今週の総括
今週は週明けはイタリア国民投票の影響で下落しましたが、MSQ週で波乱が予想されたものの方向は完全に上でした。ザラ場終了後米国株はさらに上昇し、日経CFDは19,200円を超えて終わっており、年内日経2万円も視野に入ってしまう勢いです。
過去数年で12月は一旦波乱が起きやすい点、ドル円・日経のチャート形状が垂れて着たこと、PER 16倍達成、移動平均線からの乖離の大きさからそろそろ調整に入ると思いきや、米国株の伸びが日経を牽引して金曜には一気に19,000円まで行きました。やはり上昇相場はいつまで続くかが読みにくいです。
相変わらず外国人が買って個人が売っている状況で、いよいよ売り方が圧倒的不利な状況に追い込まれてきたと思います。波乱の多かった2016年のトラウマが大きかったと思いますが、1年耐えて買い値に戻ってからのヤレヤレ売り・・も結構含まれているんでしょう。
今月残っている大型イベントは12/14の米FOMCということになりますが、利上げ確率は95%程度とほぼ確実と見られています。個人的には余程の波乱がない限り様子見に徹しますが、予想通り利上げしたとしてもその後の反応を見極めたいと思います。
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主要指標
投資主体売買動向: 海外投資家は買い越し、法人は買い転換、個人は売り越し
裁定買い残金額: 1.5兆円台で→
空売り比率: 35~38%で→
VIX指数: 11台で↓↓
原油価格: 51ドル台で→
金価格: 1,150ドル台へ↓
日経EPS: 1,150円台へ↓
国債10年物利回り: 0.05%前後で↑
米国債10年物利回り: 2.4%台後半へ↑
日銀ETF買い(臨時): 742億円 (1回)
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週間/月間収支
今週の収支ですが、小型株の伸びが弱く週後半は日経に大きく置いて行かれましたが週間収支はプラスを継続しました。チャイナショック前の評価額にいよいよ迫ってきたので、日経に遅れてやってくる小型株の伸びに期待したいところです。
取引としては、低位個別株の打診買いと日経ダブルインバースETFをヘッジで持っていましたが、個別株の方はダダ下がりでヘッジポジションもマイナスが膨らんで想定通りに動かなかったということでポジションをリセットして休みモードに入りました。これで今年に入って初めて信用ポジションなしになりました。
さて米国株の方ですが、トランプショックも一日と続かず、その後も米国株指数は右肩上がりでなかなか買い場がありませんでしたが、最近トランプ発言で下落していたジョンソン・エンド・ジョンソンを最後のNISA枠で購入しました。50年以上連続増配の優良株なので期待して長期保有したいと思います。
株式週間収支(前週末比) +353,046 (+1.5%)
株式月間収支(前月末比) +428,452 (+1.8%)
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個人的日経投資マインド
短期のテクニカルサインは明らかに買われ過ぎで、PER 16超えとなって割高ですが、今現在のデータからのレンジ予測が通用しないゾーンに既に入ってきたと思います。ポジションを膨らませすぎず順張りするのが期待値が高そうなので、中立に変更します。
中長期では米国株が高値更新してきており為替も堅く、日経まだまだ上昇余地がありそうです。米利上げ絡みの波乱はありうるので押し目買いのスタンス継続で消極的買いとします。
短期: 中立 / 中長期: 消極的買い