芝居のつくりかた。その2 | 大曽根クルール 情報置き場ブログ

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大曽根クルールによる、きほんてきに音楽にまつわる色々についてのブログ

前回のブログのつづき。

 

1つ前の記事はこちら。

https://ameblo.jp/culu-lu/entry-12359832850.html

 

 

 

 

そして本番がはじまる・・・!

 

 

これも小劇団界隈ではよくあるのですが、

本番当日に初めて会場でリハーサルなんてザラだったりします。

ほんとは1ヶ月前とかに実際の会場で稽古したいんだけど、やはり現実的に厳しいのです。

 

なので早朝から必死に設営。

暗幕を張ったり、客席レイアウトを考えたり、音響照明さんと打ち合わせしたり。

 

ざっくり流れとしては、

設営→音響照明打ち合わせ→場当たり→ゲネ→本番

てな感じです。

 

場当たりとは、音響、照明、その他スタッフサイドの確認、練習の時間と言えば分かりやすいですかね。

出ハケのきっかけ、照明のタイミングなどを確認する大事な時間です。

ほんとはこれも数日前とか前日にはやっておきたいんだけど、色んな現実がのしかかるため当日に。

 

ゲネとはゲネプロの略で、ざっくり言えば「まるっと本番と同じ事をやるよー」ってな通しリハーサルです。

なので中断もないし、音響も照明もあるし、自分の出番じゃない時はちゃんと袖に待機です。

お客さんゼロの中、本番さながら迫真の芝居をするという、見方によればヘンテコな時間。

 

 

 

さて、そんななか会場には謎の花?が届いたり。

 

 

あとのまつりさんは、レズっ娘クラブさんとどういう関係なんでしょうNE☆

 

 

 

なんだかんだしてる間に、もう本番が始まるのです。

 

 

楽屋はみんなで1部屋。

だいたいの小劇場はこんなもんだったりします。

個人それぞれに6畳くらいの楽屋が用意されてお茶菓子なんか置いてあって、、、なんての夢の世界のお話です(´;ω;`)

 

多分ここは3畳くらいかな。笑

ちなみに客席から見て舞台の左側を開けたらこの部屋になってます。

 

演者は本番直前で緊張しつつもワイワイ楽しんでたり。

 

 

やっぱり気合いを入れるということで、

ベタですが円陣組んだり。

 

 

 

 

で、はじまる!

 

 

会場はこんなの。

正面がステージ、右側が楽屋って設定の舞台。

2面舞台のお芝居なのです。

 

 

 

さっき言ってたガチ楽屋はここね。

 

 

 

今回は「はい、今からお芝居はじまるよ!」って感じではなく、

演出上ぬる~っと本編が始まっていきます。

 

っていうのも、開場時から演者はこの楽屋舞台で準備をしてる(風の芝居)のであります。

楽屋舞台はさっきの画像の右側。L字になってるのね。

 

 

 

正面舞台を客席から見るとこんな感じ。

このように、前回書いた謎のあらすじのような物語が動いてゆくのです。

 

あらすじはココ読んでね。

http://g-unununium.jugem.jp/

 

 

 

 

 

2日間5公演。

初日のゲネも含めると、丸々6回も本番通してるという、

なかなかHPを削ってくるタイムテーブルでした。

 

しかしこれも、少しでも多くの方に観てもらいたい一心です。

おかげさまで、すべての回で沢山の方にご来場いただけました。

ご来場された皆様、本当にありがとうございます。

 

 

 

ちなみに今回、舞台の為だけに書き下ろした楽曲があります。笑

 

出演者の「あとのまつり」によく似た「よいまつり」とのコラボ音源です。

 

基本的な演奏とサビ部分の歌は僕が、

ラップなどの歌詞と歌はよいまつりが担当。

 

このためだけに作ったとは思えない謎の高クオリティで、当日にちゃっかりCD販売も。

しっかり歌詞付きの紙ジャケットに封入して、

盤面にはサインをしっかり入れまして、

たくさんの方に連れて帰っていただけました。

 

 

 

ちなみに一般的な舞台演劇の終演後にはあまりやらないものなんですが、

今回は出演者と乾杯タイムが設けられておりました。

お時間のあるお客さまは残って、演者とともにプチ打ち上げ。

 

それぞれ役者は物販席に立ちながら、お客さまのテーブルにお邪魔しながら、

ワイワイ楽しい時間を過ごさせていただきました。

 

 

お客さまの超絶ご好意で何故かテキーラをごちそうになったり。

 

これ初日の夜公演のあとでしたが、

もう翌日の事なんか全然気にせずにいただくよね。

 

ウェーイ言いながらテキーラを飲み干す役者たち。

ここらへんはミュージシャンも芸人さんも共通のようです。

 

 

 

そして宴は続き、

翌日の舞台本番も無事に終え、

2日目の夜もやはり宴は続き、

帰宅して死んだように眠り、そしてまた日常が動き出すのであります。

 

 

 

 

 

 

 

ところで、舞台演劇って全然儲かりません。

 

たとえお客さんがたくさん入って黒字になったとしても、

よくよく考えたら稽古の交通費会議室レンタル代を考えたらどうあがいても赤字なんですよね。

もちろん今回も赤字だ!(笑えない)

 

 

でも、そうしてまで何故やるのか?

 

 

演技力、表現力を養う意味で、舞台にかなうものはありません。

2時間分の動き、セリフを覚えたうえで、観客に届くように演じなければなりません。

カットも無ければやり直しもない、1回限りの真剣勝負。

 

音楽のライブも同じ意味で大切なのですが、1つ大きく違う事があります。

 

ほとんどの場合、音楽ライブの方が役者の舞台より稽古時間が少ないということ。

芝居の方が何度も何度も入念に繰り返し、本番の1発に賭ける想いが強い事が多い。

 

誤解を恐れずにミュージシャン界隈に分かりやすく言うならば、

役者は毎回がワンマンライブのモチベーションでやってるところ。(当然っちゃ当然なんですが)

対バンやフリーライブのように、ある意味「すでに持ってるもの」で勝負するという選択がない。

その日に向けて新しいものを仕込んで、それを披露し続けるのが役者の凄い所です。

 

 

逆に言えば、ミュージシャンはライブを数を増やすのならばその分の稽古をしっかり出来ているのかどうか。

その1回1回のライブに向けた最大限の準備を、本当にしているのかどうか。

このあたりを見つめなおす事ができるのも、音楽以外の世界に触れる大きな意味となります。

 

 

でも、なんやかんや言ってるけど、難しい事は抜きにして結局は

楽しいから、好きだから舞台やってます。

これにつきます。

 

みんなも好きな事、楽しい事は損得抜きにしてバシバシやっていこうぜ。

 

 

 

 

そんな僕、もちろん芝居だけが好きな事ではありません。

そりゃ音楽だって大好き。

 

3/21(水祝)は色んな意味で特別なライブが大阪であります。

劇団メンバーも何人かライブに遊びに来てくれる模様。うれし。

 

 

 

【日程】 3/21(水祝)

 

【時間】 開場18:00/開演18:30

※大曽根クルールは20:15頃~演奏予定です

 

【料金】 前売2000円/当日2500円

(+別途1ドリンク)

 

【出演】 実希/吉川 葵/上田 マユミ/生越 優花/大曽根クルール/heco 

 

【場所】 心斎橋ブラステ

http://infobrightstage.wixsite.com/rh-brightstage

 

【アクセス】 

地下鉄心斎橋駅、長堀橋駅より徒歩5分。

 

 

ライブに関する地図などの詳細、予約方法はこちら!

https://ameblo.jp/culu-lu-news/entry-12345824964.html

 

 

 

 

この日はちょっとばかし特別な思いがあります。

詳しくはこちらに書いてますので、ぜひ読んで欲しいです。

https://ameblo.jp/culu-lu/entry-12349124569.html

 

 

ぜひご予約お待ちしてますね!


芝居を経ての全力ライブ!僕も楽しみ!

元気にお会いしましょうーー!!!