好侍百夢多口加口厘
昨日の夜はカレーを作って食べました。
カレーはなぜか突発的に食べたくなるんですよね、、。
普段は香港のjuscoで買った日本製のカレールーを使うのですが、買い置きが切れてしまいました。ちなみに好きな銘柄はこくまろです。
数日後にはどうせ香港にいるので、ま、いいか、、と言う具合に我慢できればいいのですが、多分数日後は何か漠然とした別のものが食べたくなっているでしょう。カレーが食べたくなるのはわりと時間限定的な事のようです。
最も、何か明確なものが無性に食べたくなるというのは滅多に無いことです。
何か食べたいのだけど、一体何を食べたいのかで、いつも悩みますので、せっかくの機会を無駄にするのはもったいない。と言うことでスーパーにアレを買いに行くことにしました。
アレというのはコレです↓
中国の変化には本当に驚かされます。これは日本のハウス食品がこちらで生産、販売している、読んでその名の通り、百夢多、、いや、その上に日本語ありますね、ハウスバーモントカレーです。
好侍 = これはハウス食品のことですね、はおすって感じに聞こえるかと思います。
百夢多 = アメリカのバーモント州もこう書くのか知りませんが、発音は"ばいむんとお"って感じです。
口加口厘 = カレーのこと。かりって聞こえると思います。
実は以前、時々カレーを作って工場の職員に振る舞うことがありました。
あの当時はルーを香港で買ってくる以外方法が無かったのですが、好評で帰省するときに持って帰って家族に食べさせたいなんていう者もいたほどです。
それから十数年の時を経て、いまでは何と日本のカレールーがこっちで現地生産され、売っています。
まあ、問題は味の方なんですけどね、、。
日本のバーモントカレーと同じかって言うと違うと思います。曖昧な答えになるのは子供の時ぐらいしか食べなかったと思いますし、台所でどんなカレーを使っているかなんて興味なかったですから。
自分でルーを買うようになってからは、バーモントカレーは先ず買ったことがありません。やはり子供のカレーってイメージが強いので、、。 (西城秀樹のイメージも強烈なので、、)
とにかくこちらではコレしか選択肢が無いのでしょうがないですが、味は思いっきりローカライズされています。
特に八角の臭いと味がして、こちらの人の舌には合うかもしれませんけど、日本人の味覚にはちょっと抵抗があります。
商品名の下になんか書いてありますが、日本のは確かりんごとハチミツとろーりとろとろ、、とか書いてあったと思います。(ネットで画像を検索しました)
こちらのは、
"りんご、ハチミツ、香辛料 栄養に良い調味料"
となっていますので、りんごとハチミツの後ろに並んでるのが曲者のようです。
さすがにそのままつくると、八角の味を絶えながら食べることになるので、それなりにつくり方を工夫しています。
・先ずたまねぎはたっぷりのバターで炒める。
・野菜と肉を煮込んでいるときにコンソメの素を加える。
・そして極めつけはルーを溶いたあとにトマトケチャップを加える。オタマ一杯ぐらい。
これで八角の味はかなり押さえ込めます。色はそのままでは濃黄色なのですが、ケチャップの混入で少しオレンジ色になりますね。
ところでパッケージの完成写真ですが、グリンピースが乗っていますよね、、。
なんか昔のデパートの食堂に並んでた見本を思い出します。
そういえば学校の給食のカレーにも、グリーンピース入っていましたね、、。
昭和40年代後半~50年代の話ですけど、中国もあの頃の日本みたいに食の変化が進んでいるのでしょう。