【38回猫】解体新書~アントニオ・カンドレーヴァAntonio Candreva編 | 【サッカー】ビアンコ猫のダメ人間妖精所【ユベントス】

【サッカー】ビアンコ猫のダメ人間妖精所【ユベントス】

ユベントスとフットボール・サッカーについて、理屈バカがつらつらと書き綴るブログ。
毒がもれる舌はご愛嬌(笑)

得が決まったので、いよいよ書かなきゃいけなくなりましたね(汗)
べっ、別に今まで延ばし延ばしにしてたわけじゃないんだからね!
と、書いたまま早2ヶ月(爆)

Antonio Candreva /Juventus in

アントニオ・カンドレーヴァ
(Antonio Candreva,1987年2月28日- )


【プレイヤースタイル分類】
盤がダイヤモンドなら全てのポジションをこなす万能型。
でもそこに入るレジスタやトップ下よりはサイドに入るのがベストに思います。
その意味ではピルロに近いと言われるけど、セードルフにより近い印象。
もちろん「現時点での」スケールでは数段劣りますが。
(好不調の波はあるけど、好調時のセードルフはある意味パーフェクトなフットボーラーだとの認識)


た、もともとはガットゥーゾ型のファイターらしく、リッピ曰く「ペロッタのような選手」。
なるほど、インコントリスタとしてキャリアを始めながらトップ下へポジションを上げた点、足元のスキル、運動量など類似点も多い。
何より、その戦術的インテリジェンスが素晴らしい。


人的にインテリジェンスとともに評価しているのがミドルシュートの距離と精度。
ヂエゴともども、セリエではあまり見られないミドルシュートを備えているのは大きい。
しかしセリエでミドルシュートが少ないのは何でだろ?
プレミアリーグを見ていると思います。
もしかしてピッチの状態かな?
リーガでも打たない選手は打たないから関係ないか(苦笑)


々節(25節ボローニャ戦)には移籍後初ゴールも決め、確実にフィットして来ているよーです。



【Antonio Candreva】

【ユーベ視点のデメリットとメリット】
「万能型」とは良く言えば「何でもできる」ってことだけど、悪く言えば「何も出来ない」ってこと。
今のユーベにとってはネガティブな意味合いが強いのは事実。
中盤のディフェンスを安定させたいのに、現状ではディフェンスラインをプロテクトするタイプの選手がいない。
対して、カンドレーバはこの役割に合っているとは言いがたい。
シッソコにしてもフェリペ・メロにしてもボールハンターではあっても「プロテクトする」という意味では最適ではない。
彼らの売りはダイナミズムであって、危機察知能力ではないと思います。
更に言えば、2ボランチをマルキジオと組んだ場合に守備が心許なく感じます。


はいえ、中盤がダイヤモンドとなればメリットが大きいのも確か。
ダイヤモンド型の中盤を「こなせる」人材がレアな現代フットボールにおいて、「万能型」は大きなメリット。
機動力が売りのメロにシッソコ、アンカー起用は勇気の要るマルキジオ、これにカモラネージやサリハミジッチまで加えると十分な頭数が揃います。
まぁ、相変わらずアンカーは固定できなくなりますが、レジスタとして起用できるなら解決の糸口に。
チームバランスをポゼッション側に振り、両サイドの守備力を鑑みればバランスは取りやすくなります。


れもこれも中盤がダイヤモンド、もしくはそれに準じる3センターの話。
2センターでどーなるか。
拙者としては最も気になるポイント。

Antonio Candreva /Azzurri

【今後の展望】
在は買い取りオプション付きのレンタル移籍。
行使すれば、所有権の半分を750万ユーロで獲得できるらしいです。
ってことは完全買取には1500万ユーロ以上。
これは迷うところですね。


ルキジオ、シッソコ、フェリペ・メロ、ポウルセン、カモラネージ、サリハミジッチ、マッローネ(チアゴ、エクダル、アルミロン)。
3センター換算でも10人はさすがに多すぎる。
2センターなら若手を含めて、5人もいれば十分すぎる。
これでは放出ミッションの出来が影響を及ぼしても不思議ではない。


状では2センターならおそらくはトップ下。
ジョビンコが。。。
やっぱり来季の構想が全く未定のままじゃプランを打ち出しにくいわぁ。。。




でわでわByeByePOOヽ(`▽´)/