ペットフード安全法施行 | 自然の力はプライスレス

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以前は共同通信発のニュースで、ペットフードの相談急増と出ていたが、今日の日経新聞の朝刊ではもっと詳しくデーターが書かれていた。

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ペットフード 相談急増
「愛犬の具合悪くなった」5年で613件 安全法きょう施行

「飼い犬に食べさせたら具合が悪くなった」などと、ペットフードの安全性や品質を巡る苦情や相談が2004年度から5年間で、国民生活センターに計613件寄せられたことが分かった。07年に米国で発覚した添加物混入による多数の中毒死を機に急増。成分などを規定したペットフード安全法の6月1日施行を迎え、同センターは飼い主側にも注意を呼びかけている。

 東京都の40代の女性の飼い猫3匹は07年9月、キャットフードを食べた直後に嘔吐を始め、獣医の診察を受けたが1匹が死んだ。兵庫県の30代の女性の飼い犬2匹は同年4月、ペットフードを食べた直後などに下痢と血便の症状が相次いで起き、動物病院で検査を受けたが原因が特定できなかった。
 国民生活センターにはペットフードの安全や品質を巡るこうした相談が相次いでいる。件数は04~06年度は年60~70件程度だったが、07年度に201件、08年度に213件と急増した。
 5年間の相談計613件のうち、犬・猫用に関する相談が約9割の552件を占める。犬・猫用の内訳をみると219件が嘔吐や下痢、けいれんなどの「具合が悪くなった」との相談で、32件の計62匹が死んだという。「品質不良」が計203件、「安全性への不安」が計113件だった。

 米国では07年度、有害物質のメラミンを添加した中国産原料を使ったペットフードによる多数の中毒死が発覚。日本国内でもこれを機に法整備が進んだ。
 ただし同センターに寄せられた相談には、ペットの体調不良とペットフード摂取との因果関係が明らかでないものもあるという。
 同センターによると、犬や猫にはネギ類を食べると血液中の赤血球が壊れて健康被害を引き起こすなど体質の特徴があるうえ、猫は幼少時に口にしたものしか食べない性質もある。こうした特性を知らずに与えた食物が体調不良につながることも考えられるという。
 同センターは「ペットの生物的特徴や体質をよく把握し、ペットフードが原因と思ったときでも、まずかかりつけの獣医師に診てもらってほしい。販売店やメーカーの対応に困った時などは消費者センターに相談を」と呼びかけている。

○犬・猫用ペットフードの相談件数(2004年~08年度、国民生活センターまとめ)
①ペットの具合が悪くなった
 体調不良(死亡や嘔吐、下痢、けいれんなど) 204件
 消化やそしゃく不良              15件
②品質不良
 薬物混入                  121件
 腐敗、変質、カビ               82件
③安全性への不安
 品質不安(添加物、原産国、色、においなど)  70件
 表示(改ざん、表示方法)           26件
 賞味期限                   17件
④その他                    17件

(2009年6月1日 日経新聞)