『もう一つの進撃の庶民』Episode 51~53&特別編 | くらえもんの気ままに独り言

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 まず、読者の皆様に悲しいお知らせです。


 コツコツとブログを書き続けてきたくらえもんですが、リアルの方が忙しくてブログを更新する時間を確保するのが困難となってきました。つきましては、勝手ながらしばらくブログの更新およびコメントの返信をお休みさせていただきたいと思います。と言いましても、次回and次々回分は先月に既に予約投稿済なので、今回含めてあと3回は通常通り更新されることになりますけど(コメント返信はできませんが、コメント欄は自由にお使いください)。


 あとは人気の高かったエントリーなんかの再アップなんかもたまに時間がとれたときにやってみようかなとは思っています。


 本格復帰まで1~3ヶ月を見込んでおりますが、しばしお待ちいただけますと幸いです。



 それでは、気を取り直して本題です(^O^)/


 今回は月イチでお送りしております『もう一つの進撃の庶民』の総集編でございます。(『もう一つの進撃の庶民』は言論ポータルサイト「進撃の庶民」で毎週火曜日に連載中です。)



 前回までの話はコチラ


もう一つの進撃の庶民 全話一覧

http://ameblo.jp/claemonstar/entry-12014531936.html


 今回のペイント付き人物紹介はこの方


エヌ老師

 対ネオリベス戦闘の第一人者でナッシュの師匠でもありますエヌ老師です。

 ネオリベス化したカレンをその力で救ったこともあります。

 普段は人里離れた山奥でひっそりと暮らしています。

 現在、カレンとアンジーに修行をつけており、さらには修行中の二人に代わってナッシュ救出作戦にも参戦予定ということで、今後目を離せない人物の一人です。


 さて、本編の方は一旦区切りがつき、Episode 52からは新章が開始されております。ちなみに特別読み切りの『3つめの進撃の庶民』は連載1周年を記念して書きました番外編で、本編とは別物としてお楽しみください。


 それからEpisode 51に登場するミュンヒハウゼン城ですが、これには実は元ネタがあるのですo((=゜ェ゜=))o

 気づいた人はいましたか(笑)?


 それでは、Episode51~53&特別編の合計4話をまとめてどうぞ(^O^)/


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クリスマス「E14地区、ミュンヒハウゼン城。ここがパーティー会場のようだな。」
ジェイネス「廃墟となっていた古城ですが、政府が買い取って再利用しているみたいですよ。」
ポリアンナ「さすがアヴィン様ですね。これだけのお城、放置するのはもったいないですから。」
レックス「一昔前は幽霊城って言われていたらしいけど、もしかしたら、出たりして。」
ベティ「やめてよ、レックス。おどかさないでよ。」
チャッキー「なんだよ、ベティ。怖がりなんだな。」


Episode 51 「恐怖のディナーショー」


アヴィンからパーティーに招待されたクリスマス兵団はE14地区の山奥にあるミュンヒハウゼン城という古城にやってきていた。


ガース「私、アヴィン様のお世話をしておりますガースと申します。アヴィン様ももうじきお見えになられると思いますが、みなさん先に料理を召し上がっていてくださいませ。」
クリスマス「うむ。それではお言葉に甘えていただくとしよう。」
クリスマス兵団員「いただきまーす!!」


 テーブルいっぱいに広がった豪華な料理を前に興奮状態のクリスマス兵団は大盛り上がり。そして約30分後、飲んで食べて歌って踊って楽しんでいたところに、ようやくアヴィンが姿を現した。


アヴィン「どうやら楽しんでいただけているようだね。」
ジェイネス「はっ!アヴィン様。おい、みんな静かにしろ。」
アヴィン「いやいや、どうぞ続けてくれ。遅れてすまなかったな。」
ポリアンナ「こんなにおいしいごちそう、ありがとうございます。」
アヴィン「礼には及ばんよ。しかし、消費税増税を止めることができずに申し訳なかったな。」
クリスマス「アヴィン様なら止められると思っていたのですが。」
アヴィン「どうやらキノッチの方が上手だったようだ。私も手を尽くしたのだが。」
ジェイネス「アヴィン様、心配はいりません。増税の影響など金融緩和で十分しのげますよ。」
アヴィン「ああ、プロフェッサー・ハマーからもそう聞いている。」
チャッキー「確か獄長の師匠の…。ですよね、獄長。」
ジェイネス「ま、まぁな…。」


アヴィン「さて、私を応援してくれた諸君に実はもう一つプレゼントを用意しているんだ。」
クリスマス「わざわざありがとうございます。」
アヴィン「それでは、食事中のところすまないが、ここに横一列に並んでくれ。」


 アヴィンに言われるがまま、アヴィンの前に横一列に整列するクリスマス兵団。しかし、アヴィンが懐から取り出したのはネオリベス化光線銃だった。


アヴィン「さぁ、君たちの真の姿をさらけ出し、その力を解放するのだ!!」
クリスマス「え!?」


 クリスマス兵団の面々は混乱し、硬直!!
 そして、そのスキにアヴィンは全員に向かって一斉に光線を浴びせる。


アヴィン「どうやら、全員素質ありだったようだな。揃いも揃って愚か者の集まりだったということだ。」


クリスマス(ネオリベス)「グオォーーーーーーーーーーーーッ!!!」


 アヴィンの手によって生み出された100体を超えるネオリベス兵団。とてつもない力を手に入れたアヴィン政権に新調査兵団は立ち向かうことができるのか?


(Episode 52につづく)


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 特別読み切り『3つ目の進撃の庶民』


 ネオリベスが支配するN国。
 ネオリベスの王アヴィンは人々から昼を奪い去り、永遠の夜をN国にもたらしていた。
 そして、人々は奴隷のような生活を強いられていた。


カレン「くそ、こんな生活には耐えられない。」
ミツキ「アヴィンを討とう!」
アンジー「それしかないね。」


ミンストン「N国民よ、我に続けーーっ!N国をネオリベスの手から人類の手に取り戻すのだ!!」


 ネオリベスの圧政に耐えかねたN国民は蜂起。若き騎士ミンストンを先頭に果敢にも立ち向かったN国民は、ついにネオリベスの王アヴィンを聖なる壺に封印することに成功した。しかし、封印の直前、アヴィンは不気味な言葉を残したのだった。


アヴィン「私を封印したことを後悔するがいい…。」


 ネオリベスの支配から解放されたN国民は歓喜。
 そして、ミンストンが新たな国王としてN国を治めることとなったのだ。


 しかし、永遠の夜は終わらなかった。


カレン「さ…寒い。アヴィンは封印したのに、いったいいつになったらお日様が顔をだすんだ?」
ミツキ「太陽が出なければ作物も育たないし。」
アンジー「このままでは、みんな飢え死にか凍え死にだ…。いったい、どうすれば。」


 カレンたちはミンストンになんとかしてくれるよう頼みに王宮へ向かった。


ミンストン「そ、そんなことを言われても困る。永遠の夜を終わらせる方法など知らんのだ。」
カレン「でも、このままじゃ、みんな死んでしまう。」
ミツキ「お願いします。」
ミンストン「そう言われても…。」


 その時、聖なる壺の中からアヴィンの声が響いてきた。


アヴィン「永遠の夜を終わらせる力を持っているのはこの私だけだ。私を封印している限り、この国に太陽が現れることはないのだ。フハハハハハハ。」


アンジー「ということは、アヴィンの封印を解かない限り永遠の夜は終わらないということか。」
カレン「冗談じゃないぜ。せっかく封印したのによ。」
ミツキ「ミンストンの役立たず…。」


 その時、突然一人の男が現れた。


チェリオ「話は聞いていたぞ、永遠の夜を終わらせる力をもっているのはアヴィンだけなんだろ?ならば、封印を解くしかないではないか。」


 そう言って、いきなり聖なる壺の封印を解除するチェリオ。
 そして、再びアヴィンが現れ、ミンストンを喰ってしまった。


カレン「な!?」
チェリオ「アヴィンよ、今すぐに永遠の夜を終わらせるのだ。」


アヴィン「そうだな。永遠の夜を終わらせてほしくば、再び国民全員が私にひれ伏してもらわねばな。」
チェリオ「そこの子供たち!今すぐアヴィン、いやアヴィン様にひざまづきなさい。」
アヴィン「もし、今度また反乱を起こそうなどという者が現れたら、二度と太陽は拝めないと思え。分かったな。」
チェリオ「承知いたしました。」


 かくして、再びネオリベスによる支配が始まったN国。
 人々は永遠の夜が終わる可能性に賭け、隷従に甘んじ、苦しい生活を送り続けるのであった。きっといつの日か太陽を目にする時が来ると信じて。


 無論、アヴィンには永遠の夜を終わらせるつもりなど最初からないのであったが…


(おわり)


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ミツキ「というわけで、政府は通貨を発行することができるので、最初から財政健全化なんて考える必要がないわけです。」


タンツァ「ハーイ、オッケー。じゃあ、これをあとで編集してと。」
セルフィ「ミツキ、お疲れさま。結構ミツキファンも増えてきたんじゃない?」
ミツキ「そうかな。ありがと。」


Episode52 「ミツキの経済教室」


 消費税増税が実行され半年後、N国経済は史上最悪の冷え込みを見せていた。そして、一昔前に流行した「アヴィノミクス」という言葉は死語と化していた。


 しかし、アヴィン政権の支持率は一向に下がる気配を見せない。政府のメディアコントロールがうまくいっており、国民に失政を隠しているのもその一因だ。そこで、新・調査兵団はそれに対抗すべく自ら電子ネットを活用したメディアを立ち上げ、独自の情報を発信することにしたのだった。


セルフィ「それにしても、チャンネル・チェリーを利用した方が楽だったんじゃないですかね?」
マージ「あそこは今やアヴィン政権の提灯持ちテレビ局だからねぇ。」
タンツァ「絵的なこともあってミツキちゃんをキャスターに抜擢したんだけど、もうちょっと笑顔があるといいかなぁ。」
ミツキ「は、はぁ…。そういうの、なかなか難しいな。」


アスキー「みんなご苦労さん。少しでも国民の意識を変えることができればいいんだけどね。」
セルフィ「アスキー団長代理。シヴァさんお帰りなさい。街の様子はどうでしたか?」
シヴァ「久々に街に出てみたけど、しばらく見ないうちにC国人がかなりやってきているみたいだね。」
アスキー「政府は少子化の問題を外国人を連れてくることで解決しようとしているらしいしね。」
ミツキ「移民…というわけですか。」
マージ「チャンネル・チェリーの連中は「アヴィン様はC国と戦っているぅ」とか言って気がするけど。」
シヴァ「むしろ自らC国人をN国内に招き入れているような感じですね。」
マージ「そう言えば、クリスマス兵団ってどうなったんですか?ここ一年大人しいみたいですけど。」
アスキー「昨年の増税決定時期はあんなに暴れまわっていたのに、確かに妙だな。」
ミツキ「存在を忘れてたわ…。」
タンツァ「案外、兵団まるごと政府に消されていたりして。」
セルフィ「笑えないですね…。」


 と、その時テレビの画面上に衝撃の文章がニュース速報として映し出された。


ナッシュ元新調査兵団長の公開処刑決定
日時は明後日正午 王都中央広場にて


タンツァ「あれから1年…。随分と引っ張りましたね。」
アスキー「ナッシュ団長は公開処刑か。タンツァの読み通りだったな。」
タンツァ「ナッシュさんは我々をおびき寄せるエサですからね。ただ我々にとってもナッシュ団長救出の唯一のチャンスです。」
シヴァ「しかし、政府は相応の準備をしているんじゃないですか?」
タンツァ「それでも、王宮に突入して地下牢からナッシュさんを救出するというのよりは確率が高い。」
セルフィ「場所は王都中央広場ということは、今から出発すればなんとか間に合いますね。」
アスキー「よし。それでは急いで準備に取り掛かるぞ。シヴァは今すぐエヌ老師の元へ行き、カレン君を迎えに行ってくれ。」


 ナッシュの公開処刑が決定し、ナッシュ救出作戦を決行することとなった新・調査兵団。果たしてナッシュの救出は成功するのか!?


(つづく)


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シヴァ「エヌ老師!いらっしゃいますか?」
エヌ老師「おぉ、久しぶりじゃのう、シヴァ。どうした、そんなに慌てて。」
シヴァ「ナッシュ団長の公開処刑が決定しました。明日の正午、王都中央広場で行われるようです。それで、カレン君たちを迎えに来たんですが。」
エヌ老師「む…、それはタイミングが悪かったの…。」
シヴァ「え?」


Episode 53 「エヌ老師、出陣」


エヌ老師「実はカレン君とアンジー君に修行の仕上げとして昨日から壁外に行ってもらっているのじゃ。」
シヴァ「それは仕方ないですね…。では、時間がないので私は王都へ向かいます。」
エヌ老師「待つのじゃ。それならば儂もともに王都へ向かおう。」
シヴァ「よいのですか?」
エヌ老師「なに、かわいい教え子のためじゃ。それに、まだ死ぬには若いしの。」
シヴァ「老師が来て下されれば、百人力でございます。」


―王都へ向かう街道


アスキー「よし、今晩はここでキャンプを張るぞ。」


 アジトを出て2日目の夜、新・調査兵団はナッシュ救出作戦の詳細を詰めることにした。


タンツァ「やはり、狙い目は王宮と王都中央広場の間、ナッシュさんが護送される間でしょう。」
アスキー「確かにそこが一番警備が手薄になりそうだが、それは敵も気づいているのでは?」
セルフィ「ナッシュ団長ってどんな手段で護送されるんですかね?」
マージ「そりゃ、もちろん馬車じゃないのか?」
ミツキ「じゃあ、立体機動装置を使えばチャンスはありそうですね。」
アスキー「もし、そこで失敗したら、あとは処刑台の上からの救出ということになるが。」
タンツァ「その時は処刑台を破壊してでも救出しなければならないでしょうね。」


ズシン…ズシン…


 その時、無数の大きな足音が近づいてきた。


ミツキ「ネオリベス!?」
アスキー「みんな、伏せろ!!」
マージ「な、なぜこんな場所に!?」
アスキー「しーっ!静かにしろ!」


ズシン…ズシン…


セルフィ「どうやら行ったみたいですね。」
タンツァ「ざっと見た感じ100体以上いましたよ。」
マージ「ここ、壁内だったよな?もしかして、どこか壁に穴があいたのか?」
ミツキ「アイツら、王都の方角へ歩いて行ってたけど。」
セルフィ「もし、王都でネオリベスが暴れたらどさくさに紛れてナッシュ団長を救出できないかな。」
タンツァ「もし、今のネオリベスがプロジェクトN絡みでなければね。」
ミツキ「そう言えば、前の方にいたネオリベスの顔、なんとなく誰かに似ていたような…。ダメだ思い出せない。」
アスキー「最悪、ネオリベスとの戦闘も頭に入れておかなくてはいけないだろうな。」


 参戦を決意したエヌ老師。一方、闇夜に動くネオリベスの大群。奴らはいったいどこからやってきたのか。ナッシュ公開処刑まであと13時間。


(つづく)


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Episode54が気になる方は明日の進撃の庶民を要チェック!!


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