私は何を食べても肉食ガッツリ系!でも、パスタのソースだけは魚介類の方がいいなぁ...。シーフードの旨味が効いたパスタは、旨すぎ!


そして、その美味しい魚介類を使ったソースの中で、ベスト3に入るのが、いや、王座に輝くと言ったほうが正しいであろうものが、明太子を使った和製イタリアンパスタです。


昨日は以前日本から冷凍で持ち帰った明太子を解凍し、旦那も私も大好きな明太子パスタを作りました。でも、作り方をちょい変えてみたのね。これがねぇ、最高にうまかっちゃんで、もういつものリングイネでは食えねぇ~って感じだったの。(笑)


ジャンボ明太子ラビオリ with 昆布クリームソース

和・美・Savvy Cooking

*****************

本題に入る前に一言お礼を申し上げます。


社交辞令でもなんでもなく、今朝、I love my blog readers! と、私、旦那に声を高くして叫んじゃったわよ。(笑)


ここのところ、私なんかが厚かましくレシピコンテストに拙料理を応募し、その都度、応援して下さいと皆様にお願いを乞うております。昨日もそうでした。今朝レシピブログさんの昨日の料理のページを見たら、なんと、100人以上の読者さんが応援してくれていたんです!


こんなやったらクッソ長い、ダラダラ文章のまとまりもない拙いブログを読んで下さって、おまけにリンク先にアクセスして応援までしていただき、私は実に幸せ者です!みんな、マジ、愛してますぅ!ドキドキ


皆様、本当に有難うございます。心より感謝致しております。

*****************

以前、六占星術でおなじみの細木女史が、テレビで明太子スパゲッティを作っておられました。


博多の高級明太子を皮も剥かず、大胆にザックザックと切ってスパゲッティに和えたもの。試食していた出演者達が一様に旨いを連発。女史に怒られるのが怖くて、お世辞で絶賛しているのではないってのが、見ている私にも分かりました。旨そうだったなぁ...ラブラブ!


あんま旨そうだったので、デパ地下で3000円もする超デカイ明太子を買って来て、女史を真似て皮も剥かずザックザック切り、スパゲッティに和えてみました。思った通りだった!あんな旨いパスタ、これまで高級レストランででも食べたことがなかった!


その大胆なパスタを以前のブログにアップしたら、読者さんの一人が、生クリームを加えた明太子パスタも美味しいんだとご教示して下さいました。そのアドバイスと細木女史のレシピを合わせて作ってみたら、なんと、細木女史のレシピを超える旨いパスタに出来上がりました。


それ以降、自分でも色々と手を加え、最終的に完成した我が家の明太子パスタのレシピは、明太子は細木切りで、読者さんに教えていただいた生クリームには、顆粒昆布だしを加えるようになりました。レシピはこちら から...


でも、うちみたいにたっぷり生クリームを使って、クリーム明太子パスタを作ったことのある人なら分かると思うけれど、明太子の粒が、クリームの中でバラバラになってしまうじゃないですか。


パスタを食べてお腹一杯になった後だけど、パンででも皿を拭いて食べないと、そのままで終わったらバラバラになった明太子がもったいない!(笑)


せっかく日本から持ち帰った博多の高級明太子。解凍してパスタソースにして食べるなら、バラバラにならないようにしたい。もっと美味しさを凝縮して食べる方法がないかと考えたのです。


思いついたのがラビオリ!そう、イタリア版ワンタン。(笑)これなら、生クリームの中で明太子がバラバラにならず、一箇所にまとめておける。


突然ですが、皆様、目玉焼きってどんな風にお食べになる?私は最初に黄身を潰し、白身に黄身を絡めながら、初めから終わりまでちびちびとその風味を楽しみたい人。でも、うちの旦那は違う!


味気ない白身を先に全部食べ、食事の最後、潰さないように残しておいた黄身をパクっと口に入れ噛み潰し、口の中一杯に広がる黄身を味わいたい人なのです。私もその食べ方をたまに真似するけれど、これが結構旨いんだ!(笑)


このジャンボラビオリは、半熟に焼いた目玉焼きと、旦那と私の二通りの食べ方をイメージして作りました。黄身の代わりのフィリングは、リコッタチーズに混ぜ込んだ明太子。無数の小さい粒でも、これも立派な鱈の卵だぜ!(笑)


目玉焼きで言うなら白身にあたるフィリングの詰まっていないパスタだけの部分は、出来上がりにトッピングする明太子の残りと共にいただきます。


フィリングの詰まっている部分は旦那的に一気にパクッと食べ、パスタだけの部分は私的にトッピングした明太子を絡めていただきます。


そしてそのパスタは、以前、イタリア人が書いた料理本に書いてあったことを参考に、粉と卵の2つの材料のみで作りました。(塩もちょい加えたけれど...)


イタリアの家庭で作る手打ちのパスタには、00と言う目の細かい粉を使うらしい。この前の小麦粉の話 の中に登場するたんぱく質の割合が、日本の薄力粉に似た粉のようです。またオリーブオイルや水は加えないとも、その本には書いてありました。


卵だけで捏ねたエッグパスタで包んだ鱈の卵・明太子。ダブルエッグのラビオリは、リコッタ+マスカルポーネ、生クリーム+昆布出汁と相俟って、兎に角旨い!もうリングイネやスパゲッティでは満足できましぇん!(笑)


<材料 大食漢2人分、普通人なら3人分>

(エッグパスタ)
薄力粉...150g+30g
塩...小さじ1/2
全卵...2個
コーンスターチもしくは片栗粉...適宜

(フィリング)
明太子...小さいもの3腹(計135g)
リコッタチーズ...50g
マスカルポーネチーズ...大さじ1
チャイブもしくはあさつきの青い部分...大さじ1弱+出来上がりにガーニッシュする分
塩ブラックペッパー...適宜(但し塩は極めて少なめに)
味の素...適宜(オプショナル)
卵白、糊代わり...適宜

(ソース)
顆粒昆布だし...小さじ1/2~1(ソースの量によって分量調整)
生クリーム(アメリカでheavy whipping creamと呼ばれるもの)...40ml
塩ブラックペッパー...適宜(塩は必要に応じてのみ)

和・美・Savvy Cooking
以前は輸入食料品店でも売っていない時があったリコッタチーズ。
最近はコストコで簡単に購入できます。
コストコではデカイ腹の明太子も購入できるので、
次回のコストコショッピングの時に、是非買ってお試し下さいまし。
 
<作り方>

1.エッグパスタを作る。ボウルに薄力粉150gと塩を入れよく混ぜ合わせる。全卵2個を加え、ペイストリーブレンダーかフォークを使い徐々にまとめてゆく。

和・美・Savvy Cooking
イタリア人はボウルを使わず直接台の上で粉と卵を捏ねあわせるみたいですけど、
私は後の掃除が大変なのでボウルを使用。
掃除が気にならない方は、イタリアンしちゃって下さいませ。(笑)


2.ある程度生地がまとまったら、残りの粉をひとつまみずつ生地にふりかけ捏ね、べたべた感が多少ドライに成ってきたら台の上に取り出し、完全にべたべたしなくなるまで更に数回に分けてひとつまみずつ粉を足しながら捏ねる。

3.10分程度捏ねて生地が滑らかになったら、残りの粉(多分小さじ1~2程度残ると思います)を台の上や生地にまぶし、乾燥しないようにラップを被せ、室温で1時間休ませる。

和・美・Savvy Cooking

4.フィリングを作る。明太子の内2腹は皮を取り除き、卵白以外のフィリングの材料と合わせよく混ぜ合わせる。残りの明太子は皮が付いたまま5mm程度の幅に輪切りにしておく。(トッピング用)

和・美・Savvy Cooking

5.台の上にたっぷりコーンスターチ(もしくは片栗粉)を打ち、3の生地をワンタンの皮くらいの厚さに薄く延ばす。直径10~11cmの丸い型で12枚抜く。フィリングを詰めている間乾燥しないよう、ラップを軽く被せておく。

和・美・Savvy Cooking
実際には15~16枚抜けると思います。
残った生地は冷凍するか、フィリングの量を増やすかして下さいまし。


6.ラビオリの1枚の中心に6等分したフィリングを載せ、周囲に刷毛で卵白を塗る。

和・美・Savvy Cooking

7.もう1枚のラビオリを6の上に被せ、卵白を塗った合わせ目をフォークなどでしっかりと綴じる。残りのラビオリも同様にフィリングを詰める。

和・美・Savvy Cooking

8.ラビオリは通常のものより大きく、フィリングの量も多いので少し扱い難い。その為、6つ全部にフィリングが詰まったらラップをはずし、15~20分程度パスタを乾燥させる。

和・美・Savvy Cooking

9.鍋にたっぷりの湯を沸かし、ラビオリを2~3個ずつ茹でる。2、3分茹でて、ラビオリが表面に浮いてきたら、ラビオリの大きさにマッチした穴の開いたフライ返しを利用し掬い上げる。水気を切りながら皿に移す。

和・美・Savvy Cooking
ニョッキやラビオリを茹でる鍋は、私の失敗から得た知恵は(←なんども失敗してますねん!汗)、
テフロンなど焦げ付かない加工のされたものの方が茹で易いです。
25cm以上ある深めの焦げ付かない加工のされたフライパンが、
これらを茹でるのにもっとも失敗の少ない鍋です。


10.ラビオリが全て茹ったら、お玉1~1.5杯(200ml前後)の茹で湯を小鍋に移し火にかける。煮立って来たら顆粒昆布だしと生クリームを加え、必要に応じ塩、ブラックペッパーで味を調える。

和・美・Savvy Cooking

11.小鍋を火から下し、輪切りした明太子を加えてさっと熱を加え、2枚の皿に均等に輪切り明太子を分けながらソースをかけ、チャイブの残りをガーニッシュする。


ちなみに生クリームのカロリーが気にならない人は、茹で湯を使わず、100~150mlの生クリームのみ小鍋で沸騰させ、顆粒昆布だしと塩、こしょうで味付けしたものをラビオリにかけると、もっと濃厚でもっと美味しくいただけます。


私は今ダイエット中なのと、明太子をフィリングにしたラビオリを茹でた湯をそのまま処分するのがもったいなくて、ソースの一部に使いました。そのため濃厚さにはずい分欠けてしまいましたが、デブリン街道から抜け出すにはこれしか手はない!(汗)


また、手間隙かけてパスタを打つのが面倒って時は、素直にワンタンの皮を代用すれば良いです。


以前日本のテレビ番組で、イタリア人シェフが、昔アメリカのレストランで修行中、ワンタンの皮を利用してラビオリを作っていたと話していました。プロも使うワンタンの皮。私も 以前それを見習って作ってみたことがある けれど、とっても美味しくできましたよん。


旦那にさぁ、ジャンボラビオリだし、ひとり2つしか食べれないだろうか...?って聞いたら、うーん、頑張ってみるけれど、3つはちょっときつかも知れんなぁ...と言われました。とりあえず、頑張ってみるかで、2つの皿に3つずつに分けたラビオリですが...

和・美・Savvy Cooking

結果はさぁ、もう1つ2つあっても良かったっつうくらいに、兎に角美味しくて、もっと食べた~~~い!と叫んじゃいそうな味だったの。(笑)


しみじみと旦那が、なんで旨いものが1つもないアメリカなんかに移り住んでしまったのかねぇ...と呟きました。あのまま東京で暮らしていたら、こんな旨い明太子が、食べたい時いつでも食べれるのにと、悔やんでももう元には戻らない後悔をしとりましたよ。(爆)


ごもっとも、ごもっとも!


当地の日系スーパーででも、たらこや明太子を何度かかったことはあるけれど、一度なんかどうやら偽物だったみたいで、タラモサラータ を作ろうとしても、マヨネーズ状にならなかったんだよね。一体正体は何や?卵やないんかい!(怒)


見て見て、フライドエッグが3つお皿に載っかっているみたいでしょう!夕べは旦那だけじゃなく私も、黄身に当たるフィリングの入った部分を、潰さずに大胆に且つ贅沢に一口で食ったわよん。

和・美・Savvy Cooking

1つは割って、中をみていただこうと写真を撮りました。リコッタだけなら水っぽいけれど、濃厚なマスカルポーネを少し加えているので、とってもクリーミーな明太子が中から流れ出します。

和・美・Savvy Cooking

マッシュルームやほうれん草、蟹や、時にはロブスターを詰めたラビオリを見かけるけれど、ゴメン、そんなラビオリではもう私ら夫婦は満足できん!ラビオリは明太子、しかも、しこたまフィリングを詰めたジャンボラビオリに決まり!!!


こうして工夫して明太子パスタを作ったけれど、やっぱりソースにはトッピング用の明太子のつぶつぶがいくらか残ってしまい、いっそ、シーちゃんやベイ坊を見習ってペロペロしちゃおうかとも思ったけれど、結局パンを浸して1粒残らず綺麗にたべたとさ。(笑)


このお料理はまたレシピコンテストに応募することにしました。『ディナーラッシュ』と言う映画の募集料理のテーマがパスタなので、映画の中で印象に残るロブスターのパスタに対抗してみたいと思います。(笑)


またまたド厚かましいこと承知で、皆様に応援をお願いいたします。こちら にアクセスし、ボタンを押しまくっていただければとっても嬉しいです。


ところで、このパスタをもって、コンテストに応募する料理を作るのは最後にしようと思ったのですが、旦那がどうしてもこれを作って応募しろと言うアイデアがあり、今晩それを作ってみることにします。


失敗しても成功しても、明日のブログでお見せします。旦那らしい、めっさ寒いジョークのお料理なのですが、本人は凄いアイデアだと自画自賛しとりますので、どうぞお楽しみに!(爆)