レトルトや瓶、缶もので作るレシピをテーマに加えてから、私の料理の幅が実に広がりました。今日の料理も、2種類の缶詰と中華な食品を使って作ったイタリアンな新しいお料理です。


これが、こんなに簡単に作れるのにこんなに美味しくていいの?って疑うくらい!


1週間ほどイタリア旅行しただけのくせして、“イタリアで修行しました!”と大きなことを看板に書いている、“なんちゃって日本人シェフ”のレストランのものより断然美味しいです。(笑)


超簡単!蟹のラビオリトマトソース添え

和・美・Savvy Cooking

私はテレビを観ない人。しかし実家に帰ると、父が朝目を覚ました時から夜寝るまで、居間のテレビを観ても観なくてもつけっ放しにしているので、観たくもないのに画面に映っているものが目に入ってしまいます。


去年の秋里帰りした時のこと。朝起きて居間に行くと、スイッチを入れた本人はそこに居ないのに、やっぱりその朝もテレビがついていました。


寝起きからテレビを観るとムカツク私。スイッチを切ろうとリモコンをテレビに向けると、モーニングショー風の番組のお料理コーナーで、男前で日本語ペラペラのイタリア人シェフが登場しました。男前な外人に弱い私は、テレビを切るどころか見入ってしまったのです。(笑)


茸のラビオリが献立だったんですが、フィリングを作りラビオリの皮に包む段階になると、そのイタリア人シェフはワンタンの皮を取り出し、イタリアンなフィリングを中華な皮で包みラビオリを作ったんです。


なんでもそのシェフがアメリカで修行をしていた時、先輩のイタリア人シェフから教わった隠し技で、当時そのアメリカにあるイタリアンレストランでは、ワンタンの皮で作ったラビオリを客にだしていたと言うではないかいな。


ワンタンでラビオリ。既に常識なのかも知れないけれど、私には初耳。目から鱗が落ちる出来事でした。ワンタンの皮ならアメリカのどこのスーパーででも売ってるし、家に帰ったら絶対に作ってみようと決めました。しかし...


一旦家に帰ると、怠惰な私からはすっかりその意気込みは消えてしまい、今日まで試してみる機会がございませんでした。(苦笑)


先日、キャンベルのクリームマッシュルームスープと味噌で和風なグラタンを作った時、あまりにも美味しくて、旦那は私に課題を出しました。今度は自分の大好きなクリームトマトスープで、これと同様に美味しい料理を考えるようにと。


そう旦那に言われた瞬間に、トマトスープの色とボイルした蟹の甲羅の色が重なり、蟹缶を使って作ったものに、トマトスープをソースに使うことがひらめきました。なにが良いか?そうだ、あの男前のシェフのラビオリを作ろう!


すっかり忘れかけていたワンタンの皮で作るラビオリ。しかし、面倒な皮作りはワンタンで代用できるとしても、実は私はラビオリなんて手作りしたことがなくて、中身をどうやって作ってよいのかわからん!(汗)


ラビオリって言うと、なんとなくリコッタチーズが入っていそうな気がし、似たようなところで冷蔵庫の中にあったクリチを使用。皮を閉じるのには白身を糊に使うようにとそのシェフが言ってたけど、そうすると黄身が残る。そこで、無駄にしないように黄身はフィリングに加えることに。


1つ200~300円で売っている安いほぐし身の蟹缶は風味があまりない。それを缶汁を加えたり、ネギだけのシンプルな材料との組み合わせで、蟹の風味が際立つようにしました。薄い塩味のクラッカーは、フィリングを皮の中に包みやすい堅さにするのに使用。


<材料 ラビオリ約40個分 3~4人分>

蟹缶(ほぐし身)...240g(缶汁を含めた目方が170gの缶2個分)
缶汁...大さじ2
薄い塩味のクラッカー...10枚
クリームチーズ、レンジで20秒程度加熱し柔らかくする...110g
卵黄...1個
刻みネギ...大さじ3
塩こしょう...適宜
味の素...適宜
ワンタンの皮...約40枚
卵白

(トマトソース)
2倍濃縮キャンベルクリームトマトスープ...1缶
バター...10g
小麦粉...小さじ1.5
こしょう...適宜
パセリの葉のみじん切り...少々


<作り方>

1.蟹缶の缶汁は大さじ2のみ残してあとは処分し、身は絞って水気を切っておく。クラッカーはビニール袋に入れ袋の口を閉じて、麺棒を数回転がしてパン粉程度になるまで粉々にする。

2.ボウルにクリームチーズ、卵黄、缶汁大さじ2を入れ、泡だて器でスムーズなクリーム状になるまでよく混ぜ合わせる。蟹のほぐし身、クラッカー、ネギを加えスプーンで混ぜ合わせる。調味料を味を調えたら冷蔵庫で30分冷やす。

3.ワンタンの皮の中心に2を小さじ1強載せ、隣あった2辺の端に薄く卵白を塗る。

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4.半分に折り、卵白を塗っていない辺と合わせ、指でしっかりとつまんで閉じる。

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5.二等辺三角形になったラビオリの、底辺の1つの角に卵白を塗り、半分に折って、塗っていない角を合わせ、指でしっかりつまんで閉じる。

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6.出来上がったラビオリを再び冷蔵庫に入れ15~20分冷やし、卵白を固定させ中からフィリングが飛び出してこないようにする。

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7.ソースを作る。トマトスープをレンジ調理可能なボウルに移し、1缶分の水を加えよく混ぜ合わせ、レンジで2分程度加熱する。(ここでは完全に温める必要なし。)

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8.小鍋にバターを熱し小麦粉を炒める。木べらでしっかりかき混ぜながら粉が完全にバターに溶けたら、7を徐々に加え混ぜながら煮立てとろみをつける。

9.塩を加えた沸騰している湯でラビオリを2~3分茹で上に浮いてきたら、あみ杓子などで丁寧に1つずつすくい上げて、ざるにとり水切りする。皿にラビオリを盛り、トマトソースをかけ、パセリを散らしたら出来上がり。


去年のクリスマスに義妹が、私へのクリスマスプレゼントにパスタマシンを買って上げると言ってくれましたが、置き場がないし、自分の手で作る方が面白いからと断りました。ワンタンでこんな立派なラビオリが出来るなら、本当パスタマシンなんていりまへん!

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1つの大きさが大きいから10個で良いと言った旦那。そこで半分は冷凍し20個だけボイルしたんですが、すんごっく美味しくて、旦那は危うく冷凍庫に入れたばかりのをラビオリを出してボイルし、おかわりしそうな勢いでした。


フィリングにはチーズとクラッカーが入っているので塩は殆ど不要。ソースにしたトマトスープは甘いので、ブラックペッパーでちょっと味にパンチを効かせましたが、その他には調味料は全く不要。


文章にしたら、私、まとめるのが下手なので手順9までに及ぶレシピになってしまいましたが、実際は餃子を作るよりずっとずっと楽だし包みやすいです。そして何よりも、缶詰なのにレストラン並、いや、それ以上のお味というのが嬉しい。

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