関東甲信越地方も梅雨入り。
草木の緑も深まり、
ログハウスのまわりも、大きくなった木々の葉で覆われるようになりました。
湿気をたっぷり含んだこの季節は、
鼻の粘膜を潤し、嗅覚を刺激します。
濡れた樹木の匂い
土の匂い
どこかで咲いている花の甘い香
ヒンヤリとした朝の空気のなか、
葉っぱに溜まった雨粒がパラパラパラと落ちる音と一緒に、
数日前から聞えているカッコウの声
「梅雨の季節、ここで過ごせたらいいのになぁ~」
雨の降る日にログハウスにいらしていたお客様。
「雨がこんなに気持ちがよいなんて・・・」と、何度もなんども。
土用があけ、立夏を迎えて暦のうえで「夏」となった頃から
ログハウスサロンには、ひとりで静かに過ごされる方が続きました。
「少し音のない場所でゆっくりしたくて」
「もっと自分らしく生きたいのだけれど」
「なんとなく心がザワザワしていて・・・」
誰だって、いつだって本当の自分を生きたい。
もちろん私自身も。
ログハウスサロンで答えを出すことはできないのだけれど、
日常の音から少し離れてみることで、
見えてきたり、気づいたりすることがあるのかもしれません。
セッションが終わってから、どこに行くでもなく
ログハウスのテラスでただ静かに過ごされていたお客様。
風に揺れる木々の葉と
葉擦れの音のなかで、どんなことを感じていらしたのでしょうか。
今月21日は『夏至』
陰の気が極まった『冬至』から、早くも半年が経とうとしています。
秋に迎える大きな扉を前に、
今はちょっと立ち止まって、自分の進みたい方向を確認する時なのかもしれませんね。