まつやまひろしの“抜けないトンネル”第80回 | ゲーム制作会社 サイバーコネクトツー 松山洋の「絶望禁止」ブログ

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福岡に本社を置くゲーム制作会社 サイバーコネクトツー 代表取締役 松山洋の公式ブログです。
定期的に最新の“思っていること”や弊社で刊行した書籍に掲載したコラムのアーカイブを掲載していきます。

電撃マオウ2012年7月号コラムより


▼これまでの「抜けないトンネル」コラムアーカイブ
http://ameblo.jp/cc2-piroshi/themeentrylist-10075270773.html


■第80回“2025年12月27日 午後5時27分 
カリフォルニア州 ヨセミテ渓谷”


2002年に産声をあげたプロジェクト『.hack』

あれから丁度10年。(※2012年当時)
我ながら10年間愛される作品を作れるなんて
当時は思ってもいませんでした。

ただただ我武者羅に、企画して、シナリオの素案を描いて、
仲間たちと共にシステムを作り、たくさんの外の仲間とも力を合わせて。

それはゲームソフトだけに止まらず。
TVアニメ・小説・コミック・ラジオ……と、
様々なメディアで同時多発展開がなされました。

あれから10年。(※2012年当時)

今、そのプロジェクトはクライマックスを迎えようとしています。
『ドットハック セカイの向こうに+Versus Hybrid Pack』
6月28日に発売されます。(※2012年当時)

2012年1月から全国の劇場で公開された
劇場用3Dアニメーション『ドットハック セカイの向こうに』

本編そのものは2024年が舞台設定となっており、
情緒ある柳川の街で中学生が一本のゲームソフト
「THE WORLD」をプレイしてトラブルに巻きこまれる冒険譚で青春群像。

劇場で鑑賞いただいた多くのお客様から多大なる評価をいただきました。
そんな劇場本編に『.hack//Versus』というゲームソフトが
あわせて収録されています。


こちらはブルーレイディスクをプレイステーション3で立ち上げると
遊べるようになっています。(だからハイブリッドなんですね。)

このゲームソフトは劇場本編の1年後・2025年が舞台となった
“その後の物語”になっています。

歴代の主人公達を操作して闘う“対戦アクション”です。
しかも、劇場映画と同じく“立体視”に対応したゲームソフトです。

我々ゲームクリエイターが長年、
研究してきた“立体視”技術が全て詰まっています。

快適に遊べますよ。

で、それだけじゃなく。

なんとこのゲーム本編なのですが、ストーリーがあります。
勝ち進んでいくと物語が進行します。
そしてたどり着いた先には、一本の動画ファイルが。

そう、それこそが今まで展開してきた
プロジェクト『.hack』の“結末”なのです。

その名も“タナトスレポート”

これは完全新作のアニメーションで描かれています。

わかりました?
この商品は“映画+ゲーム+アニメ”という
今までの『.hack』プロジェクトの集大成的なスタイルをもった
タイトルでもあるワケです。

超・豪華仕様です。

ちなみにゲーム本編の“対戦アクション”
オンラインプレイも可能です。

それぞれのキャラクターの個性を存分に楽しめるシステムで
全国のプレイヤーと長く競い合える仕様になっています。

もちろん初心者だって安心の救済システムも準備してあります。
“ユーザーに優しい会社”サイバーコネクトツーですからね。

さあて、いよいよプロジェクト『.hack』クライマックスです!!
みなさん、お見逃しなく!!

ドコドンッ!!

【ひろしの今月の逸品】

今回、完全に宣伝になってますが(笑)。
もうちょっとだけ
『ドットハック セカイの向こうに+Versus Hybrid Pack』
のお話を。

本作はふたつの商品で発売となります。
“通常版”とは別に『THE WORLD エディション』という
“初回限定生産版”があります。

この初回限定生産版にはブルーレイソフトとは別に、
「ミニサイズ劇場パンフレット(これは通常版にも付いてきます)」、
「ジャケットサイズポスター集(25枚セット)」、
「劇場版絵コンテ集」、「オールカラー48ページ設定資料集」、
そして我々が4年という制作期間の中で生みだしてきた
パイロット映像など数多くの秘蔵映像を収録した
特典DVD「.hack//Extension Disc」、
これら全てが細川誠一郎描きおこしの「特製収納BOX」に
入っているのです。

これまた非常に豪華な仕様です。
数量に限りがありますので、早めの予約をオススメします。

プロジェクトのはじまりから10年たって、
感慨深いものもありますが。

はじまりがあれば終わりもあります。

自分たちで“はじめた”のですから
自分たちでちゃんとクライマックスを作って
“終わる”べきだと思います。

さあ、“最後の闘い”の幕があがります。

電撃マオウ2012年7月号コラムより


▼これまでの「抜けないトンネル」コラムアーカイブ
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