昨日のブログの最後で予告いたしました通り、昨日の我家の晩御飯はラーメンでした。ラーメン


ラーメンが晩御飯の時は、本当は半チャンラーメンにして炒飯を付けたい私。でも、そうすると旦那が食べるものが多すぎと文句を言うので、結局昨日もラーメン単品で、一見、めっさ質素な食卓となりました。(汗)


しか~~し!その代わりにトッピングに工夫し、か・な・り・ダイナミックなラーメンに仕上げたので、ラーメンでさえ1杯食べ切るのが精一杯なくらいで、これに炒飯が付いていたら、また胸焼けして一晩苦しむことになったと思います。(爆)


手打ち!スペアリブラーメン


先日 、YouTubeのレシピに従ってラーメンを打ってみたら、水の量を間違って表示しているもんだから、生地が全然まとまらず、結局粉と時間を無駄にする結果に終わってしまいました。(涙)


アメリカって、この近代にメートル法を使おうとしない。頑なに昔ながらの丼勘定(カップ計量)ばっかしているから、たまにメートル法で表示したら間違えるんだよ!レシピをパブリックにする前に、間違いがないかちゃんと確認してもらいたいもんです。(怒)


その後私はラーメンの生地の作り方をネットで色々検索し、勉強しましたです。


ラーメンと言うと“かん水”。あの独特なコシ、色、縮みは、全てこのかん水のなせる業。でも、私、かん水は使いたくなかったのね。


主食がラーメンで三日にあげず麺を打つなら兎も角、年に数えるほどしか作らないものに、わざわざ探し回ってまで買うつもりはなかった。そこでかん水の代用になるものがないか調べました。


その結果がこちら 。中でも一番お手ごろなのは、うちにも常備の重曹ことベーキングソーダです。重曹を使って作るラーメンで検索し、それで出てきたのが例のYouTube!(苦笑)


でも、そのレシピは失敗に終わったけれど、重曹は低温オーブンで焼くことにより、アルカリ度がアップするという知識は得られました。そこで今度は焼いた重曹を使って作るラーメンで検索したら、こんなサイト に行き着いたのです。


東京にお住まいの方はご存知の方も多いでしょう。このレシピの提供者・アイバンオーキンさんという方は、京王線・芦花公園駅近くでラーメン屋を経営するアメリカ人の方です。私も一度行ったことがあります。


美味しかったけれど、アメリカ人が作ったと思って食べるからか、なんとなく異国で食べるラーメンのような、和洋が混ざり合ったフュージョンラーメンだった記憶がある。


アイバンさんのレシピも焼いた重曹を使っているし、ライ麦粉を加えている点など、白い粉だけで作る麺よりも風味や粘りもありそうな気がしたので、こちらのレシピで敗者復活戦することに決めました。


ところが、私は不注意極まりない人なので、レシピと言うリンクを辿って現れたページの下に、ちゃんと麺の分量が表示されているにも拘わらず、それを見逃してしまったのです。


どんだけの粉にどんだけの重曹や水を加えたら良いのか?スライドだけでは分からないし困り果てました。あせるでも、どうしても作ってみたくて、自分で適当に分量を定めてみたの。(笑)


<材料 ラーメン小8玉分>

重曹(ベーキングソーダ)...小さじ2
ライ麦粉...30g
強力粉...200g
薄力粉...50g
水...160ml


ちなみに粉の合計が280gの生地を、アイバンさんのレシピの割合で分量訂正するなら、こんな風な数字になります。(数字はおおよそです。)


重曹...小さじ1.5強
ライ麦...20g
強力粉...170g
薄力粉...90g
水...120ml
塩...小さじ3/4


まずは重曹をラメキンに入れ、120~130度のオーブンで1時間焼きます。その間にライ麦をフライパンで乾煎りします。


乾煎りはアイバンさんのレシピでは4分。それに気づかなかった阿呆な私は6分煎りました。まぁ大きな違いはありません。(汗)


ライ麦は煎ると全粒紛の様な色になり、ゴマを煎った時のような芳ばしい香りが立ちます。どうしてライ麦粉を煎るのか、この芳ばしさだけが理由なのか、それとも他に理由があるのか?私にはわからない。煎った後は強力粉と薄力粉に加えよく混ぜ合わせます。


焼いた重曹はアイバンさんのレシピでは冷ましてから冷水に溶かしていますが、これまたそれを読まずに作った私は、焼きたての重曹を人肌の湯でしっかり溶いてから粉に加えました。


重曹はしっかりと溶かし、粒粒が残っていないことを確認してから注ぎいれないと、前回最終的に粉がまとまらず処分した理由の1つには、新たに水分を足しても、重曹の粒粒か数箇所あって、どうしようもなかったからなのです。


もう溶けたと思ってからでも、湯の渦巻きが止まったらもう一度底をよく調べ、完全に溶けたことを確認してから注ぎいれないと、生地に加えてからでは粒粒は潰れませんでした。


木べらでもちつきのようにコンコンたたきながら練っていると、前回と違い、なんとか一塊にはなりました。でも、生地は凄く固いです!あせる


10分くらい一生懸命捏ねても、ソーダブレッドを形成した時みたいな、全然滑らかじゃない粗い生地です。これにラップをかけて1時間おき、室温で生地が少し柔らかくなって捏ねやすくなることを期待。


1時間たっぷり寝かせましたが、あんまり効果ない!(苦笑)とりあえず4つに生地を分け、それぞれ丸めてラップを被せ、更に1時間寝かせてみました。


ここからは先日の黄金パスタ の作り方と同じ。パスタマシンの最大厚に5回通し、以降、順にダイヤルを上げそれぞれの厚みで1回通し、今回はダイヤル7まで延ばしてみました。


こちらダイヤル7を通った生地です。今回は6を通った時点で生地を2つに分けました。パサッとした生地なので、打粉は全く不要!パスタマシンに通しても、スムーズに通るし扱い易い!


で、出来上がったのがこちらの生麺です。コーンスターチをたっぷり振ったトレーに麺を並べ、更にその上からコーンスターチをまぶして、即冷凍庫へ入れて乾燥させ、その後ジプロックに移して冷凍保存。


パスタマシンを使えば、生地は綺麗に延びるし、カットしたらまるで市販の生麺みたいで感激!でも、私、今回も失敗だと思ったんですよね。(苦笑)


まず、アイバンさんのレシピを見逃していた私は、水の量が依然少なすぎるから、こんなにパサつくのだと思っていました。自分ではこのこの粉の量に対し、160mlの水は十分だと思ったのに、滑らかな生地にならないので途中からやる気は完全失せた!


それがアイバンさんのレシピに気づいて加水の量を割り出してみると、私のレシピよりも40mlも少ない!


キッチンエイドなど、機械を使って捏ねるならどうかわかりませんが(私は持ってないから詳しくは分からない!)、人間の手では、私のレシピの水の量より少なくなると、まとめるのは絶対に不可能です!!!


それどころか、次回はもう10mlほど、水の量を増やしてみようかなと思っていたくらいなのに...(笑)


しかし失敗と決め付けていた麺ですが、パスタマシンの下に落ちたのを集めて茹でてみると、これがねぇ、あのラーメン特有の香りがし、ちりちりで、もちもちで、結構旨いの!


なもんだから、昨日は先日焼いたスペアリブ の残り半分を利用し、冒頭の写真のラーメンを作ってみることにしました。


まずスペアリブはフライパンか、もしくはテフロン加工された鍋で油を引かずに焼き目を付けます。そのスペアリブにたっぷりの水を張って火にかけ、グツグツ煮立って来たら火を弱めて蓋をし、15~20分ボイルします。


骨付き肉だからストックの表面には灰汁が一杯浮いてきます。こまめに灰汁を取りながらボイルし、更にスペアリブを引き上げた後、ペーパーで漉して透き通ったストックにします。これでラーメンのスープを作りますよん。


引き上げたスペアリブは冷めたら血の塊などをペーパーで拭き取り、ジプロックに入れて焼肉のたれを適宜加え、モミモミモミして2~3時間漬けておきます。


フォイルを敷いたトレーにラックを設置し、その上にたれに漬けたスペアリブを並べ、220~230度のオーブンで20分程度焼きます。既に火は通っているので、ここではたれをこんがりスペアリブに絡める感じ。途中2回ほど上下を返して残ったたれを刷毛で塗ります。


その他のトッピングは酢を加えた湯にさっと通したもやしと、バターで炒めたネギ(リーク)です。リークには塩とブラックペッパーを軽く振って味を付けます。


スープは中華丸鶏ガラスープの素と、塩、白こしょう、酒、それに白醤油(または薄口醤油)をポトポトと落として味付け。


トッピングもスープも準備完了。グツグツ煮えている湯にさっと麺を潜らせ、よく水切りして丼に盛ります。


ハイ、できあがりぃ~~!麺は小3玉だけ茹でました。市販のものなら1玉半くらいの少量。でも、トッピングが結構ボリュームがあるので、これで十分だろうなと思って、もっと茹でたいところをじっとこらえて3玉だけ。(笑)


でも、それ、正解だった!めっさボリュームのあるラーメンでね、お腹一杯になりました!


まずスペアリブを食べた旦那は、これはいけると大絶賛!


アメリカではスペアリブは、普通、1枚もんか1/2枚を切り離さずそのまま焼くのです。アメリカ人がこの1つ1つ切り離し、味が中まで染みこんだリブを食べたら、ビックリすると思うと言い、大喜びしていました。確かに我ながら傑作のトッピングだった。(笑)


そしてスープ。旨くないはずがない!何せとんこつですから。(笑)それにいつも言いますが、灰汁や余分の脂肪を2回も漉して透き通ったクリアースープにしているので、飲み口がとっても良い。


そして、そして、肝心の麺はと言えば、私の感想は、改善の余地ありな麺でした。


大失敗は茹ですぎ!ダイヤル7まであげて薄く延ばした生地の麺だから、20秒も湯に浸けたら引き上げないといけなかった。1分以上茹でてたもんなぁ。(汗)


そしてコシ。強力粉を多くしたらコシがでるかなと期待したけれど、それほどではなかったのです。茹で過ぎが原因かもだけど。次回はアイバンさんの分量に忠実に従って打ってみたいと思います。


でも、旦那は私が自分の感想を言うと、一口食べて、“もうこれは立派なラーメン屋のラーメンや!麺もスープも、なんも改善する必要ない。究極のおうちラーメンや!”と褒めてくれたのです。


旦那はカップヌードルでも3分のところを5分置いて食べたい人。ちょっと柔らかめの麺が好きなのね。だから私がコシに欠けると思う麺は、旦那にはバッチリの歯ごたえだったのでしょう。


いずれにせよ、乾燥麺よりも美味しいし、この前日系スーパーで買った日本の生麺よりもずっと美味しいのは確かでした。


旦那が食事前、なんか手伝うことある?って聞いてくれたので、今晩はJust Ramenだからその必要はないと答えると、麺もスープも自家製のラーメンを、Just Ramenとは呼べんやろうと指摘されました。まさにその通り!(笑)

今日も最後まで読んでいただいて有難うございました。
父のこと心配してメールくださった方々、有難うございました。
もう少し様子を見てから帰国してはと兄が言うので、只今検討中。
いつもいつも、皆さんに応援していただいて、本当幸せ者です。
また今日もお手数ですが、お帰り前には応援してやって下さいませ。
心より感謝いたします!!!