また、本来どうあるべきなのか
という答えを自分に問いただす事なのです
まぁ、これをもっとリアルな話で言うと・・・要は『作品を売る』という事についてなのですよね(・_・;)
『プロのアーティスト』として生きて行こうとするならば、少なからず『作品を売る事』も考えなければならない重要な仕事の一つです。しかし、それと同時に決して忘れてはならない大事な事があります。それは
『作品を売る』というのは『単に作ったものを売る』という事ではなく、その作品に込めた『思い』や『魂』を売るという事。その純粋で真っ直ぐな思いに対して『お金』を頂戴し『作品』という形で『魂』をお渡しして行く事。ここを取り間違えて『単に作ったものを売る』というビジネス目線だけで作った作品には何の魂も宿らないという事。
なのです。
実は今回のこのYおばさんのボブくんの修正作業↓↓↓
を自ら志願させて頂いたのは、昨日の『見せログ』でアップした通り、先日Yおばさん宅にお邪魔して久しぶりにボブくんを見た時、作品の形態がどうのこうのという問題ではなく、正直自分でもビックリするくらいに作品に『魂が入っていない』という事に気付いてしまったからなのですよね
そしてそれと同時に『プロの仕事』として、こんな魂の入っていない抜け殻のような作品をそれなりの高値な価格で販売する形を取ってしまっている事に恥ずかしさと情けなさを強く覚えてしまったのです。。。
そんな訳で自分の作品販売に対する考え方に一つの答えと結論を出すまでの間、一旦公式サイト上での『立体作品の販売』を中止(CTA写シールも)していたのです。(※セロ版画は数年前から販売しており、一応販売実績もありそれなりに好評を頂いているので現在すでに販売を再開しています。)
まぁ、このような事に至った経緯はいろいろあって、昨年末に予想外のタイミングで突如業務上の大ピンチに陥ってしまった事や、丁度その時タイムリーにある老舗百貨店さまとの間での作品販売の仕事の話が動き出していた事や、その他諸々の『ビジネス』の話が動き出して居た事等が重なり、例え一瞬であったとしても、その時僕の気持ちがブレにブレてしまっていたという事ですね(・_・;)
大抵こういう時に人は自分に与えられた『運命の道』を踏み間違えて行ってしまうものなのです・・・。
幸い僕はこのようにいつもギリギリのところで気付かせて頂いていますがσ(^_^;)
とにかく『作品を売る事』だけに目を向けると、どうしても『原価と利益』という事を考えなければならず、もともとそれ程安価には出せない一点もののアート作品であったとしても、自分の活動や作品への社会評価を加味してこのくらいならば売れるであろう(っと言うよりこの金額でないとビジネスにならない)というラインで業者さまとの間で価格設定をしなければならない訳ですよね。そしてその価格ラインに合わせて行くには当然少しでも作品のサイズをかなり小さくし、その上で更に『制作に掛けられる日数』を大幅に削減する事しかコストカットをする方法がなくなってしまい、結果的に大きな無理と矛盾が生じて来てしまうという訳なのですよ(・_・;)
また更に業者さまとの間で『作品販売のビジネス』を行っていく上で厳しい条件となって来るのが、勿論仲介手数料(マージン)が作品の本来の価格に大きく上乗せされるという事もありますが、それ以上にキツイのがどうしても『最低でも一点ずつは在庫を用意出来る事』が条件となって来る事なのですね~。(;°皿°)↓↓↓
そもそも『希少価値の高い一点ものの作品』と言っているのに、在庫を用意してくれと言われても無理があるってもんでしょ~(°Д°;≡°Д°;)
とにかくそんなこんなで、今の状況に限らず『作品販売』はこれまで長年ず~~~っと悩んで来て、その都度業者さまや画廊との間でしこりを残して来た『永遠のテーマ』ですが、この度ついに自分で一つの結論と決断を導き出しました
ここから話す事は僕も当然ある程度のリスクを背負う覚悟で発言するのですが、僕はやはり例えどんなに『不器用な生き方だ』と言われたとしても、純粋に作品に魂を込めて制作する『アーティスト』であり続けたいのです。↓↓↓
だからと言って勿論僕も自分や家族の人生に対する責任等、いろいろなものを背負ってアート活動を行っているためキレイ事ばかりは言っていられないので、当然ある程度は自分なりの考えと手法で『作品を売って行く事』は考えますが、あくまで僕のこのアーティストとしての考え方や生き方を深くご理解頂ける方にだけ、それこそ相当に日数を待ってでも、また当然そんなに安価には作れませんがそれでもどうしても欲しいと思って下さる熱烈なセロファンの方にだけ『完全受注生産』という形で、魂と真心を込めた作品を販売して行く形を取って行きたいと思います
勿論僕のこの『完全受注生産』という考え方にご理解を頂ける業者さまがあるならば当然ビジネスのお話を進めさせて頂きますが、僕がアーティストとして一番大事にしている『魂』に通じる部分を崩さないと成立しないようなビジネスの話になるならば、例え先方様がどんなに大きな企業さまであろうとも、また例えどんなに喉から手が出るくらい魅力的なビジネスの話であろうとも、僕は自分の考えと生き方を貫き通す決断をさせてもらいますよ。
これが僕の決してブレてはいけない大事な『アーティスト魂』であり、『自分らしく生きる』という事なので・・・。
とにかく今回はたまたま親戚のYおばさんの作品だったので、またギリギリのところで救われましたが、今後は二度とこのような事が起きないように、常に『納得の行く最高の作品』をお届け出来る体制を整えて参りたいと思います。
・・・って事でコチラはブログとは違い、あまり頻繁には更新していませんがたまにチェックして下さいね~
※今後新体制で順次『販売用作品』を復活させて行く予定です!!
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やっぱり猪木かぁ~~