ゲーム制作会社 サイバーコネクトツー 松山洋の「絶望禁止」ブログ

福岡に本社を置くゲーム制作会社 サイバーコネクトツー 代表取締役 松山洋の公式ブログです。
定期的に最新の“思っていること”や弊社で刊行した書籍に掲載したコラムのアーカイブを掲載していきます。



松山洋新書・2015年10月22日より好評発売中!
『熱狂する現場の作り方 サイバーコネクトツー流ゲームクリエイター超十則』

その異常とも言える働きぶりも相まって、業界内外から注目を集める福岡のゲーム開発会社サイバーコネクトツー。関係企業に「サイバーさんはめんどくさい」とまで言われてしまう妥協なき開発姿勢の源泉はなんなのか。同社が見出した「成功の方程式」とは? 希代の経営者でありゲームクリエイターである著者が明かす、「熱狂する」現場と、「熱狂させる」ゲームの作り方。




テーマ:


盛況でしたねー!東京ゲームショウ2016!


また、過去最高の来場者!


VR含めて大いに盛り上がるのは非常に嬉しいことです。



いや、本当に、嬉しいこと。


の。


はずなのですが。



……なんでもいいってわけじゃない。


今回は、そんなお話。






私自身も今回の東京ゲームショウはビジネスデイ含めて計4日間
ずっと会場にいて、いっぱいお仕事してたわけですが。


いや、今回だけじゃなくて。


ここ数年の東京ゲームショウを振り返ってみても。


年々エスカレートしてきているように感じるので。


どうしてもここでひとつ。


ゲーム業界の皆々様にお伝えしたいことがありまして。



あのー。



そろそろ。



“キャバクラゲームショウ”やめませんか?



(今回もそうでしたが)ここ数年、色んなメーカーブースを
回ると常に大盛況!それはいい。それ自体は実に喜ばしいこと。


けどね。



“なんか通路をふさぐほど人だかりができてるなー。”



って、思って近づいてみると。


みんなブースのコンパニオンさんを撮影してる。



いや、もちろんね。ブースの“彩り”なんでしょう?


わかってますよ?


そんなことは。



けどさ。


元々はきっと各メーカー、各タイトルの世界観なんかを
表現したコスプレ衣装などで、着飾ったモデルさんや
コンパニオンさんの力を借りて、ブースの盛り上げや
雰囲気作りの為にやっていたと思うんですよ。


ゲームの世界観にあった、コスプレ衣装などが非常に
豪華で。もちろんその会場のその日じゃないと、二度と
見れないものかもしれない。


だから、写真に収めよう。



たぶん、最初はそんな感じだったんじゃないかと思うんです。



けど、最近って。


それ(ブースでコスプレ衣装)はそれでやっているとは
思うんですけど。



それとは別に、というか“それ以上に”各メーカーの
コンパニオンさんの衣装、露出が高すぎません?



いや、ほんとに一部の方から“野暮なこと言うな”という
声が聞こえてきますが(笑)。



言わせて下さいよ。


ゲーム業界のひとりの人間として。



“いつからゲームショウは露出の高いコンパニオンさんで
人を集めるようになったんですか?”



“我々が作っているのはゲームソフトで、その発売前の最新作
を入場料を払ってまで来場してくれるお客さまにお披露目する
場所だったんじゃないんですか?”



“我々が作るゲームソフトはそんなにも頼りないですか?
ゲーム以外の目的を作らないと人に注目してもらうことが
できないんですか?”




もちろん、出展されている全てのメーカーブースのコンパニオン
さんの露出が高いとはいいませんよ。


そればっかりじゃないブースもたくさんあります。


けど、ここ数年、多くの大きいメーカーブース、エスカレート
してませんか?


毎年、開催中に“TGS本日の各メーカーの美女写真まとめ”
みたいな記事もあがりますよね。


私はわざわざ見ないですが。


増えてません?



そういう記事も。



たぶん、結局、そういう記事がたくさんの人に喜ばれるから
書かれるんだと思いますが。


ゲームショウですよ?


ゲームの最新情報やゲームのニュースで盛り上がってほしく
ないですか?




通路が通れなくなるほど人で溢れかえって、盛り上がるのは

非常に嬉しいことですが。通路が通れなくなる大半の理由が
みんな“コンパニオンさんの写真を撮ってるから”って
悲しくないですか?






実は、この意見は以前からずっとあって、過去に何度か
同じゲーム業界の仲間たちが集まる飲み会なんかでも
口にしてきたことでもあるのですが。


そこに集まるメンバーが大半“それを決める立場に無い人たち”
であって、“モノを作る人たち”ですので。



“あー、確かになー。”


“けど、ぴろし、それどっかで言うとまた『上の人間』から
睨まれるぞ。”


“余計なこと言うなって。”



みたいな会話でいつも終わっていました。



東京ゲームショウ2016そのものは過去最大の盛り上がり
でしたし、非常に良かったので。極力、水を差すような
ことは言いたくないし、業界全体がもっと発展できる
ように努めていきたいと私自身、心からそう思っています。


だから、こそ。



東京ゲームショウ2016が終わったこのタイミングで。



“悪役”をやらせていただきます。



“キャバクラゲームショウやめようぜー。”


“露出の高い美女でお客様を釣るのはやめようぜー。”


“だから子供たちの来場が減るんだよー。”


“だから会場がおっさんばっかになるんだよー。”



TGS2016



誤解が無いように。お伝えしておきますが。実際に
ブースに立たれているプロのコンパニオンさんには
何の敵視も悪意も偏見もありません。美しさも姿も
プロポーションも立ち姿ひとつとっても、その道の
プロとして尊敬すらしております。
今回、私が伝えたい相手はコンパニオンさん達では
なくて。各メーカーのブースを作っている人たちや
各社の偉い人たちに対してです。



株式会社サイバーコネクトツー
代表取締役社長 松山 洋

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