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いつもはホットなくらえもんですが、今回はドライなくらえもん、略してドラえもんでいってみたいと思いますo((=゜ェ゜=))o
私のブログの読者はROM専が多そうですが、中にはネット上で言論活動をしている方もいらっしゃるでしょう。そこで、今回はそういう場での心構え的なものをくらえもん独自の視点で考えていきたいと思います。
まず、たびたび見かけるこの光景。
「○○さんは頑張ってるんだから、あまり批判するな。」
「○○さんはきっとこういう考えなんだよ。」
「○○さんを失うことになったら大変だ。」
「○○さんにはこういう事情があるんだよ。」
「○○さんにはプラスの面もあるからマイナス面を責めるべきではない。」
いやぁ、大した思いやりですねぇ。
典型的な例はコレ↓
安倍の代わりを具体的に挙げろという愚
http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11904789823.html
さて、ここで大事な注意点があります。
政治家や言論人がどういった意図で発言したり書いたりしているのか
そんなの考慮する必要は一切ありません
「きっと、これが正しいとお考えなんだよ。」
「政治的に難しいから苦渋の決断をされているんだよ。」
「いや、ヤツは意図的に国民を騙しているんだよ。」
「面従腹背で、実は裏ではちゃんと国のことを考えているハズだよ。」
「たぶん彼も騙されていたんだよ。」
なーんて
どうでもいいわっヽ(`Д´)ノ
おっと、今日はドラえもん(ドライなくらえもん)でいくんでしたo((=゜ェ゜=))o
だいたいその政治家や言論人がどう考えているかなんていくら考えても分かるはずありません。よって、考えるだけ無駄です。というか何を考えていようと問題ありません。発言者の発言は発言者の意図よりも、受け取り手がどう受け取るかが重要だからです。
例えば何でもいいですが仮に
「自民党のまともな議員を支援していくべきだ」
という発言または文章があったとして、大事なのは本当にそうなのかどうかということで、そうでないと思うなら遠慮なく批判をすることでしょう。ここで「○○さんがこんな発言をしたのには実はこういう意図がある」なんてのを挟むとおかしなことになります。だって、大半の読者は「自民党のまともな議員を支援していくべきだ」と既に受け取ってしまっているからです。たとえ発言者本人の意図がどうであろうとです。
どうせ本心がどうかなのか分からないので(仮に類推できたとしても100%は分かり様がないです)、その発言および文章のみを見て、背後の事情など完全に無視して批判して構わないのです。
もっと分かりやすいように具体的な例を出してみましょう。
藤井聡先生や西田昌司議員が政府・与党内にいて数々の売国政策を批判しないことや賛成票を投じたりすることに対し、一部では批判が出ているようですが、これに対しても賛否両論があるようですね。
でも、このケースでも背後の事情など考慮する必要はありません。
それはなぜか。彼らの本心は分からないので色んなパターンを考えてみましょう。
①彼らは保身が第一だから、あるいは種々の売国政策に実は賛成だから政権批判をしないというケース
批判されて当然
②彼らは本心では売国政策には反対だが、自分の意見を反映させるためには組織内にいるべきと考えているケース
彼らの本心は売国政策には反対なので、批判はむしろ後押し
③批判するならヘソを曲げて売国政策に加担してやるぞと考えているケース
批判してもしなくても同じ
というわけで、背景の事情を考慮しようがしまいが、発言内容や実際の行動に問題があると感じれば、その人の本心がどうであろうが批判をして構わないのです。(もちろん問題がなければ批判しなくてよいです。)
政治家の場合は選挙がありますので、たとえば総合的に問題があるような方については仮に良い面があったとしても褒める必要はありませんが、政治家ではない一般の言論人についてはその人物に対する評価をする必要はそもそもなく、その発言内容・文章のみを見て批判すべき箇所があれば批判すればよいと思います。
(参考)是々非々で判断すべきこととそうでないこと
http://ameblo.jp/claemonstar/entry-12000564929.html
たまに一般の言論人に対して「○○さんを支持します」とか「○○さんは悪だ」なんていってる人たちがいますが、そのような評価行動は無意味です。本当に信頼できる人かどうかなんてリアルで付き合いのある人でないと分かりません。
仮に信頼できると評価した人Aさんと、信頼できないと評価した人Bさんが別々のところで同じ発言または文章を発表したらどうでしょう?
ここでは仮に「消費税10%はやむなし。」と発言したとしましょう。
Aさんが言うならそうなんだと思うのか、Bさんが言うから間違いなのか…。
いいえ、判断基準は誰が言ったかじゃないでしょう。本当に消費税10%は仕方ないのかどうかが大事ではないのですか?
それを、例えば消費税10%はおかしいと思ったとしても、「きっとAさんの意図はこういうことで本心ではないなんだよ。」なんてやって、これを批判しなければ、同じ文章を目にした人の多くは「あぁ、消費税10%はやむを得ないんだなぁ」と思ってしまうでしょう。
最後に実例を。
緊縮財政の犠牲者(新世紀のビッグブラザーへ)
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry2-12045188944.html
12. ムチャクチャな…
本日のエントリーもいろいろとツッコみどころがありますね…。
> しつこいほど繰り返しますが、財政健全化の定義は「政府の負債対GDP比率の低下」です。
こちらもしつこいほど繰り返しますが、「政府の負債対GDP比率の低下」などという指標は無意味です。そもそも、これが正しいと言うなら、日本は世界一財政が不健全な国ということになりますよ。国債の金利が世界トップクラスに低い国なのに。
> ギリシャはPBが赤字だから財政破綻したのではありません。PBが黒字化するほど緊縮財政を実施し、デフレが悪化し、税収が減り、財政破綻したのです。
…じゃあ、1997年以降日本は緊縮財政を続けているわけですが、どんどん財政破綻(デフォルト)に近づいていったのですか?違うでしょう。国債金利はどんどん下がって低水準を維持していますよ。むしろ日本はデフォルトからは程遠いのが現状です。
では、なぜギリシャは財政破綻したのか。
ユーロに加盟して、自国で通貨を発行しなくなったからでしょう。
日本とギリシャではケースが大きく異なりますし、問題とすべきポイントにもズレがありますよ。
くらえもん 2015-07-01 10:24:32
これは先月、経済評論家である三橋貴明氏のブログで私がコメントをしたものをコピペしたものです。ここで注意していただきたいのは、私は三橋貴明氏を批判しているのではなく三橋貴明氏の書いた文章の内容を批判しているということです。
詳しい流れはリンク先を見ていただければよいのですが、この後、このコメントに対し「三橋さんはそれくらいちゃんと理解している」的なコメントをいただきます。
しかし、三橋氏がきちんと理解しているか理解していないのかなど、はっきり言ってどうでもよいです。文章の内容に問題があると感じたから指摘したまでです。常連さんならともかく初見さんなら、「あぁ、そうなんだな」って思うじゃないですか。それが問題なのです。理解したうえで書いた文章だろうが理解していなくて書いた文章だろうが中身に違いはありません。
というわけで、要点をまとめますと
1.言論人の言った(書いた、行った)ことは誰が言ったかよりも内容が大事
2.内容に問題があると思ったら背景など考慮せずに批判して問題なし
ってことです。
もちろん、リアルな知り合いとの付き合いでは背景とか考慮してあげてください(;^_^A
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