加子母村 森林バスツアー1 加子母の御神木が伊勢へ運ばれるまで |   おいしい毎日

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ヒノキの森で森林浴!岐阜 加子母村・森林ツアー 1    


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加子母(かしも)と言う地名をご存知ですか?
加子母は岐阜県中津川市に位置し、伊勢神宮の御神木を奉納される森を保有しています。


6月22~23日 1泊2日で、農商工連携認定事業として加子母を支援し森を育てていらっしゃっる株式会社 丸二様に、加子母の森や神宮備林をはじめとした森林再生の現場に出会う貴重な機会を頂きました。
ご関係者の皆様には、細やかなお心遣いで旅を楽しませて頂きました事、心よりお礼を申し上げます。
ありがとうございました。

さて、facebookやTwitterでは何度かリアルタイムにお伝えしてきましたが、改めて旅についてまとめてみようと思います。


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株式会社丸二様のお膝元吉祥寺から観光バスに乗り、岐阜県中標津 加子母村へ。

バス乗車時にこれから向かう加子母についての資料を頂き、またバス内では森林から切り出し伊勢神宮の本宮となるまでのビデオを見て理解を深めたり、自己紹介やお弁当を頂いたりと知識と親睦を深めながら現地へと向かいます。
知識を蓄えつつも、お菓子も飛び交う大人の遠足気分で楽しいです(笑)



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岐阜県 加子母村に到着

加子母森林組合 もくもくセンターへ到着すると檜でできた名札をご準備下さっていました。
年輪がしっかり刻まれた手作りの名札に、皆様一気に笑顔です。

もくもくセンターは檜を用いた椅子など大きなものからおもちゃ・押し寿司用の型やしゃもじまで幅広く取り扱っています。
もちろん帰りがけにお土産を購入しましたわ。



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間伐材利用推進センターに移動し、第62回 神宮式年遷宮 御神木奉搬写真展を見学しました。


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ご承知の通り、伊勢神宮は今年 20年毎に行われる式年遷宮を迎えています。

伊勢神宮を含む伊勢志摩・松阪には2006年・2011年と旅をしており、内宮・外宮を始め月夜見宮他伊勢志摩を守る神社を歩いてきました。
2011年伊勢・志摩・松阪 パワースポットを巡る旅はこちら から
 (2006年は別ブログになりますので省略しますね)


その時感じたのは、他とは異なる凛とした中にある居心地の良さ。
とても良い出会いもあり、何度も訪れたくなる場所でした。
当時式年遷宮が完了したら旅をしようと思っていたのです。

その前に伊勢神宮の御神木が生きる森に伺えるとは、ご縁を感じつつ加子母檜がどのように守り育てられているか、加子母で唯一御神木が生きる檜の森林から伊勢までご同行し記録を重ねた原様よりお話を伺いました。
御神木奉搬写真展の写真撮影許諾を頂いていますので、お話と重ねてご紹介します。


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美林萬世之不滅
入口に掲げられた加子母林業に生きる方々の心に圧倒されます。


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加子母の御神木が伊勢神宮へ奉納される経路は、
20年前NHK大河ドラマにもなった福沢桃介が大井ダムを作り木曽川をせき止めた為に川を流せなくなった為、北山鉄道を使って運ぶようになった事に由来するそうです。
付知川は加子母に流れていませんが、基本は川を流したように運ぶのですって。


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現在長野 上松、岐阜 加子母からご神木を流していますが、加子母は付知川~三重県のコースを辿り、内宮へは五十鈴川を上って運ばれていきます。


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今回の遷宮にあたっては加子母からご神木 内宮外宮予備材 3本 6m60cmのものが使われたそうです。
神宮備林での伐採は1年に100本と決まっており、そのうち80本か神宮へ用いられたともお話をされていました。


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運ばれるご神木には菊の御紋17枚和紙で加工、いかだにして運ぶ為ノミで穴を彫るなど細やかに決められているそうです。

檜は当然はるかに長く持ちますが20年毎という期間は次世代への技術の伝承の為に選択された期間なのかもしれません。


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御神木伐採式から遷宮までのお話を伺いましたが、当ブログは加子母での部分に絞って書きました。
とは言ってもちょっとプチ情報を。

伊勢の鳥居は20年前の内宮外宮の棟持柱を使用しているのだそうです。

それから伊勢神宮の呼び方ですが、「いせじんぐう」、「ないくう」、「げくう」と言うのが正しそうです。
神様が名称になられる時は「ぐう」、
お宮は「くう」という事ですね。

また伊勢神宮の屋根の上に出ている木
内宮は偶数、外宮は奇数
水平に切られたほうが内宮、垂直に切られたのが外宮と形も違うのですって。

豊富な知識を余すところなくお話下さりとても興味深く伺いました。



この後丸二の森や森を育ていると言うお話を伺いましたが、こちらは次回実際に丸二の森へ行った時とリンクして書こうと思います。



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この後木材市場見学に行きました。
檜がたくさん置かれています。


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30は直径30cm、樹齢100年程になるとおっしゃっていたと思います。
加子母檜は内側が赤いのが特長だそうです。

私の実家は以前は総檜作りでした。
なんだか懐かしくなる色味なのです。
これから丸二の森へと向かうのが楽しみになってきました。


株式会社丸二ホームページ
加子母森林組合ホームページ
農商工連携パーク



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