続きです。
5大栄養素の3つ目
~~~「脂質」~~~
どんな油を摂るか…というのは、とても
とても とっっっても!!大事な事です。
脳のエネルギー源は糖質、と前のレポに書きましたが、
脳の60%は脂質で構成されています。
それに、私たちの体の細胞の「細胞膜」は、
リン脂質の二重層で構成されております。
私たちが日々、どんな「油」を摂取するのか
そのことによって、どんな細胞膜が作られるのか、が決まると言っても良いかも。
良質な油をとっても、悪質な油(トランスファット)をとっても、とにかく「摂取した油」を材料にして、その人の細胞膜も作られてしまいますからね。
細胞膜は、ありとあらゆる情報を伝達しているとても大事なモノです。
体の中に入れて良いもの、入れてはならないもの、排泄すべきもの…
細胞膜が通過させたりブロックしたりしています。
細胞膜は、細胞間のコミュニケーションを担っているのです。
細胞膜は、強度と柔軟性を保っていなければいけません。
固すぎたり、ドロドロ過ぎてはいけません。
トランス脂肪酸は、摂らないに越したことはありません。
要らないモノです。
ニューヨーク州では、トランス脂肪酸が撤廃されました。
(※たしか、ニューヨークはマクドナルドでもトランス脂肪酸を使えてないハズです)
(※トランス脂肪酸は、マーガリン、ショートニングに大量に含まれていまーす…
せめて、マーガリンを買うんじゃなく、バターを買いましょうね。
まぁ、はい、私もご多分に漏れず、摂っておりますがね…。
市販のクッキーやら菓子パンやら。
あ、インスタント食品やらにもトランス脂肪酸は入ってますね…。
とほ~~。と、はい。食生活、劣等生でする。
まぁ、出来る範囲で、少しずつ…)
トランス脂肪酸は、代謝するのに大量のビタミン・ミネラルを消費し
もし体内で利用されると、他の脂肪酸の働きを阻害したり、活性酸素を発生したりの悪影響を及ぼします。
細胞膜の脂質にトランス脂肪酸が使用されていると、正常に情報を伝達できず、様々な病気の一因になります。
それから、脳の60%は脂質 と ↑に書きましたが
今のところ、人間の脳は胎児期に盛んに細胞分裂を繰り返し、生後1年で80%、3歳までにほぼ100%の神経回路が完成する、と言われています。
なので、胎児から幼児期にかけての脳の栄養状態が、知能や人格形成の一端を担っているとも言えます。
妊婦さんがマーガリンやショートニングを使ったお菓子やパンを食べるという事は、タバコの害と同じように 気を付けなければならない事かもしれません。
「細胞膜の酸化」
活性酸素の影響を真っ先に受けるのが細胞膜です。
細胞膜の酸化は、出来るだけ防ぎたい事です。
修復が間に合わないくらいにDNAが傷ついてしまえば、老化やがん化につながります。
細胞膜の酸化を防ぐには、良質の油を摂るとともに、
抗酸化物質(カロテノイド群・ポリフェノール群、ビタミンA、C、Eなど)をたっぷりと摂ること、
活性酸素を除去する酵素のモトとなる 亜鉛やセレン、
酵素合成にかかわるマグネシウムもしっかり接種することが必要です。
*調理には、ω9の酸化に強いオリーブ油や菜種油を
*生食には、ω3のエゴマ油、亜麻仁油、チアシードオイル
*ω6、飽和脂肪酸は、少量は必要だが、普通に暮らしていたら摂り過ぎ傾向にあるので、摂り過ぎ注意
*トランス脂肪酸は、ゼロにする努力を
(多分ゼロには出来ないが、ゼロにする努力を)
*ビタミン、ミネラル、抗酸化物質をしっかり摂る
*特に妊婦、乳幼児は徹底して気を付ける
ええーと 長い…
まだまだ続きます~~(^^;)