外が薄暗くなってきた夕方、帰って来たタロウがばたばたとまたデジカメを持って出て行こうとした。
どうしたの?と訊くと
「犬が、おっきい犬がいるんだよ!」
と、写真だか動画を撮りに出たいという。
犬~!?
まさか、放し飼いのとか迷い犬じゃないでしょうね。
この辺の大抵の家には塀や柵が無いので、犬がふらふら歩いてることって結構あるのだ。
以前はピットブルが2頭も我が家やお隣の庭に毎日のように来ていて、
警察に連絡したこともあるくらい。
危ない犬じゃないでしょうね、と一緒に外に出てみると
「ほら、ほら、あそこ!あそこの、木のとこだよ!」
とタロウ。
薄ぼんやりした明るさなので見づらいが・・・・あ、ほんとだ、いるいる。ってあれは
鹿。
鹿じゃないのーー!2頭いるけど、どっちも鹿っ!犬じゃないっっ!
「ええ~?そうか、鹿かあ。」
大きさが違いすぎるでしょーが!
まさに黄昏(誰そ、彼)な話であった。
☆ ☆ ☆
残り物色々