監獄カレー | らおぱんと呼ばれて

監獄カレー

このブログで現在、検索ワードのトップは過去記事のタイトルでもある監獄バーなんです。

意外なことですが、どうも同じ名前のお店が日本にあるようですね、、。

恐らくそのお店に関する情報を探してこのブログをヒットさせた人は、見当違いな内容と鋭いネーミングのセンスに呆れ返ったことと思います。

以前の記事 は単に中国の家が、やたらと窓に鉄格子がついていて、まるで牢屋みたい。
ちょうどベランダの手すりが飲み屋のカウンターと同じようなので、その中から外を眺めて酒を飲むと、牢屋の中で酒を飲んでるみたいだから監獄バーだ、、という意味合いでした。

特に以前、訪ねてくれたお客さんから、"ジェイルみたいなところに住んでるな、、"と言われ、私も"悪いことする人が多いから牢屋が足りない、しょうがないからこっちでは自分から牢屋に入って身を護るんだ、、"と冗談を言ったと覚えています。

とは言っても、この鉄格子があるために火事で子供が窓から逃げられず、焼け死んでしまった、、なんて事件もあるようですから、必ずしも安全というわけではありません。

背後から迫る炎の恐怖に、鉄格子をつかんで泣き叫ぶ子供の姿なんて想像するだけで胸が締め付けられる思いがします、、。

最近の格子は写真に写ってるもののように、ステンレスのパイプで出来ているものが多く、鉄の角棒を溶接したものよりは簡単に曲げられそうです。ですから、非常時には大人の力でテコでも使えば、一人ぐらいすり抜けるようなスペースはすぐ作れそうな気がします。

さて、土曜日の晩はまたカレーを作りました。

今回は百夢多 カレーではなく香港で買った日本製のカレーです。

いつもは、洋食風なマッタリ味がする、こくまろを買うのですが、この暑さですからストレートなカレーの味を食べたくてS&Bのゴールデンカレーを買っておきました。

らおぱんと呼ばれて-ゴールデン

味も辛口。以前これの中辛を買ってわりと辛かったと憶えていますので、辛口なら辛さもばっちりさ、、と思ったのです。

このカレー、値段もその名の通りゴールデンで、こくまろよりHK$4ぐらい高かったですね、、別にいいですけど、、。

で、例によって最初から土曜の夜にカレーを作る予定だったわけではなく、陽が傾き始めた4時ごろ突然食べたくなりました。

それも昔のカレーのテレビCMを思い出しまして、それが妙に食欲を掻き立てたようです。

そのCMというのは西城秀樹の顔が、画面いっぱいに写しだされるトラウマになりそうなあのCMでは無く、千葉真一が海辺で夕日を顔に受けながらカレーにパクつく、品名は思い出せませんが、そんなCMが、、確かあったような、、。

そうとなれば夕陽が見える時間に食べたい。ちょうどキャンプに行ったような気分で、、と思い、5時ごろ重いお尻を上げて市場に材料を買いに行きました。

前日 に久しぶりの運動を楽しんだためか、我ながら驚くほど作業はテキパキと進みます。ジャガイモ、にんじんの皮むきから始め、6時前には煮込み始めて、6時半ごろには出来上がりました。

これなら十分夕陽に間に合います、もちろん夕陽が見えるところと言えば、例の格子があるところです。

お皿に盛って、格子の前に並べるとこんな感じになりました。

らおぱんと呼ばれて-監獄カレー

横のキュウリは何かって?いや、よくカレーの写真見ると小さいサラダが一緒に写ってたりするので、何か生野菜を並べたほうが見栄えがいいかと思ったのです。

冷蔵庫を探したら生で食べられる野菜なんてキュウリした無かったものですから、刻んでいると日が暮れちゃいますので真ん中から斜にぶった切って並べました。

そして夕陽をバックに写した写真です。

らおぱんと呼ばれて-夕陽とカレー

日が暮れるまで待ってたんじゃ無くて、上の写真と時間はほぼ同じです。カメラの設定を夕陽が写るように変えただけですから、、。
私も早く食べたいですからね、、夕陽を見ながら。

それにしても、格子をはさんで夕陽をバックに写るカレー、、なんか物悲しさが漂いますね、、。ちょっとCMのイメージとは違うような気がします。

そんなわけで、何とか夕陽を顔に受けながらカレーを食べることができました。それほど辛くなかったのですがヴィジュアル系の食を求める者としては、まあ満足できるシチュエーションでした。