戦場（？）のメリークリスマス。

　どうも！！ホンジュラス時間では昨日がクリスマスイヴでした！！（時差は日本より１５時間遅れ）

　僕はクリスチャンではないので正直あまりクリスマスは興味ないですが、国民の９割がカトリック教徒でキリストの存在を本気で信じているホンジュラス国民にとっては、とてもとても重要な行事。※詳しくは！→【日本崩壊！？ 】

　２００８年に北京五輪で知り合ったホンジュラスの国会議員「万里男」 ことWenceslao Lara （上の写真）に実家に招待され、彼の家族たちと共にクリスマスイヴを過ごしました。ちなみに彼の弟のMarlon Lara もホンジュラスでは知らない人がいないくらい有名な国会議員（彼もこの日、来ていました）。「政治家兄弟」なのですが、実は万里男は先日行われた選挙に８年ぶりに落選してしまい、来年１月の任期満了をもって国会議員の座を退く事となってしまいました。残念…（弟は今回も当選し国会議員を続けます）。ただ万里男、「今度はサン・ペドロ・スーラの市長選に立候補する」と意欲を見せていました。応援するぞ！！

　ところで上の写真を見てお気付きな方もいらっしゃるかもしれませんが、僕…再び痩せコケてしまっています…。シーズンが終了してからここまでの１ヶ月間は食生活が全く安定しておらず、まともな食事を食べれない日々…。非常に過酷な時を過ごしています。「無所属」は辛いよ…。しかし、ここを乗り越えた先に「夢実現」があるのです！！


※万里男の家のクリスマスイヴパーティーで出てきたチキン。久々のまともな食事！！（笑）感動！！





※この日は万里男の娘の２０歳の誕生日でもありました。娘は自ら、自身が好きなフランスをテーマにこのケーキを作りました。上手い！！





　現在、万里男には本当に助けられています。家がない僕のために「最近、新しい家に引っ越したから、俺が以前まで住んでいた家を使って良いよ。今は誰も使っていないから」と言われ、何と家を丸ごと貸してもらっています！！感謝…（涙）。とは言っても無料では悪いので、向こうは「大丈夫だ！気にするな！」と言っていましたが、感謝の気持ちを込めて若干のお金を万里男に払っています。

　今回、ホンジュラスに来てからずっと「家がない 」生活を余儀なくされており、改めて日本で「帰れる場所（実家・故郷）がある」事がいかに幸せで恵まれていたかを、今、しみじみと感じています…。「帰れる場所がある」というのは、決して当たり前ではないんです。


※これが万里男から貸してもらっている家です。２階建ての豪邸です。日本では２階建ての家も珍しくありませんが、貧しい国ホンジュラスで２階建ての家に住めるのは本当にごく一部のお金持ちだけです。この大きな家に１人で住んでいます。たくさん部屋はありますが、使っているのは１部屋だけです。万里男、本当にありがとう…（涙）。




　ところで今日のタイトル「戦場（？）の…」ですが、なぜ「戦場」なのかと言うと、今現在、僕が住んでいるのが「世界一治安が悪い」事で有名な、あの「サン・ペドロ・スーラ」…。クリスマスの時期はお金の動きが活発な事を泥棒や強盗もよく知っているらしく、特に危険らしい…。中心街にはトラック数台分のおびただしい数の武装警備隊が配置されており、その居様な光景は本当にさながら「戦場」（写真がないのが残念です。てか、危なくて写真なんて撮れませんでした）。この光景を見て、いかにホンジュラスが危険な国かを改めて再認識させられました。外を歩く時は昼夜を問わずいつも本当に怖いです…。「ホンジュラスに居た事がある」というあの有名な戦場カメラマンの奥さんも、ホンジュラスの事を「戦場」と言っていたらしいですしね…。※詳しくは！→【「豊か」な、日本になって欲しい 】


※街の武装警備隊の写真が撮れなかったので代わりに試合の時にスタジアムで撮った武装警備隊の写真を。このような銃を持った武装警備隊が、中心街に限らずサン・ペドロ・スーラの至る所に配置されています。まるで軍隊です。ちなみに、クリスマスが泥棒や強盗にとって「チャンス」なら、守る側の警備隊にとってもビジネスチャンスのようで、街で警備隊がビラを配りながら「今なら安いよ警備隊！」というキャンペーンを行っていました。こんなビジネスが成り立つくらい危険な国…それがホンジュラス…。





　ホンジュラスのクリスマスは日本の年末の年越しのように、深夜０時までみんなで夕食を食べながら起きていて、０時を迎えると「おめでとう！」と言って全員で抱き合い祝福します。

　３年前の２０１０年に僕は当時のホンジュラス大統領ロベルト・ミチェレッティと大統領官邸でジーパンにスニーカーという恥ずかしい格好で対面しましたが（笑）、それを実現させてくれたのも、この万里男です。※詳しくは！→【日本人「最初で最後」。大統領ロベルト・ミチェレッティと対面 】

　万里男にはその他にも、本当にたくさんお世話になっています。彼の支えがなければ今の自分はありません。こういう人たちの支えのおかげで、厳しい状況下にも関わらず僕は夢実現に向けて元気に今を生きる事ができているのです。Muchas gracias Wenceslao Lara！！

　今は再び「無所属」になってしまいましたが（その経緯はまた詳しく書きます）、こうして僕を支えてくれている人たちに少しでも恩返しできるよう、今後も夢を実現させていきます！！











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