セミナーレポの続きです~。
さて。5大栄養素の2つ目。
「タンパク質」
タンパク質は、人間の体(組織や器官)を作っている材料です。
たった20個のアミノ酸から、人間の体は出来ています。
20個のアミノ酸のうち、自分で合成出来ないアミノ酸を、必須アミノ酸、と言います。
必須アミノ酸は、食事などからの接種が必要です。
(スレオニン、フェニルアラニン、ヒスチジン、バリン、トリプトファン、ロイシン、リジン、イソロイシン、メチオニン の9種類が「必須アミノ酸」です。)
タンパク質は、血液や筋肉などの体を作る主要な成分であるとともに、酵素やホルモンなどの生命維持に欠かせない多くの成分になります。
エネルギー源としても使われることもあります。
また、脳の神経伝達物質の元にもなります。
ちなみに、よくコンビニで売ってる食品の組成で
「アミノ酸等」と書いてあるのがありますが、
このアミノ酸は、添加物で、人間の体を組成するアミノ酸とは全くの別物。
化学構造式違います。
騙されないように。
どんなタンパク質を摂っても、全て分解されてアミノ酸になります。
昔は、大豆タンパク質は、牛乳や卵など動物性タンパク質と比べて、質的に劣る、ど言われてきましたが
1985年、側定量法の進展などにより、大きく見直されました。
必須アミノ酸の含有量を測定してみると、大豆タンパクは、カゼイン(牛乳)や卵白と同レベルで、
牛肉などよりも、優れたタンパク源である事がわかってきました。
動物性タンパク質は、アミノ酸に分解されるまでに時間がかかります。
タンパク質は 体を作る(あるいはエネルギーの)「材料」 です。
ビタミン、ミネラル は 体を組み立てるために(あるいはエネルギーを生み出すために)必要な 「工具」 です。
タンパク質がなければ、体を作ることが出来ません。
ビタミン、ミネラルがなければ、体を作る「反応」をうまく回す事が出来ません。
現代人はビタミン、ミネラルが足りてない状態なので、材料だけが過剰。
そういう「材料だけが過剰」という状態で作られた体は、
ゴミだらけの作業所(材料過多)で、さび付いた工具(ビタミン、ミネラル不足)で、無理やり体を作っているようなモノです。
そのような状態で作られたモノは、質が悪く、本来の役割を十分に果たす事が出来ません。
ちなみに、日本人は欧米人より腸が長いです。その分、動物性蛋白質を摂ると、腸内の腐敗が起こりやすいのです。
動物性タンパク質を摂りすぎると・・・
*アミノ酸に分解されるまでに時間がかかる
*腸内で腐敗し、毒素や活性酸素を発生する
*腸の左側にたまりやすく、そこに炎症を起こす
*過剰なアミノ酸の処理により、肝臓腎臓を酷使してしまう
*Caが欠乏する
*取りすぎて細胞内に失敗作がたまる
豆類は、一緒に食物繊維も摂れるので、腸内での腐敗は怒りにくくなります。
タンパク質を摂る時に注意すべきこと
☆動物性よりも植物性のタンパク質を摂る
☆消化を助ける食材を一緒に摂る
(魚に大根おろし、生ハムにメロンなど)
☆毒消し作用のあるハーブやスパイスを活用する
(しそ、山椒、本わさび、しょうが、唐辛子など)
☆毒を抱き込んで排泄してくれる食物繊維をたっぷり含むものを食べる
(根菜類、きのこ、海藻)
☆ゆっくりよく噛んで食べる
(消化酵素をたっぷり出すため&毒消しのため)
☆量を摂りすぎない
またしても長くなったので…
「脂質編」は次へ!!