九段下・美エイジングア®カデミー主宰、桜井まどかです。
100均の6色入りカラー粘土です。
小さなカップに入っていて、お値段だけではなく見た目もアイスクリームのような愛らしさ。
手触りはソフト、混色して様々な色をつくることができます。
きっちりとまぜなくても、マーブル模様が楽しめます。
突然の右手の怪我に悩むクライエントのために、急遽用意した画材です。
ワークショップの前には、私もこの粘土を使ってみました。
固まるまでの時間がなんと約2日。
どんなにゆっくりと丁寧に作業しても、これなら平気です。
こちらは私の作品 (用紙はB5サイズ)。
テーマは『大切にしてきたいもの・育てるもの』
お子様的な表現で恥ずかしいですが、利き腕ではない左手だけで作ってみると、この作業が精一杯・・・。
小さなパーツのみ作ることができました。
左手で粘土を掴んで適度な大きさに分けて、こねて形成するということが難しいため、大きな物体は出来ませんでした。
粘土によって、こねたり 擦ったり 押し付けたりという作業過程は、幼児期に必要なスキンシップと似ています。
この時期にスキンシップが足りないと思っていたり、何かの理由で寂しさを感じていたようなら、大人であっても粘土で味わうことが出来る感触は大切です。
指先から形づくられ、作品として生まれ変わる時。
自分の想いがアウトプットされていく感覚です。
無心になって、創られるものは、意外なものが出来上がるかもしれません。
こうした集中する時間は、良い気分転換にもなります。
私の作品について説明をすると、最初に中央の黄色の丸を置き、その周囲に人間関係のように他の色の丸を配置したものです。
マーブルが醸し出すように、共鳴しあう人間関係です。
絵の四隅に、うねうねと波形で見えるものは その日の体調です。
(生理前で、お腹の張りが気になっていたのです)
無意識が発する表現に、自分でもちょっとビックリしました。
ベースの水色の紙も、寒色・暖色でセットになって100円で売っていました。
B5サイズ位の小ぶりな色画用紙は常に用意しています。
これくらいの用紙サイズは、粘土の台紙として以外にも、初めての色彩表現の導入として、取り組みやすいです。
さて、件のクライエントのお話にもどります。
当日は粘土だけではなく、土台に色紙を複数合わせて使い、色幅を多く表現しました。
ご自身の転機を表すような、茎がすっと上を向いた立体的なお花を創りました。
そうした柔軟な表現方法に出逢うことも、私自信の勉強になります。
粘土関連過去ブログ
かけがえのないスキンシップ、画材との出逢い 1.
大人になってからの追体験。画材との出逢い 2.
テーマ: 健康・メンタルヘルス、美しいエイジング、色彩心理、アートセラピー