんとは関係ないけど、会報の取材(SSDw)で会員の方が2-3人来てくれたことがある。その時待ち合わせ係のスタッフがファンと間違えられていた。その理由は、他の声優さんのファンクラブグッズを身に着けていたから。何で『4179LOVE』(椎名へきるさんのFCのロゴらしい)? 確かにへきる姉さん好きだけど、何でよりによってこの服装? 理由を聞いたら洗濯が間に合わなくてこれかギャラクシーエンジェルのミルフィーユ・桜葉のしかなくって仕方なく選んだ」という顛末を披露。「王国ができる前でよかったね、謀反だものね。」


・「去年」と「最近」
 「(最近、体調は)悪い。(去年、体調は)悪かった」でトークが膨らまないと思ったのか、「最近去年の写真を日記に貼ってる。使ってないなぁと思って。写真をupするのが面倒。大きさとかに制限があって変えなきゃいけないから。だから『最近、去年の写真を貼ってるよ』」 思わずその切り返しの絶妙さに唸ってしまいました。こういう機転が利くところがの魅力なのです。


・「春」と「はじめ」
 「春になってはじめたこと…、俺三味線始めた」、「じゃあ、ゆかりは『琴』…、ウソ」でなぜかどや顔になり、「お前らのとこのヒメはよー!?」と呆れる鷲崎さん。真面目な答えとしては「万歩計つけてるよ、健康のため」だそうですが、「何もしないと700歩くらい。だってこういう生活だもん」とステージ上にぺたんと座り込みジベタリアン的な所作を披露。こういう庶民性もいいですね。「胸に着けるの。連続して7秒動かないとカウントされない。昨日はつけてなかった、なかなか胸ポケットがないから入れられない。皆『なんだろう』と思うらしくおそるおそる聞かれるよ」と。
 なお、客席を見渡しながら緑色の服の多さに言及していましたが、「グッズのTシャツが黄緑色になったのは『芝生』のイメージ。『皆、芝生になれ』ってね。」


・「男の子」と「時間」
 「一時間、男の子で過ごせたら?」ですが、これは各種インタビューで出尽くした話題。「毎回、決まっているけど家から一歩も出ない。早く元に戻れって思う。一生男子はきっついね。全然男子になりたい欲求はないね。こんな男子もてないもん。」
 「ジーンズ持ってるの?」、「一年に一回やってくれるBBQしか履かない」、「BBQの時しか使われない服があるんだ。BBQの串と同じくらいしか使われないとは。田村ゆかりの持ち物で一番ボーイッシュな格好をさせたい。下はケミカルウォッシュのジーンズ」、「じゃあ上はネルシャツしかないじゃん」の即答で大笑い。すらすらっとアキバ系の格好(実際にはそんな格好でアキバを歩いている人少ないですけどね)での切り返しが出てきました。笑い過ぎて「お鼻出ちゃった」と引っ込むですが「声グラで企画やらないかな? 声優にダサい格好をさせる企画」とは鷲崎氏の言。確かに同誌は声優さんにコスプレさせたり、メガネを掛けさせたり、マニアックな企画が通りますね。
 なお、管理人は一度だけ『ときメモ』のイベント時にパンツ姿のを拝見したことがありますが、本人はおまたの形が露わになるのを嫌がってパンツを敬遠していた気がします。脚の形も綺麗だし格好よく映ると思うのですけどねぇ。


・「ご飯」と「暇」
 「暇だから飯食っちゃうことあるよね? どっかで時間をつぶすことが出来ない。二時間あったらどうする?」に「病院」と即答する。「王国では有名な話なの?」に客席が「ハイ」と勝手に答え、「なんで適当に言ったの!?」とおかんむり。「あの空気感が好き。健康になった気がする。行くのは内科。歯医者さんは急には行けないよ~」、「確かに『(暖簾をくぐるフリをしながら)今日やってる? もう火を落としちゃった?』とは行かないよね。」
 「外で二時間あったら何食べる? 時間つぶしにマックに行って、でもドリンクだけでは済まないんだよね」、「ゆかりは椅子に座ってるよ。マックに入ったら(…斜めになって考えながら)シャカシャカチキン!」、「マックじゃないじゃん!」、「マックだよ!」、「ヒメ、すみませんでした」、「打ち首!」、「死んでしまいました、ということでコーナー終了でーす。」


 間奏の音楽に合わせてまたもドリフのヒゲダンスで踊る鷲崎さん。でもやっぱりは知らんぷりで、「何でやんないんだよ!」のツッコミ。


#4 ○○友達100人できるかな?
 続いては最近恒例の、国民参加型の企画。B型H系の「H友100人出来るかな」に掛けて、とあるテーマに該当する国民さんにステージ上に参集してもらう内容でした。途中グダグダで軌道修正を図っていましたが、これだけの数の素人をステージに上げても大丈夫、と運営側と国民の間に信頼感が醸成されているからこそ通る企画ですね。


 先ずは血液型でチーム分け。A/B/O/AB/H(血液型不明)ごとにお題が出され、該当する人が呼び込まれます。


・一回目
A型:本日購入したFCグッズの内、バスタオルを持っている人
B型:赤い服を着ている人
O型:ネクタイをしている人
AB型:飛行機のチケットを持っている人
H型:靴がナイキの人


 A型の該当者がいきなり大人数だったため、急遽これのみでカウント。次々に壇上に上がってくる有資格者に対して「お買い上げ有難うございます」と言いつつも「怖い、囲まれた」という光景でした。ステージの中央に玉入れのかごがセットされ、運動会の玉入れの要領で壇上の集団が一人一回チャレンジし、投げ終わったらどんどん捌けて行くというシステム。説明の最後には「はぁーい」と返事が上がり「聞き分けがいいなぁ」と鷲崎さんも感心しきり。もうさぎを投げ入れてアシストし玉入れが終了したところで数のカウントに移りますが、数える際はおたがいに玉をぶつけ合ったりスタッフさんにぶつけたりとじゃれる光景が展開されました。
 その後はB/O/AB/Hと続いていきましたが、人数的には適度に絞れていました。壇上から国民さんに捌けてもらう時には、「ご協力有難うございます」という鷲崎さんと「帰ってくんないかな? 帰れ、帰れ!」とツンモードのという好対照でした。玉を数える時にぶつけられたが一々血相を変え、それが画面にドアップになるという「顔芸」が披露されたりと普段のライブではなかなか見られない姿が展開されましたが、これも半分内輪のようなFCイベントならでは。
 元々は結構人数が集まったのですが、玉入れシステムで予想以上に選抜されて結局75名に留まりました。「ゆかり、ここでも友達が出来ないよ」とかやさぐれモードに入るかと予想しましたが、流石に言いませんでしたね。


・二回目
 「AB型から行こう」というの声で順番変更。この辺の細かい気配りが流石。
AB型:新幹線のチケットを持っている人
B型:指輪をしている人
O型:今月が誕生日の人
A型:名前が田村の人
H型:ゆかりのことが大好きな人
 H型のお題発表に対して「なに、そのオールマイティカードみたいな奴」というコメントが付きましたが、「何回も使うからねぇ」と。


 壇上に集まった有資格者に対して、とダンボールウサギとネコはハート型ステージに上ります。が歌う曲に合わせてウサギとネコが踊りますが、それをきちんと振りコピ出来る人が合格というシステム。踊る曲は当然有名曲のはずですが「めろーんのテーマか、井森美幸のスター誕生みたいな奴でもいいよ」といって何故か井森美幸がホリプロスカウトキャラバンで優勝した時の伝説の踊りを披露。のブームなのか、何度も披露する場面があったのですが、綺麗な衣装を着て真面目な顔で物真似をするのが何ともおかしく。
 実際には国歌が選択され、これは合格者多数だろうと思われましたが「割と踊れない人が多数です」でバラバラと壇上から自主的に去っていく国民達。も半ば慌てて「え、あれ、ちょwwwおまwww。皆、面白いからて帰らなくていいんだよ」と引き止めていましたが、残った数はテレビ的に丁度良さそうな人数。
 数を数えるために「小さく前にならえ」というの号令で自然と整列がなされましたが、本当に素直で良くできた国民です。後は並んだ順に番号「1番」から順に数えていきますが、総勢は105人という絶妙で「凄くいい数字」でした。


・三回目
B型:ジーンズ以外のズボンを履いている人
O型:ペットの写真(紙)を持っている人
A型:『おしえてA to Z』のCDを今持っている人
AB型:メガネをかけている人
H型:ゆかりのことが大好きな人


 壇上に集まった有資格者に対してにまつわる質問が5問出され、全問正解者のみが残るというシステム。○×クイズなので、頭上に○か×を作らされるのですが、頭上で×を作っている国民に対して「その場でジャンプ! オラ、もっと感じてみろ!」とTOSHIばりに煽る。「設計の人もそんなに大人数でXジャンプするように作ってないよ」と鷲崎さんがたしなめていましたが、『X JAPAN』のファンでもある管理人としては激しくツボに入ってしまいました。


1) 出身地が福島県→×
2) タコとイカではタコが好き→○ 「生タコもたこわさもタコのから揚げも美味しい」
3) 今日の朝食はトースト→× 「良かった、今日ツイートしなくて。杏仁豆腐食べた」
4) 好きな文房具は分度器→×
 「かつてよみうりランドでこんなしょうもない質問が出されたことがあるでしょうか」と鷲崎さんが呻いていましたが、意外と不正解者がいて「なんで分度器の良さが分からないんだよって顔をしています」、「正直、角度とかどうでもいいもん。」
 ここまでは割と減らなかったのですが、最後の質問で真っ二つに。
5) 野球のセ・リーグとパ・リーグどっちが好き?
 は客席の前のほうに向かって「よみうりランドの読売、巨人ってどっちだっけ?」と小声で情報収集。上手い発想するなぁと思いながら聞いていたのですが、なんと正解発表にいたって「だってここ(よみうりランド)はジャイアンツだもんね。パ・リーグ!」で脱力してしまいました。ステージ上がそこまで読み切れていたかどうか不明ですが、ざっくり半減してしまい、またも微妙な数字に。
 数を数えるために整列させますが「小さく前にならえ。打ち方よーい。てぇー」の号令にならって鉄砲隊よろしく発砲の真似をさせて遊んだり。それでも100人にはわずかに届かなかったため、FCのスタッフやステージ周りのスタッフも巻き込んで「衆人環視下で行われた完全なるインチキ」が展開されて丁度100人に到達となりました。


 間奏の音楽の際は打ち合わせをしていた鷲崎さん。に対して「俺が走ってなかったらお前が走れよ!」と手を変え品を変えツッコミ。


 割と時間がかかりましたが、多くの国民がステージ上、更にはのお側に上がる機会が持てたというのは喜ばしいことですね。FCイベントでは何度が客席に下りてもトラブルが起きなかったことが実績になって、逆に国民がステージに上がる企画が増えつつあるのですが、皆きちんと良識をわきまえた行動をしていて大変気持ちが良いです。だからこそ今回の【第二部】のような企画も通ったのだと思いますし。
 管理人も今回2回ステージに上がる資格を持てたのですが、メモ取りを優先してスルーしてしまいました。流石に壇上にノートを持っていくのは憚られましたし…。


#5 ゆかりんビンゴ!

 入場時に配布されたビンゴ用紙。通常のビンゴだと数字ですが、が「好きなすしネタ」、「飼ってみたい動物」、「好きな歴史上人物」、「好きなコンビニ・スーパー」、「訪れたい都道府県」の5つのお題をそれぞれ9つのマスに書き入れておき、それを使ってビンゴをやるという企画。

 これ、実は管理人の所属する牧場で行われる定番ゲームなのでめちゃめちゃ既視感があったのですが、回答の自由度が高いのと正解を予想して書き込む際に工夫のし甲斐がありゲーム性が高いのですよね。ビンゴになった時は「L・O・V・E、ラブリーゆかりん!」と叫んで申告するというルールもお祭り気分を高めてくれました。


1) サイン入り『おしえてA to Z』ポスター
 お題はすしでしたが、かんぱち/うずら納豆/甘海老/車海老/海老/メロンで募集人数に達してしまいました。うずら納豆はラジオで散々好きだと言っていましたからビンゴのマスの中央に書きましたが、こんなに海老責めで来るとは。そりゃあ鷲崎さんも「寿司ネタにメロンとか当てるなんて、国民としては100点日本人としては0点。組み立ては最低ですね」と愚痴るはずです。


2) オリジナルTシャツ
 お題は動物。ウサギ/ネコ/イヌで諸所から「L・O・V・E、ラブリーゆかりん!」という叫びが上がってしまったため急遽2ラインで合格にアップ。その後はリス/フクロウで締め切り。


3) オリジナルせんべい
 お題は都道府県。新潟/広島/福岡/仙台/沖縄は取り消し/鹿児島。
 「これは県じゃないけど、仙台」といった時にビンゴになった国民さんがいて「仙台は県じゃないのに、バーカ、バーカ」とか辱めていましたが、逆に読み切られている気が。振り返ってみるとこれは秋のツアーで行く場所ですね。そして新潟に行ったことがないと言っていましたが、SSDwで遅い桜を見に行っていた気がします。
 面白いのは沖縄と読み上げた瞬間にあちこちから「L・O・V・E、ラブリーゆかりん!」が一斉に起こったことに対する対応。管理人も真ん中に書いていますし、前から沖縄にFCのお金で行きたい(SSDwとか)と述べていましたから当然の仕儀なのですが、「沖縄は『なんちゃって』」と一瞬で取り消しが入りました。国民も流石に多すぎるな、とあっさり撤回を受け入れていましたが、「普通のイベントなら暴動モノだけど許してくれるのが国民の愛だねぇ」と鷲崎さんが感心していました。


4) ゆかりん2ショット写真
 お題は歴史上人物。かなり確率の低いラインを狙って回答していく。源義経/チンギス・ハーン/遣唐使/ペリー辺りで早々に当選者が出た時には「いいか、こっちは適当に言ってるんだ!」と当てられたことに驚いていましたが、石原都知事/ツタンカーメン/マイケル・ジャクソンで当選者が出た際には「なんでマイケル・ジャクソン書いたの、バーカバーカ。しかも真ん中なの?」とコメント。

 その後は、ずうとるび、「いっぱい居たらごめんね、『田村ゆかり』…『ゆかり姫』…、あれ、いないの?」と苦戦模様。劉備玄徳/三蔵法師/ドビュッシー/モーツァルト/滝廉太郎/聖徳太子まで下ってようやく正解者が出現。一応『田村ゆかり』を記入している人を見つけて「田村ゆかりいるじゃん、恥をかかせやがって」と安堵のコメントを出していました。
 特筆すべきは、本来このコーナーの当選者は3名のはずでしたが、6名(1+1+4名)出てきた時に「いいよ、全員で」との鶴の一声で当選枠が倍増したこと。その分撮り直しが利かず一発勝負のポラロイド写真になったのですが、この辺りののサービス精神旺盛ぶりには本当に頭が下がります。
 ちなみに、つなぎで鷲崎さんが「ポアロライブ来てくれたら簡単に撮れます。タレントと客の垣根が低い低い」とかこっそり営業活動をされていました。


 数千人の中からビンゴで当てるとなるとかなり確率の低い答えを出していかないとあっという間に正解者が激増してしまいますが、この辺りでが頭をフル回転させているのを見るのだけでも楽しかったですね。


#6 告知
 ストールを羽織って再登場する。「以上で終了でございます」、「楽しかったです。時間的に日が暮れるのかなと思ったけどそうでもなかったね」、「以上で終了ですが、全員に素敵な告知があります。」


 一つ目はアルバムの告知。「8thアルバムをいつか出します! いつか絶対出してやる」 まぁ今年の秋くらいですかね。


 もう一つは「田村ゆかりLove Live 2010」のツアー決定のお知らせ。何と現在10公演が確定とのことですが、千秋楽が国際フォーラムホールAで終わるのかなぁ。2daysになるとか追加公演が入ったりするのでは、と睨んでいます。

 注目の日程は以下の通り。


09.23(木・祝)新潟テルサ
09.26(日)仙台サンプラザホール
10.02(土)福岡市民会館
10.03(日)福岡市民会館
10.10(日)パシフィコ横浜大ホール
10.11(月・祝)パシフィコ横浜大ホール
10.17(日)愛知アイプラザ豊橋
10.22(金)グランキューブ大阪メインホール
10.24(日)広島アステールプラザ大ホール
10.30(土)東京国際フォーラムホールA


 …うう、今まで単独名義のライブは全て参加してきた(少なくともふぁーすとらいぶ以降)のですが、このシーズンに一月半の遠征は相当に厳しいものがあります。でも何とか頑張りたいです。
 地方の小さな会場が多いせいか「スカスカでデビュー当時に戻ったような気分になったらどうしよう。ええっと頑張ります!」と不安を乗り越えても意気込みを語ってくれました。


 そして最後の締めと見せかけて「まだだ、まだ終わらんよ」予告が。
 「ここでイベントは終了するのですが、皆さんにの新曲のPVにご参加いただければと思います。そちらにもお付き合いいただければ、と思います。ここまでのお相手は」、「田村ゆかりと」、「鷲崎健でした!」で一旦幕。

 この時点で18:15でした。



【第二部】
 おもむろに三嶋プロデューサーが登場。「みっしー!」、「あきおー!」の大歓声に迎えられますが壇上は鷲崎さんとみっしーPの「珍しいツーショット。番組の終わった舞台裏みたい」でしたが、かつてラジオ番組で対談しての仕事に対する姿勢などを語っていたことがありますね。
 「FCイベントに関われるの本当に楽しみです。『心からファンの人』の集まりだから『鷲崎喋るな』って思われても仕方ないけど暖かく迎えてくれる」、「(王国民って)基本いい子が多いのよ」、「皆さんのおかげで本当に有難うございました」で場内から拍手。


 そしてみっしーPの口から第二部の説明がなされます。
 「PV撮影、FCイベントで皆さんに協力していただきたい。これから1-1.5時間かかります。どこにも公開していない新曲。もちろんアルバムに入ります。発売時期もざっくりとは決まっています。新曲のPVを撮りたい。もちろん曲は本邦初公開で、ゆかりちゃんも緊張していると思う。PVで使いたいのはポンポン。これを駆使して盛り上げていただきたいと思います。」
 注目の曲名は『Love me now』(正しい表記は不明)という王道跳び曲でした。会場入場時にもらっていたピンクと銀のポンポンと、何故か導入されていたクレーンカメラが活躍する場面が来ました。


 羊飼いの戯言-家宝


 「一旦撮影が始まると人が動くのはNG。だから帰りの電車とか飛行機のチケット、時間に限りがある人は涙を飲んでください。今ここで参加するかどうか決断してもらいます。キャラクターや版権モノ、ネズミとか(笑)の服を着ている人は写り込まないように気をつけてください。皆、大人だから判断できるよね。サイリウムとペンライトは我慢。機材やスタッフにも触らない。ポンポンで統一させて。嘘ついて来ている人、今日塾行くとかいってこっち来ている人、そんなに写り込まないから大丈夫」と諸注意がありました。


 「ここが最終ジャッジです。無理せず後悔せぬよう決めて。大体60-90分くらいで、少なくとも5回以上は歌います。本来のPVは丸一日掛けて撮る。十数時間から3-4分の物を撮ります。決して経費削減ではないです。安上がりで使いやがってとか思わんといてね。皆で一体となっているPVを作りたいじゃないですか! 皆さんとも長い付き合いになっているし、ゆかりんも何度目かの17歳になっても元気なんで、頑張って行きたいと思います。」


 裏でがスタンバイしている間、みっしーPから経緯の説明がありましたが、『皆で一体となっているPVを作りたいじゃないですか!』の一言にはグッと来ましたね。これまでも「ゆかりのライブはファンの人と皆で作り上げていくもの」という言葉があったり、イベントでも決して一方通行ではないやり取りがあり、運営側と国民側が双方信頼しあって成り立つ企画がたくさん成立してきましたが、今回のようにPVという形で世間に出る商業作品を作る上でも国民と協力したい、という熱くて篤い想いがヒシヒシと伝わってきました。


 というわけで、とダンサーさん2名がハートのステージの上で『Love me now』を歌って踊り、客席を埋め尽くした国民がポンポンを持って揃いの振り付けを披露するという映像を作るお仕事が始まりました。

 まずダンサーさんの指導で振り付け練習(裏1・跳び・溜めジャンプ・アーチ・頭上回転など基本的な動きの組み合わせだったので結構覚えやすい)があり、その後は2回歌って確認、2回歌って確認という作業を地味に何度も繰り返していきます。

 最初は振り付けを間違ったり慣れないトラブルが多かったも徐々にスムーズになっていきますし、最初の1-2回はやや間違いも目立った客席もみるみる練度が上がって、文字通り一糸乱れぬ振りを披露できるようになっていきました。
 作業の合間には時に国民に愛想を振りまきカメラに向かってふざけたサービスショットを連発したかと思えば、映像を見直したり修正点を打ち合わせる時のの表情は真剣そのもので周りの雑音など耳に入らない様はまさにプロの表情でした。かと思うと「お月様、金星」と空を指したり、「蚊がいる」と虫除けスプレーを持ってきてもらって、スカートのすそをたくし上げて太ももや背中、前胸部、腕に塗ってもらって国民の熱視線を浴びたり、とのお仕事ぶり、その一挙手一投足に目を奪われてしまいました。
 ちなみに管理人の目の前にクレーンカメラが来ていて、アームの伸長を担当する人とカメラの動きをコントロールする人の両方の仕事ぶりが見られたのですが、常にを画面の中心に捉えて放さない技術や、ローアングルを狙う遊び心(コントロールしている人、女性なのにw)にも感心しました。


 気が付くと時間は19:52。よみうりランドの規則で音出しが20時までと決まっていることもあり、最後は記念撮影風の映像を撮って終了となりました。


 最後は中央に戻って「長時間有難うございました。お疲れさまでした。皆さん右手は大丈夫ですか。最後まで本当に有難うございました。絶対皆が見れるような形にしたいです」、「全編差し替えになったらどうしよう、『アハハハ、ウフフフ』みたいなイメージ映像になったらどうしよう」と締めへ。
 「スゴイ良い絵でしょ。テンション上がる。政治集会みたい」、「マスゲームやれば良かったなぁ」「マスゲームは二度とやりません(エー)」、「あの惨劇を知らない人が結構いるのかも。でも盛り上がったよね? マスゲーム参加した人? 来年はメロプリ10周年だしあの伝説のマスゲームが再び…」、「はっきり言います。ないです」では壇上でorz状態。「もう一回いいます、マスゲーム無いです」、「最大のツアーが秋にあるのでそこで…」、「中途半端になるでしょ、段取りが。ツアーでも絶対に無いです。」 『サンタが街にやってくる』に合わせて色を変えるマスゲームはやっている方は結構楽しかったのですが、いかんせん映像を撮ったカメラが貧弱(家庭用のハンディカム)すぎて鑑賞に堪えなかったのですよねぇ。今の規模でやったら結構壮観になると思いますが。


 「『Love me now』のポンポンをグッズとして是非使ってください。愛用してやっていただければと思います」 これは秋のツアーまで大事に取っておきましょう。


 「四時間に渡って驚異的な長さのイベントをやってきました」、「来年は地方に行こうね。来年は地方に行くよ!」というの勝手な公約をけん制するみっしーP。何しろ勝手にカウントダウンイベント(2004→2005)を約束した前科がありますからね。
 「新潟、広島、福岡と頑張って行っている。ツアー10本。皆も『はじめまして』になろうね。一ヶ月以上のツアーになります。来年はメロプリ10周年ですし…」、「何と三ヶ所で公演を」、「これは書いたらアカンよ。メロプリは10年20年と続けて行きたいと思っていますので、10年後もこんな衣装で『めざせ聖子ちゃん』で、まだまだやります。」


 「気をつけて、有難うございました。またねー、気をつけてねー」と手を振りながら袖に捌けていき、最後は投げkissを1回送って消えて行きました。終演は20:05。


 終わってみればあっという間の4時間。FCイベントはと国民が一緒に遊ぶのが定番でしたが、今回は一緒に遊ぶだけでなく一緒に物を作り上げていくという作業が追加。これは決して運営サイドが国民を単なるお客様とは思っていない、むしろ運営側もファン側も一体となってゆかり王国を形作っていると信頼してくれている証だと思いますし、その期待に応えられるだけの素晴らしい王国民が揃っていると改めて感じました。

 やはりどれだけ時が経ってもの存在は常に心に滋養を与えてくれますね。